学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

"経験”という名の先生

2021-08-27 16:43:53 | 日記
 全国高校野球選手権準々決勝2日目の昨日、サヨナラ勝ちで勝利を手にした学校が3校も出た。家で何やらと用があったので高校野球の3試合はいずれも8、9回だけを見て楽しんだ。ただ奇妙なことに観戦した3試合がすべてサヨナラで幕を閉じたのだ。逆転あり、追いつかれたり、1点を巡る攻防の展開にテレビの画面にグギ付けだ。まさに高校野球の醍醐味を味わった。
 野球というスポーツには必ず勝者と敗者が生まれる。昨日の試合でその両者が野球を通して人生の重要な「学び」を手にしたことだろう。サヨナラの試合というのは最終回で逆転が起こって負けた方の無念さと挫折感、勝った方の歓喜と達成感、と全く正反対の感覚を両チームが味わうことになる。その正反対の谷間に「学び」が生まれるのだ。一瞬の心の油断、一瞬の判断ミス、そして緊張や心の動揺が予想もつかない結末へと事態を変えていく。野球は人生そのもの、選手達は野球を通してその一端を肌で感じることができたのは素晴らしいと思って欲しい。
 人生は厳しい。「経験という名の厳しい先生はまずはテスト(試練)、それからレッスン(授業)を行う Experience is a hard teacher because she gives the test first, the lesson after.」とはアメリカのメジャーリーグではピッツバーグパイレーツで投手としてプレイしたというバーノン・ロー(Vernon S. Law アメリカ・アイダホ州出身)の素晴らしい名言だ。ただ野球好きの僕の記憶に全くないこの名前に僕は戸惑いを覚える。日本でも西武ライオンズでは1979ー1981年にコーチとして来日、おまけになんと息子バンスは中日ドラゴンズでプレイしたというから驚きだ。僕の記憶にはないけれど野球が好きで野球に打ち込んだ人が口にした心に残る名言である。

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