学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

失敗は学習の機会

2018-10-09 19:54:28 | 日記

スポーツ観戦をしていると学ぶことが多い。先日はテニス・中国オープンで大坂なおみさんが準決勝で敗退した。優勝を期待されてコートに立った彼女はミスの連続、例のコーチの助言もプラス思考の激励も役には立たなかった。
チームを構成しての団体スポーツではなくテニスや卓球のような個人の競技はプレイヤーの精神状態がかなりのウエイトでプレイに影響を与える。如実に心の動きが表出するのである。“失敗は学習の機会”といわれるのは、失敗があるから向上があるという意味である。英語ではDon’t fret over mistakes. (失敗にイライラしてはならない)というのが教訓だ。

苛苛(いらいら)するとは、自分の思い通りに物事が動かないときに起こる腹立たしい様子である。最近のプロ野球の阪神タイガースが大阪のファンを中心にイライラの元になっているという話しを耳にした。「ここぞ、という時に負けるのがタイガース」とういうのである。虎ファンは熱狂的であることで通っているのであるが、熱狂的というのは裏をかえせば行き過ぎて肩入れをするということだ。“寝ても覚めてもタイガース”というのは入れ込みが激し過ぎて、負けるとストレスになるということである。野球という競技を盛り上げるためには応援は重要な要素であるとは思うが、もう少し選手のプレイや試合そのものを楽しむ姿勢を大切にできないものだろうか。プロ野球はどのチームの応援も熱が入りすぎていて、テレビ観戦をしていると、少し言い過ぎかもしれないけれど、人々が滑稽に見えてくる。

テニスの大坂なおみさんは精神的に弱いところがある、とよく指摘されている。集中することはとても重要な要素だが、それでも第三者的に試合を楽しむという姿勢も大切で、そこから余裕が出てくるように思えるのだが。
虎ファンも勝ち負けばかりにこだわらずに試合を楽しむという姿勢を…と余計な心配をしている今日この頃である。負けは学習の機会で、そこから向上が…。
ちなみに最近のタイガース、勝負所で2勝9敗で最下位。そりゃイライラするわな。