水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

日牟礼八幡宮のムクノキ

2015年06月30日 18時57分32秒 | 風景

  日牟礼八幡宮のムクノキ 6号水彩

日牟礼八幡宮楼門横のムクノキを描きました。樹齢何年かわかりませんが、その根元の力強さに感動して座り込んでしまいました。しばらくして名古屋からこられた二人連れと話し込んでおりました。「これからは、比叡山の延暦寺根本中堂にゆき法話を聞くんです。」といわてれ、なぜか親近感を憶えました。

 椋の木の瘤の三つ四つ夏祓   惟之

 比叡よりの佛の風や梅二月    奥村洋子

 

 

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八幡掘の写生会

2015年06月29日 17時34分38秒 | 写生会・展覧会

   日牟禮八幡宮前クラブハリエ駐車場での写生会の講評  

 かわらミュウジアムの橋から明治橋方面 

 紫陽花はきれいに咲き誇っていましたが、 カキツバタの1、2輪でした。

葉桜が水辺に照り映え綺麗

 明治橋からの京料理「宮前」方面。 八幡掘の人気ショット。

紫陽花と葉桜と石垣

 老舗たねや

6月30日の夏祓を控え日牟禮八幡宮楼門

 

豊臣秀次が構築した八幡掘は「近江商人の代表八幡商人の源流」と示されている案内版

 

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保津峡下りから大悲閣へ

2015年06月23日 11時03分57秒 | 低山ハイキング

    400年の伝統を継ぐ保津峡川下り 

 船頭の竿捌きに身をゆだね急流の飛沫を浴びて、保津川下りを初体験しました。そして、渡月小橋をわたり、右岸を小道を2km。保津川の岩を砕いて、舟の運行を可能にした角倉了以の木像のある大悲閣に行ってきました。

 漱石の「虞美人草」にも保津川下りが登場します。是非読んでと船頭に一読をすすめられました。また、司馬遼太郎の街道をゆく「嵯峨散歩仙台・石巻」には大悲閣が登場します。

 JR亀岡駅ー保津峡乗船場ー川下り(約90分)-保津峡下船場ー渡月小橋(渡月橋北詰め)-保津川右岸ー大悲閣(千光寺)-渡月橋ー嵯峨嵐山駅

  船頭の竿の捌きや河鵜とぶ   惟之 

  ギイギイと櫓を漕ぐ音や岩つつじ 

  万緑や左大文字右比叡

  花の山二町のぼれは大悲閣   芭蕉

  六月や峰に雲置くあらし山

 

さあ、いよいよ乗船(AM10:00)。 前方、牛松山頂上の金毘羅宮には運航の安全を祈り舟が奉納されている。

20歳台、40歳台、70歳台の船頭が30分づつ交代で前、後、櫓を担当。棹捌きは見事で、語りも途切れない。

鉄橋をくくり、トロッコとも行交う。河鵜も飛び交い、木陰で夏鴨が睦む。竿跡をとらえて急流をゆく。

 奇岩、奇石の多い川下り。この岩は清滝川合流点近くの書籍岩

11km 90分の川くだりもここでお終い

下船場に着く(11:30) 

台風18号(2014年)の大規模な補修がいまも続いている(左岸) 

渡月橋北詰の渡月小橋を渡り、右岸の小道を大悲閣(千光寺)に向かう 

 右岸から見た愛宕山 左の山裾は小倉山

 右岸から左岸へ、左岸から右岸への渡し舟がゆく

 大悲閣入口付近。芭蕉の句碑を見落とす。

櫓に建つ千光寺

角倉了以の木像。木槌頭で両眼はかっと見ひらき、工事用のすきを手に取り、片ひざを立て、巻いたロープを座蒲団代わりに座っている。

千光寺の堂内から絶景を観る

保津峡を眼下にして、左前方に大文字山、右に比叡山 

JR保津峡駅より。 川下りの舟がくるタイミングは20分程度。

 

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蓴菜(じゅんさい)の深泥池

2015年06月18日 06時47分31秒 | 低山ハイキング

  ミツガシワの咲き満ちた深泥池  

 深泥池は低い山に囲まれた周囲1.5キロメートルの小さな池である。水深1~2mながら池の底の泥層が7mを越え、この名の由来がある。氷河時代以来の動植物が現在での生育する点で、大変貴重な池とされていて、天然記念物深泥池水生植物群落に指定されている。 蓴菜(ジュンサイ、ヌナワ)はこの池の名物。茎や若葉にゼラチン状のぬめりがあり、吸い物や酢の物につかわれる。杜若、姫河骨などほかモウセンゴケ、ミミカキグサ、タヌキモなどの食虫植物が咲く。動物も多く、カモなどの水鳥のほか、ミズグモなどの水生動物や、コケムシ、ナマズ、クサガメなどさまざまな生態系の動物が集っているといわれている。

          地下鉄北山駅ー鞍馬街道北へ700m-深泥池

  初猟や深泥ケ池に道をとり       山口誓子

  蓴生ふ池の水(み)かさや春の雨    蕪村

  浮き島の位置見失う蓴菜舟       桶本詩葉

  見一つを入るる盥(たらい)に蓴採る  鈴鹿野風呂  

  葉隠に蛇の子がゆく深泥池       惟之

    

  蓴菜(ジュンサイ、ヌナワ)で覆われ、大きな浮島がある深泥池    

ブルーギル、オオクチバスなどの外来魚の捕獲にいそがしい

 蓴菜(ジュンサ)若葉をつまんで見せてくれました

 貴重な深泥池を守る活動をされているボランティア 

 

   

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京都府立植物園

2015年06月08日 17時50分11秒 | 夏の俳句

       

            この白い花 あじさい種

 梅雨晴間に京都府立植物園にいってきました。薔薇はほとんど終わっていましたが、紫陽花、花菖蒲はきれいでした。なからぎの森では池面に小魚が跳ね、青紅葉の小枝に小鳥が囀るときが流れていました。

  さまざまと夢の逃げゆく若葉かな    寺田虎彦

  新緑やうつくりかりしひとの老     日野草城

  紫陽花に絵具をこぼす主人かな     正岡子規

  螢袋に指入れ人を悼みけり       能村登四朗

  わが病軽からぬ額咲きにけり      勝又一透 

  花菖蒲ただしく水にうつりけり     久保田万太郎

 額紫陽花

紫陽花、

花菖蒲

花菖蒲

ささゆりがぽつりと咲いていました

螢袋

はす池 

葉桜の枝垂れがきれいなからぎの道 

なからぎの道 

 

なからぎ神社

なからぎ神社

 くすのき並木

 

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第19回滋賀水彩展おわる

2015年06月01日 13時40分12秒 | 写生会・展覧会

            湖岸の水辺の温む頃  F20  牧岡昭良

 2015年5月27日(水)~31日(日)、大津市歴史博物館で開催されていました第19回滋賀水彩展が終わりました。出展84点のから6点につき紹介しました。作品がうまく再現できていない点についてはご容赦ください。

     水温む湖岸に映える近江富士   惟之

     杉玉の揺れる酒屋や桜咲く

     山裾に靄一筋や花菜畑

     大花火どよめきあとの拍手かな

     春光や鎖に繋がる大タイヤ

     豊公の朱き幟や風ひかる

 

     花の頃(高島市海津)   F40  中川早苗

   冠雪比良と菜の花   F50   村木美彦

     歓声   F50  若林和子

   加賀橋立港の春  F40  宮下陽子

    大通寺商店街(長浜市)  F40  伯耆惟之

 

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六月の詩(豆撒き)

2015年06月01日 12時04分54秒 | 春の俳句

 新緑の祇王寺

  豆撒きの児は鬼を見て逃げ回る   惟之

  ランナーの春の息吹きや樟並木

  松の芯雨滴をまとひ一尺余

  城跡へ抜ける山道すみれ草

  朝市やリュックにひとつ春キャベツ

  静寂や糺の森の藪椿

  藪椿舌切雀出て御出で    よう子

  藪椿茶室に一枝格を上げ   テル

  ほとばしる水の流れに落椿  美枝

  暮れ泥む音なき風に椿落   初枝

  椿咲く木登り上手の女の子  秀子

            俳誌 嵯峨野六月号(通巻第527号)より転載

  

  

 

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