朝起床して着替えを始めると同時になぜかクシャミをして水鼻がスーと落ちてくる。これは着替えで肌が寝床の中と外との違いを感じるからであると思うのでこの現象は容易に理解できる。それでも若い頃はそんなことは意識したこともないし実際にクシャミなどしなかったように思う。これもやっぱり肌の機能の衰えと関係があると最近は考えるようになった。子供には幼少の頃「なんで?どうして?」と頻繁に質問する面倒な時期がある子がいると聞いたことがある。エジソンもそんな子で大人にとっては面倒臭い子供だったようだ。例えば耳と鼻の穴は塞がっていないのは「なんで?」。僕の場合は、その理由は目を閉じて眠っている時でも火事の煙や物音が聞こえて危険を察知できるように作られているのだと母親に教わった。
僕はなぜか昔から匂いには特に敏感で嫌な匂いはすぐに察知できるし、キッチンのガスには特に敏感だ。家庭で使っているガスは液化天然ガス(LSG)で元々は無臭という。ガス漏れに気づかせるために科学物質を加えて匂いがするように作られているという。もちろんガス漏れの危険を察知させるためで、まさに鼻の穴が塞がれていない理由がはっきりと納得の領域にはいる。
(前置き長ッ。それで言いたいことは?…)最近の世の中は殺人事件、詐欺だの戦争だの、世の中が「嫌な匂いや嫌な音」で溢れている。そんな最中、寒い日が続いたこの一週間に人知れず梅の開花などが報じられてほのかな“いい匂い”が漂ってくる所も出はじめた。耳や鼻は心地よい音や匂いを聞いたり伝えたりする大切な機能を人は与えられたということにも気付きたいと…。