学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

トランプ流交渉術

2019-07-02 20:04:49 | 日記
梅雨入りということでなんと湿度の高い事か。廊下や板の間がジメジメする。天気予報の欄を新聞で見てみても、湿度90%を超えている日が時々あるのだ。大雨だの、台風だのと天気に振り回されながらやっと大阪G20が終わった。ものものしい警備に戸惑うはずの人々が割合それを受け入れて「まッいいか」「しゃーないな(しかたがない)」という大阪弁がそこら中で聞こえた。大坂と言えば“たこ焼き”。「なんで?」「そんなんしかないんか?」という大阪弁も頻繁に耳にする。メディアの人達へのおもてなしも含めて、「まぁ何とか乗り切った」と言う感じ。大阪人は‘気楽な’人が多い。気が楽と書いて‘気楽’と言う。「まぁ好きにやって」と他人事で片づけるのも大阪気質の一面か。
今回のG20はトランプさんを中心に何となくバタバタ過ぎた会議の2日間であったような気がする。トランプ氏の得意のビジネス法というか、“ビジネスとは交渉、その交渉したことを手に入れるのがビジネス”という姿勢を貫いて“最小限度を手放して最大限を手に入れよ(Give the minimum away for the maximum return.)”を実践した。最後には北朝鮮の金正恩委員長との面会まで引っ張り出した。僕はトランプ氏が大統領になる前の著書を数冊アメリカで手に入れて、面白いと思った箇所に赤鉛筆でアンダーラインを引きながら読み終えた。3年ほど前のことである。
本を読んでいると、他人を混乱に陥れながら自分のペースに引き込んでゆく彼のやり方が実践されていて面白い。大統領になってからもそのテクニックは変わっていない。政治にしても間違っていようがお構いなし、自分のペースを維持する彼の姿勢にたびたび学ぶことがあることに気付く。口に出して、周りが騒ぎ始めたらときどき微調整をすればいいという考えだ。なんとなく人々が引き込まれていくのである。政治の駆け引きとはそんなものなのかなぁ。疲れる世界なのだなぁ。