水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

大石山登山

2015年03月26日 17時12分52秒 | 低山ハイキング

 

大石山の麓に向かう自転車の列

3月22日快晴の日曜に近郊の大石山(407m)に登りました。眺望のない山ですが、鶯の鳴き声や蕗の薹、蝌蚪の紐など春のの息吹きに触れて来ました。関の津峠では大石義民の碑に出会い大石小学校の唱歌となった歌を唄いました。

列なして向ふ里山蕗の薹  惟之

池の端やのの字のの字の蝌蚪の紐

屋根替や路地に捨てらる鬼瓦

山シダに日は照り映えて鳥の声

春の日や集落の屋根ひかりをり

春の山峠に歌ふ碑の唱歌

春の山銃の一声轟けり

建替えの寺に捨てらる鬼瓦

 

大石義民の碑

泥水に渦巻く蝌蚪の紐

大石山山頂で昼食

大石山3等角点(407m)

瀬田川と大戸川合流付近 

 

 

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北野天満宮

2015年03月19日 11時11分12秒 | 春の俳句

 好天に恵まれた3月初め久しぶりに北野天満宮に行ってきました。今年は例年より遅い咲きでしたが、梅日和を楽しんできました。

 撫牛の目も朱かりき梅七分  惟之

 梅日和鳩は鳥居の天に群れ 

 梅日和天満宮の屋根光る 

 梅園 

撫牛の目が赤い

 枝垂れ梅

本殿前の老梅は2分咲き程度

 

地主神社  

          

鳥居の上に鳩が群れている

 

 

 

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春の山(立木山)

2015年03月16日 17時11分04秒 | 春の俳句

                  山上の立木観音への参道に並ぶ陶人形

 4月上旬の気温となり、句材を求めて立木山に登りました。2013年の台風過の修復工事はいまだ続づき、迂回路は竹林をゆく。バイクの音と紛うチエンソー。枯木の伐採の音に立ち止る。青々と流れる瀬田川の沢音が風に乗って渓を上がって来る。山上での参拝をし、柚子湯を頂く。新年のの境内は大混雑だったが、今日は10組くらい。厄除けの古刹。いつ来ても参拝者は絶えない。下りの参道に見た一対の陶人形。右に合掌の僧、左に立て膝に顎をのせた僧。路傍に置かれた思いを聞いてみたい。先月には見なかったので、最近置かれたようだ。

  倒木の不気味な音や春の山  惟之

  迂回路は竹林に入り落椿

  春泥に足掬われて声を出し

  陶人形春山に座し合掌す

  青々と瀬田川流る春の山

立木観音本堂

雄鹿に乗る弘法大師像

奥の院

 

 洗い堰と瀬田川

 

   

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下鴨神社の御手洗社と太鼓橋

2015年03月04日 19時59分52秒 | 風景

            下鴨神社御手洗社と太鼓橋  F8  水彩

 下鴨神社の太鼓橋。みたらし団子の名はここが由来いわれる。本殿横のみたらし池から流れた水は御手洗川と呼ばれ、朱色の太鼓橋をくぐり本殿敷地の隅から糺すの森へと流れる。御手洗川はならの小川と名を変え、ならの小川は瀬見の小川とまた変える。

 賀茂川が鴨川となる柳かな  鈴木鷹夫

 いくたび山遠く見て酢茎売り  飯田龍太

 春月や上賀茂川の橋一つ   河東碧梧桐

 春の川糺すの森を名を替へて  惟之

 

 

 

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三月の詩(鹿の声)

2015年03月01日 07時45分20秒 | 秋の俳句

            カルスト原の霊仙山最高峰に立つ 6F  水彩

 青空を眺めて畦の捨案山子   惟之

 ささやきの小径に入れば鹿の声

 鹿の尻日暮れて目立つ白さかな

 山頂のカルスト原や枯立木

 レジ前の長蛇の列や冬に入る

 水切りの少年一人冬河原  洋子

 ふるさとの涸れ石白し冬の川  秀子

 流木を残して細し冬の川  美枝

 ゆるやかに果つることなき冬の川  幸子 

 冬の川土嚢の高く積まれゐし  惟之

 木々の枝置いてせせらぐ冬の川  初枝

         俳誌 嵯峨野 三月号(通巻524号)

 

 

 

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