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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

チュウリップ咲く

2012年04月10日 18時41分07秒 | 春の俳句

                花壇に咲き初めたチュウリップ

           歓迎の想ひ溢るるチュウリップ   惟之

           整列もまだ慣れもせぬチュウリップ  

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大枝垂れ桜

2012年04月10日 17時49分19秒 | 春の俳句

                    大枝垂れ桜(京都府立植物園)

 京都府立植物園に行ってきました。65歳以上は無料でフリーパス。北山門で、一番のコースを聞くと「大枝垂れです」と即答された。七分咲ぐらいだったが、見事な枝垂れ桜。感動の一瞬でもあり、この日のために準備いただいた方々に頭がさがる思いでもあった。

     大枝垂れ眼と足すくむ桜かな   惟之  

     桜守丹精こめた枝垂れ咲く    

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3月の詩(ふきのとう)

2012年03月29日 14時44分43秒 | 春の俳句

                  清滝山山頂より霊仙山をみる

   東北の星の瞬きいぬふぐり     高井元一

   三月の瓦礫の上に三月来      井上正和

   カモシカの足跡みたり春の雪     惟之

   春の雪捉へて沙羅の大ジャンプ

   背伸びして撫牛さわる梅見の子

   チョゴリ着てピンクのドレス卒業子

   ふきのとう土手の向こうの伊吹山

   三月に円周率の日のありて

   化石から春の撫子甦る

   

   

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猫柳

2012年03月27日 18時33分37秒 | 春の俳句

                清滝山登山口近くの民家

 滝山登山口近くをとおりかかり、民家の家主より声をかけられた。「これから山ですか」。猫柳の穂先に清滝山の山頂にある白くひかるアンテナを見て、思わずパチリ。

 猫柳は雌雄異株で、雪国では、雪解けのころから開花しはじめる。雄花は厚い皮をかぶってをり、これが大きくなって、その皮が脱げ、開花する。長楕円形の花穂は苞の白い毛が密生する。これが銀色に輝いて美しく、猫に似た感じがある。雌花穂は実となり、やがて柳絮となる。(平井照敏 新歳時記 春 より)

   山頂を指差す如く猫柳   惟之

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中山道柏原宿・清滝山(439m)

2012年03月22日 12時49分26秒 | 春の俳句

                  清滝山山頂から見た伊吹山              

 JR柏原駅→中山道柏原宿→徳源院→調子口→清滝山(439m)→清滝集落→JR柏原駅

近江百名山のひとつ清滝山にいってきました。JR柏原駅で下車(10:20)。改札がなくて「あれえ」と思いましたが、窓口にひとりいた。駅前の案内版でコースを確認して中山道を西に向かう。江戸時代に旅籠宿として賑わった面影を本陣跡、造り酒屋跡、蠟燭屋跡、一軒のみ開業している伊吹堂もぐさ屋などに見て、辻を北へ。街並みを外れると、緑の多い田園風景になる。蕗の薹を採ったり、所々の犬ふぐりが目に入る。伊吹山を向こうに芭蕉句碑に出会う。佐々木京極氏の菩提寺といわれる徳源院を過ぎて、登山口に入る。ここからの一気の急登がきついが30分程で、NHKアンテナのある清滝山の頂に出た。北に伊吹山(1377m)、南に霊仙山(1084m)を見る贅沢な清滝山。伊吹山の堂々たる山容には感嘆するばかり。後ろの霊仙山は鈴鹿山系の北端で、稜線の長い、ベテランには人気の山。 くもりの予報が外れ天候に恵まれたのが幸いした。下見に来たときは曇りで見えなかったK氏。反対に成らずよかったとーーーー。ありがたい。北東の遠景には中央アルプスもうっすら見えた。こんないいポイントではあるのに出会った一行は男の子2人連れの1組だけであった。下山は林間の伊吹山を見てルンルン。駅近くの八幡神社の境内では、2つ目の芭蕉句碑にめぐり遭いラッキーであった。

    中山道日陰て読めぬ「蠟燭屋」

        粕桶や造り酒屋に射す春陽

    林間や伊吹冠する春の雪

    春の昼伊吹の裾野「ひかり」過ぐ

    春昼餉前と後ろは神の山

    

    山頂を指差す如く猫柳

    

    

    

    

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2月の詩(梅ひらく)

2012年02月28日 19時08分03秒 | 春の俳句

                       北野天満宮にて

 ひと群れの鴨の胸元みな白き 

 陽だまりや白髭長き春の鷺

 咲き満ちて陽の溢れけり梅の園

  幹裂けて万の蕾(らい)抱く不老梅

 白梅や舟板塀に釘の跡

  大文字くきりと描く春の雪

 梅ひらく「船中八策」維新の会 

 水没の事故痛痛し冬の海 

 あっぱれや春の舞姫ローザンヌ

 

 

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四月の詩

2011年04月30日 06時49分35秒 | 春の俳句
                              バラ 8F 

 避難所に送ってみたき桜餅
 春の宵グリコのネオン再点灯
 音の無き街をうろつく春の牛
 春の日や震災選挙ひっそりと
 春カモメなぜか瓦礫を見つめをり
 春の岸名を呼び叫ぶ妻ふたり
 「天国でお役にたちたい」春メッセ-ジ(田中好子さん逝く)
 「水棺」で暴れ鎮まれ春炉心
 晩春や四十九日に娘が帰り
  

               
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3月の詩(花辛夷)

2011年03月30日 18時04分40秒 | 春の俳句
                           小谷山から琵琶湖、竹生島方面を望む(2011.3.27)
 
東日本大震災の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 どん底の悲しみ封じ春選抜  惟之
 揺れ続く余震の恐怖春の夜
 父受ける卒業証書胸つまる
 春の宵雷門の明かり消え
 春津波時計の刻を止めにけり
 春冷えや「震災解雇」広がりぬ
 その日から世界は変わる3・11
フクシマを世界は支援花辛夷


 
 
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東日本大震災のお見舞い

2011年03月15日 21時02分24秒 | 春の俳句
                 地震直後にかけつけた消防車が津波に巻き込まれた(3月14日 朝日新聞)
 地震発生より5日が経過していますが、この未曾有の被害に接し胸の潰れる思いです。心よりお見舞い申しあげます。また、福島第一原子力発電所では爆発や火災が発生し、放射性物質が漏れて極めて深刻な状況が続いています。一日も早く原子炉の危機が収まることを願っています。
  
 娘を捜す瓦礫の街に凍て返る 惟之
 屋上は孤島と化して凍てる街
 孫背負い山越えて来し避難村
 町・村が津波で消えし胸潰る
 津波にてめくれ上がりぬ鉄路かな
 家失るも家族再会春の抱擁
 瓦礫背に泣き続けをり娘の独り
 自宅屋根に漂流2日春陽差す
 消防車・船も瓦礫となりにけり
 避難者は40万人凍てる夜
 原発の炉心溶融春の最悪
 聞きなれぬ計画停電春の騒乱
 揺れ続く余震の恐怖限り無く
 果てしなき安否情報春の雹
 ヨウ素剤注文殺到春の怪

 


 
                    
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2月の詩

2011年02月28日 15時05分43秒 | 春の俳句
                         北野天満宮の境内

  好天に恵まれ、白梅が七分咲きの境内は梅見の人で賑わっていた。残念ながら本殿まえの紅梅はまだ蕾も固い。白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太

谷間の午後の日差や蕗のとう  惟之

お多福のお菓子を食べて福は内

灯かり点け夜の大根を引いて呉れ

ふっくらといちご大福春包む

春浅し睡眠口座解約す

湖に潜る鴨のお尻は浮子の如

この冬の時の人なり伊達直人

八百長の汚れし土俵浅き春

春日部の市民ランナー春快挙

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