水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

東日本大震災のお見舞い

2011年03月15日 21時02分24秒 | 春の俳句
                 地震直後にかけつけた消防車が津波に巻き込まれた(3月14日 朝日新聞)
 地震発生より5日が経過していますが、この未曾有の被害に接し胸の潰れる思いです。心よりお見舞い申しあげます。また、福島第一原子力発電所では爆発や火災が発生し、放射性物質が漏れて極めて深刻な状況が続いています。一日も早く原子炉の危機が収まることを願っています。
  
 娘を捜す瓦礫の街に凍て返る 惟之
 屋上は孤島と化して凍てる街
 孫背負い山越えて来し避難村
 町・村が津波で消えし胸潰る
 津波にてめくれ上がりぬ鉄路かな
 家失るも家族再会春の抱擁
 瓦礫背に泣き続けをり娘の独り
 自宅屋根に漂流2日春陽差す
 消防車・船も瓦礫となりにけり
 避難者は40万人凍てる夜
 原発の炉心溶融春の最悪
 聞きなれぬ計画停電春の騒乱
 揺れ続く余震の恐怖限り無く
 果てしなき安否情報春の雹
 ヨウ素剤注文殺到春の怪

 


 
                    
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