狗尾草(えのころぐさ) 草津市木川町にて
イネ科の一年草で、野原や空地、路地などいたるところに生える。花穂を子犬の尾に擬してこの名がある。「猫じゃらし」ともいうが、この穂で猫をじゃらして興ずるからである。角川春樹編 合本現代俳句歳時記1998年より。
猫じゃらし子の歓声に揺れやまず 惟之
山の辺の湖見る畑の木守柿
ハローインパン屋におばけ並びをり
シシャモ干し秋の日あびて銀すだれ
運動会飴喰い競争父子の顔
月明り海のしじまの舟の宿
石馬寺の近道こちら赤まんま
月の夜に白馬で駆ける天使かな(シヤガール展)
アンパンマン案山子となりて目を見張る