水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

十月の詩(さくらんぼ)

2021年09月30日 17時05分12秒 | 夏の俳句

 

              北山田漁港(草津市) 8号         

  さくらんぼ

七年の歳月実りさくらんぼ  惟之

朝日差す葉裏に百顆さくらんぼ

妻に摘む朝の一盛さくらんぼ

さくらんぼ掌に摘みお裾分け

ネット越し小鳥も突くよさくらんぼ

    誌上句会 兼題「星月夜」

特選

カルザスのチェロの響きや星月夜  惟之

鯉跳ねて川面におどる星月夜  みどり

釣り船の連なる灯かり星月夜  東音

ベドウィンの露営のテント星月夜  清次

一張りのテントに親子星月夜  咲久子

秀作

賜はりし恩師の陶画星月夜  博女

星月夜あした佳きことある予感  珠子

貰い湯のあの日も遠く星月夜  洋子

潮騒の聞ゆ旅寝の星月夜  恵子

高原の音楽堂や星月夜  翠

クレーン伸ぶビルの屋上星月夜  洋子

戦争と平和読了星月夜  鈴子

田の中の一本道や星月夜  まこと

みやげ持ちこれから空路星月夜  祐枝女

十度目の富士八合目星月夜  捨弘

  やまびこ(八月号の作品から)感銘・共鳴ー私の好きな一句

鐘朧力抜くと謂ふことも  勝彦

八十年の嘘の数数桜咲く  隆を

螺子蒔けばまだ鳴る時計昭和の日  洋子

二輪草語り合ふごと咲く山辺  治子

実家といふタイムカプセル鳥雲に  洋子

えいえいおふ拳を上げてわらび出づ  古奈

雨音の規則正しや柿若葉  志津

囀りの空は真青や風日和  懋

のぞきをる仏のまなこ藤の棚  博女

追伸に本音を少し春灯  方城

幼子の息七色にしゃぼん玉  紀久子

卒業の日の一礼や下宿の子  利里子

藩邸の一の間二の間風薫る  節子

春光をこぼして回る水車かな  邦弘

末の子も村を出てゆく桃の花  邦弘

一人居の安らぎもあり春炬燵  和江

日の永し疲れを知らぬ児の相手  順子

川端の花満開や風に酔ふ  早苗

   俳誌 嵯峨野 十月号(通巻第603号)より

 

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夏休みの作品

2021年09月11日 10時39分37秒 | 子たちの作品

   バレーが大好き  優月(4歳10か月)

コロナ禍が厳しい折、夏休みに子たちが帰って来てくれました。j近くの畦道や公園の散歩、自宅では絵を描いたり、プール遊び、ゲーム、笛吹き、花火などをして過ごしました。大好きな絵の作品や一週間共に過ごした夏休みのひとときを拙句を交え紹介します。

 ブーメラン高木に架かり秋に入る  惟之

 山並みへ子らの駆けつこ稲の波

 雨上がり子らと植ゑをり秋の花

 梅雨のごと雨ばかりなり帰省の子

 リコーダー共に吹きゐて秋の宵

 パソコンのゲーム作りや秋うらら

 手花火を子らと怖怖たのしめり

 底紅の咲くつぐ庭や子らの声

 朝顔の咲きつぐ狭庭子らの声

 子らの声蝉の啼く声水遊び

 お掃除も好きです。ホウキなどの描いてありますね。 

  花が沢山咲いています。

 バレーの大ジャンプ

 じいじとばあばも描いてくれました

 毛糸玉も描いて針仕事

   大好きなゆうあくんが笑顔で搭乗

 バレー教室のホームページで紹介していただいた優月ちゃんの塗り絵

前方の山並みは、立木山、袴腰、大平山、千頭岳、伽藍山から音羽山、逢坂山、比叡山へとつづく。

露草がきれい

ひろびろと草原のつづくびわこ文化公園をゆく

おおきなバッタと出会う

プールでの水遊び。水張りに一苦労、

花火を楽しむ

 

 

 

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