水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

三月の詩(鳰と鷺)

2016年02月28日 07時24分24秒 | 冬の俳句

 

                       瀬田川の瀬に群れる鳰と白鷺

  ひざまずき僧の掌に聴く秋の鐘   惟之

  夜泣きの子あやし月下のひと回り

  秋の駅保線車入り来る没日中

  鴨の尾の湖面に浮きてまた沈み

  あかときの瀬音に群れる鳰と鷺

  水木しげる天に招かれ冬銀河   秀子

  冬銀河ジングルの鈴つけて    テル

  齢重ね見ゆるものあり冬銀河   洋子

  冬銀河孫の靴音遠くなり      初枝

  ありがとうと口ずさむなり冬銀河   幸子

  冬銀河櫓音だんだん遠くなり   惟之

  冬銀河母の年忌も無事終り    美枝

         俳誌 嵯峨野 三月号(通巻536号)より

 

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第33回公募京都水彩展ご案内

2016年02月27日 19時23分21秒 | その他

   

 第33回公募京都水彩展が下記のとおり開催されますのでご高覧いただきたくご案内いたします。

  日時:2016年3月8日(火)~3月13日(日)

      午前9:00~午後5:00 最終日は午後4:00まで

  場所:京都市美術館 201号室~206号室

 

  

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水仙花

2016年02月01日 09時02分17秒 | 冬の俳句

                可憐な水仙

   水仙や白き障子のとも映り    芭蕉

   水仙に狐遊ぶや宵月夜      蕪村

   水仙や古鏡の如く花かかぐ    松本たかし

   水仙花三年病めども我等若し  石田波郷

   水仙の花のうしろの蕾かな    星野立子

   水仙を剣のごとくに活けし庵   山口誓子

   海明り障子のうちの水仙花    吉川英治

   水仙を活けてピアノと別れし日  惟之

   

        

 

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