学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

今年の秋の思いやり

2019-10-18 17:46:21 | 日記
僕の住む地域の秋祭りが台風や雨に影響されながらも何とか無事に終了した。そして、朝夕の空気が完全に秋の気配でいよいよ冬支度とばかりに毛布の準備やストーブの用意に自分の気持ちが向かっていることを感じる。庭の木々や雑草を見ていてもそれらの一部が黄色く変色しているのに気づく。僕が身につける衣服も、完全に秋の深まりに対応するかのように変わってきた。自分の生活にも変化が表れて先ず一番に気付くのは長袖のシャツである。つい先日までのT-シャツがあっという間に変わってしまったのだ。
冬支度という事で、また台風19号の罹災者のことが頭をよぎった。今週はどうしても台風19号の残した傷跡そしてそれに立ち向かっている人々のことが頭に印象付けられている。朝にベッドを離れると新聞を読むことに2時間程度を費やす僕は、新聞やテレビで伝えられる被災地の様子、人々の絶望感との闘い、そして支援を惜しまない人々の思いが自然に僕の頭の中を支配する。特に映像で伝えるテレビの影響は本当にすごいと思う。テレビ各局のニュース映像が目に焼き付けられてしまうのだ。「応援しています。必ず復興できます」との手書きの励まし文が付いた支援物資が送られてきたと報じているニュースがあった。岡山の真備町からの支援である。天災を生き延びて水害を乗り越えて明日に向かう罹災経験のある人々の心が伝わってくる。今回の台風に伴う河川の決壊で罹災された人々が本当に勇気つけられるのはこのような支援の心意気なのだとおもった。英語の格言を紹介しよう。
社会をつなぎ合わせるのは思いやり(親切)という金の鎖である
Kindness is the golden chain that binds society together.
あおり運転、虐待、いじめ、人間社会の荒廃を嘆くこの頃ではあるが甚大な被害をもたらした災害の裏に光があるとすれば罹災者の心に寄り添ってあげようという‘思いやり’ではないのだろうか。僕が秋の深まりを感じて、もの思いにふけっているということは罹災された人々にとっては寒い冬をどのように乗り越えるのかの切実な思いを呼び起こす季節の移り変わりなのである。このことを忘れないようにと自分に言い聞かせた。