大津市南大萱の川辺にて
待ちにまった桜も列島を駆け抜け、春嵐に吹かれ、瞬く間に散ってしましました。
列島の 開花前線 西行忌 惟之
京都府立植物園
連翹や ゴッホ出そな 黄の舞台 惟之
京都府立植物園
紅枝垂 子等駆け抜けて 湖の蒼 惟之
京都府立植物園
子の発ちて 親も自立や 花山茱萸 惟之
京都府立植物園
黄水仙 世のいさかいを 笑ひけり 八隅政毅
びわ湖漕艇場近くにて
風光る 湖へ担がる 二艇かな 惟之
大津市南大萱の川辺にて
待ちにまった桜も列島を駆け抜け、春嵐に吹かれ、瞬く間に散ってしましました。
列島の 開花前線 西行忌 惟之
京都府立植物園
連翹や ゴッホ出そな 黄の舞台 惟之
京都府立植物園
紅枝垂 子等駆け抜けて 湖の蒼 惟之
京都府立植物園
子の発ちて 親も自立や 花山茱萸 惟之
京都府立植物園
黄水仙 世のいさかいを 笑ひけり 八隅政毅
びわ湖漕艇場近くにて
風光る 湖へ担がる 二艇かな 惟之
つぼみ膨らむ(大津市鶴の里)
ピッコロの 音色の冴えて 春近し 惟之
列島の 開花前線 西行忌
身籠りの 子は慎ましく 雛飾る
春障子 響く御堂の コンサート
ビアンカー 湖をゆっくり 光る風
舟吊らる 金毘羅宮や 春彼岸
春の宵 葦たいまつの 灯りかな
幹裂けて 万の蕾や 不老梅
京雛段飾り
毎年の雛飾りは、雄雛雌雛ですませていましたが、今年は20年ぶり位に段飾りとなりました。
しかも、2月に入ってすぐの早めでした。今年こそは、どこかに引き取ってもらおうと言って
いましたが、やはり、段飾りはきれいですね。
身籠りの子は慎ましく雛飾る 惟之
雛の間の子等の似顔絵夢の如
雛(ひいな)背に前歯なき子の笑顔かな
小さき沓揃えて居りぬ雛の客
北野天満宮の梅
笹鳴きを聞きて夜明けの山のぼる 惟之
片畝の残雪映えて峡明ける
春障子響く御堂のコンサート
懐に愛犬入れて雪解道
二群れはひとつとなりて鳥帰る
撫牛の肌の艶やか梅かおる
春一番湖の街道走りぬけ
古希の人 クロッキー 5F 相根満誼
クロッキーの室内写生会をしました。参加の会員メンバーがくじを引いてモデルの順番をきめる。写生時間はわずか15分。この短い間の写生なので特徴をつかんで描かねばならない。メンバーは殆んどはじめ経験でしたが、とても楽しい写生会であった。モデルの一番ひいてしまいました。作者のOKを得てUPしました。とてもいい記念になりました。
クロッキーのモデルの籤は春一番 惟之
球根ベコニア 京都府立植物園観覧温室にて
春の朱鷺雛を抱く佐渡の郷 惟之
復興へ希望のあかり滝ざくら
菜の花のさみどり椀へ澄し汁
風吹けば風と戯る風信子
三椏の花咲く山路日はまた昇る
今日も無き隣家の灯り春愁ふ
さんしゅうの花・京都府立植物園
朝鮮原産の薬用植物。観賞用に植えられている。早春、葉の前に枝先に黄色の小さな花が玉のように集まって咲く。四弁の花である。牧野富太郎博士が春黄金花と名づけたが、木全体が黄色に見えて明るい。秋には珊瑚のように赤い実をつけるので秋珊瑚ともいう。木の実は強精薬となる。本意:春黄金花の名のように早春の明るい花で、春の気分をひきたてる花である。平井照敏 新歳時記より。
さきがけはいつも孤独のさんしゅう黄 岩岡中正
さんしゅうや赤帽の子ら遊びをり 惟之
観覧温室前の雪柳・京都府立植物園
早春、葉の出る前に、雪のように白い花がびっしりと咲く。小さい花だが、五弁の花で、これが集まり咲く。雪柳の名は、花の色が雪のようであること、葉が柳に似ていることとによる。花のあとに芽がが出て青葉となる。平井照敏 新歳時記より転載。
朝より夕が白し雪柳 五十嵐播水
雪柳ふぶくごとくに今や咳く 石田波郷
連翹と寒緋桜・京都府植物園
連翹の黄の鮮やかな茂みから、力強く一本の樹が斜に伸び、寒緋桜が背景を輝かせている。こんな景色にであい、迷うことなくスケッチする。好天であったが、日陰ゆえに描き終えたころ冷え切ってしまった。
連翹の黄のしたたりや仔牛跳ぶ 田中兼豊
連翹の明るさ余り庭広し 島崎喜久