水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

葱坊主

2008年05月27日 21時39分09秒 | 
ネギの花。

球状についた白い小さな花を
坊主頭に見立て「葱坊主」

畑で活きよいよく天を突く「葱坊主」
子供の拳ほど大きい

「光放つ畑の拳葱坊主」
「葱坊主バケツに投げて写生かな」

惟之
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仰木の棚田

2008年05月25日 08時15分49秒 | 風景
奥比叡を背景にした仰木の棚田
畑の棚田もいいけど、ここは広がりがあって好きだ

堅田からバスがあるけど本数がすくなく
雄琴駅からとぼとぼあるいたよ

黄砂で空はどんより水面もどんより
新緑がきれい

「つちふりて水面の空もどんよりと」
                
              惟之               



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スペイン風景の水彩画展

2008年05月24日 16時00分06秒 | 写生会・展覧会
湖水会の北川清房さんがびわこを望む明るい雰囲気の大津市立図書館多目的室(OSD浜大津ビル6階)にて5月16日~23日に”スペインの風景”の水彩画展を開催されました。

作品はスペインへツアー旅行された折のスケッチや水彩画30点で「トレドの街角」「トレドの要塞」「レストラン風景」「大聖堂」など印象に残るすばらしい作品ばかりでした。

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牛蛙鳴く高島の写生会

2008年05月22日 22時18分56秒 | 写生会・展覧会
湖水会のメンバー17名で近江高島に写生会に行きました。大溝漁港、酒蔵、棚田などをグループで分かれて写生。好天に恵まれて、顔や手は真っ黒に日焼けしました。乙女ケ池のグループでは牛蛙に出会い、幸子さんは写生の前に早速に一句。

「牛蛙乙女ケ池の昼下がり」  幸子
「池の端に目玉跳ねけり牛蛙」 惟之
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暮らしの中の造形展

2008年05月21日 18時28分05秒 | 写生会・展覧会
龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター主催の「暮らしの中の造形展ー田上絣と手拭」2008年5月16日~24日に参加しました。上田上に残された数々の民具にふれ、里山の暮らしや手仕事の記憶、そして家族の絆を知ることができて有意義な展覧会だった。以下、感慨のまま、17文字に示す。

用の美の原点あふる初夏の展
布作りの知の限りなき民具かな
藁細工愛情満ちる牛の沓
竹細工小芋洗いに雛籠
竹篭や六つ目捩りのケラカンゴ
竹の籠泥鰌掬いの細長き
渋篭の色の渋さや柿の渋
渋篭に覗きぬ足袋の刺子かな
紅き帯着けて装いぬ柴運び
野良着つけ卒寿の人の艶めける
お歯黒やウルシの桃の癒しかな
雁皮紙の”紙を漉く図”のほほえまし
野良と山の足袋の刺子の違いかな
撫子や田上手拭かに泳ぐ
流水や竹と蝙蝠なに語る
麻の葉に麻の葉重ね風そよぐ
田上や遊亀の描きし三幅前垂れ
椎茸と柏茶かおる展覧会

2008.5  惟之




  


 


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源氏絵の電車

2008年05月21日 16時46分42秒 | 夏の俳句

緑立つ垣根を挟みかくれんぼ
源氏絵の電車も走る滋賀の初夏
蛍烏賊銜えて明かし鴎の夜
青信号いそいそ渡る親燕
見上げれば雨の雫や合歓の花
街道の鯖鮨うまき朝の市 
門前や跳ねてお迎え夕蛙

2008.5  惟之
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冬の雷

2008年05月19日 04時14分53秒 | 冬の俳句
冬の雷湖を平らに走りけり
木洩れ日の奥にひそりと寒椿
三体の北向き地蔵冬木立
冬日燦アロエの棘の柔らかき
高枝の木の実に群れし都鳥
年金の立話なり歳の暮れ
ならまちの格子の家の冬灯かな
  
2006.12   惟之
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飛火野

2008年05月19日 04時12分34秒 | 秋の俳句
飛火野や鹿の眼怖し角切る日
料理屋の店先灯す黄菊かな
豆腐屋の客の眼とめる菊白し
軒下に俎板(まないた)を干す小春かな
山霧に一村ひそと隠れけり
懸崖の匂い広がる菊扇
鳥啼くや菊満載の帆掛け舟 
  
平成十八年十一月  惟之

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南大門

2008年05月19日 04時08分19秒 | 秋の俳句
逝きし人偲ぶ山唄秋の通夜
通夜の人絶えることなく菊献花
竜胆や妻の喘息治まりし
栃の実を空に数えし山路かな
天高く聳え立ちたる南大門
ひらひらと風の舞来る落葉かな
熊除けの鈴音響く古道かな
  
2006年10月  惟之
 
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栃の実

2008年05月19日 04時04分01秒 | 秋の俳句
松根より天に吊る巻く葡萄かな
濃竜胆空の青さを集めおり
奥琵琶の松の浜辺や稲光る
手土産や栃の実ひとつ掌に
ゆっくりと空を動かす鰯雲
蛇谷ヶ峰まむしに出会い小休止
ご来光待つ間の静寂ちちろ鳴く
  
平成十八年九月  惟之
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