水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

愛宕山ハイキング

2014年07月30日 19時21分56秒 | 低山ハイキング

                   切株と北山杉  山頂近くの尾根道より

 梅雨明けの7月20日、愛宕山(あたごさん924m)にゆきました。清滝からの表参道はきついが、嵯峨野線の八木駅からバスでゆく原登山口から登るルートは比較的楽なコース。裏参道から見上げた愛宕山の山頂付近は右あがりの台形。鳥居の立つ登り口では初蝉を聞いたが、中腹あたりはもう蜩が鳴いていた。神社つくりの木材などを運んだと思われる木道が見られた。山麓と頂上の温度差が10℃といわれるが、愛宕神社の山頂は19℃でひんやり。本殿で参拝をすませ、神社下の葉桜の下で昼食。さすがに人気のある愛宕山、ほぼベンチは一杯。下りは谷筋ルートと月輪寺ルートにわかれて行動。月輪寺は白洲正子がたびたび訪れたそうだ。子宝紅葉を経て、清瀬川の林道にやっと出た。下りといえど表ははやりきつい。子等の川遊びの声が聞える。清滝バス停に着いたのは丁度、バスが出たあと。お陰で反省会の名のもとに麦酒の乾杯。すこし酔がまわりお気に入りの帽子を忘れた。

  京都駅(嵯峨野線)7:43-八木駅8:05直ー八木駅バス8:24発ー原駅9:00着ー原登山口~三角点~愛宕神社~月輪寺~清滝バス停14:10着ー清滝バス停15:05発ー京都駅15:10着

 蕎麦処 越畑すぎて 朱の鳥居  惟之

 愛宕山へ 日に3本の 登山バス  

 四囲の山 朝霧晴れて 青田道 

 初蝉を 聞きて愛宕の のぼり口

 中程は もう蜩や 愛宕道

  竜の目の ごとき根株や 薄暑光 

 水晶に 夏日輝き 掌に

 木漏れ日を 見上げ汗拭く 裏参道

 薄暑光 清滝川に 子等の声

 バス出でて 自ずと決まる 麦酒かな

   北山杉の 木肌の光る 青田道

 北山杉の見事な立ち姿 背景は亀岡の山並み

  夏草や 北山杉の 奥の闇

  初蝉や 一の鳥居の おほきかり

 先住の熊、猪とも仲良くとある。

  林間に 夏陽かがよふ 裏参道

  中程は 蜩鳴きて 愛宕道

山頂の近い尾根道の枯木  

 愛宕山三角点。 左の松の根元で小粒の水晶が光る石を見つける

愛宕神社入り口

愛宕神社本殿前 愛宕さんは火伏の神。光秀は本能寺で信長を攻める前にひいた神籤は何度ひいても凶であったらしい。

大杉谷分岐  ここで月輪寺のコースと別れて行動

 法然上人18番札所の月輪寺 

親鸞が手植えしたといわれる時雨桜

白洲正子が通い続けたといわれる月輪寺  

樹齢1000年を越えるといわれる子宝紅葉。等身位に子供が幹に抱きつているように見える瘤がある。

空也の滝。空也上人(903-72)の修行の故地。空也念仏の祖、六波羅密寺の建立。同寺の空也上人木像は有名。

清滝川林道

夏休みに入り清滝川に子供らの声はずむ

京都駅まで50分かかるが、230円で済む。バスまちの時間はおいしい麦酒をどうぞ。

 

  

 

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大山崎山荘

2014年07月24日 16時24分37秒 | 風景

                     大山崎山荘   8号  水彩

  3年前の4月に吟行会で訪問したが、今回は写生会。山荘前の樹がおおきくなってしまい、赤い屋根と煙突が目立つ構図となった。逆光のため深い軒下が見えず適当になっている。曇り空だったが、一瞬に青空がのぞきこんな絵の風景となった。

      青空へ 煙突のびて 緑さす  惟之

 

   

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人参と南瓜

2014年07月10日 15時34分17秒 | 静物

                      人参と南瓜のスケッチ 

 こはるちゃんと一緒に描いていた人参と南瓜の写生。こはるちゃんの絵(「たなばたのえ」の2枚目)はおおきな蝸牛が描かれたが、人参に2本の角が生えて、南瓜が蝸牛の殻になったんだ。なんと愉快な発想だろうか。

 

 

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たなばたのえ

2014年07月07日 13時52分53秒 | 子たちの作品

              

             たなばたのえ  いそべこはる  5さい

息子家族が孫を連れて来てくれました。七夕を前に賑やかな日々をすごしました。こはるちゃんが描いてくれた 楽しい絵(3枚)と育パパが5歳ころ描いた作品を紹介します。

   星の恋 ウインクしている 織女かな     惟之

   画用紙に 大きく描かる 蝸牛

   顔中に 飯粒つけて 嬰の夏

   梅雨最中 ママの手土産 京の甘栗

   育パパや オムツも替えて 汗ながす

 

               かたつむりと人参   いそべこはる

人参とバナナを描いていたら、いつ間にか蝸牛が描かれていました。象もいます。

                乗馬の印象   いそべこはる

 動物園ではじめて馬に乗りました。両手を空にあげて楽しそうです。

               カーボ^-イ   ほうきだいすけ   5さい(1982年ごろ)

今は小学校先生。カーボーイハット、眼力、ニヒルな顔、ベルトの2丁拳銃、朱いスカーフ、右下は馬だろうか。実に繊細で大胆な絵。

 先生より幼くして画家のセンスありや。

 

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七月の詩

2014年07月02日 19時49分56秒 | 夏の俳句

        ベニドウダン 比良山系中峠にて    日の零る 峠に見上ぐ 紅満天星

 

      登校の子等の足跡春の雪    惟之 

      桃の花挿して子達を迎へをり

      柔らかに土を突き上げ牡丹の芽

      伊吹山見ゆる土手なる蕗の薹

      伊勢湾も比良山も一望春の山

                       俳誌 嵯峨野 七月号(通巻516号)より

      

      

       

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