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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

七月の詩(石山寺)

2019年06月26日 12時58分33秒 | 春の俳句

          立夏の白馬連山(F50水彩)  三浦武弘(大津市)

      石山寺

 梅の花毀れて聞こゆ鈴の音   惟之

 薄紅梅式部の像に枝垂れけり

 白梅の狭間は蒼よ瀬田の川

 暮れかかる梅の枝伸びて月見亭

 旗振れば琵琶湖マラソン春驟雨

      誌上句会 兼題「山桜」または「雨(無季語」

 娘の使ふ細身の傘や春の雨  三枝子

 林道の目印なりし山桜  たかすけ

 山ざくら遠くに見ても山桜  敦子

 簪のごと頂上の山桜  まこと

 これよりは坂の無き道山桜  洋子

 高速の車窓楽しや山桜  よう子

 磴上の空せばまりぬ山桜  みどり

 雨を連れ寒のもどりや籠りをり  初枝

 山桜孤高の一本雲流る  秀子

 雨を恋ふ畑地帯や春嵐  奈緒世

 法要の朝や突然春の雨  誠子

 一寸まて散り急ぐなよ山桜  捨弘

 被災地の復興いまだ花の雨  ひさ子

 余生まだ夢ふくらます山桜  博女

 遅咲きの御室桜は見ごろなり  テル

 花に雨根方に犬と宿りゐて  稔

 古里の変わらぬ空や山桜  千代

 菜種梅雨昔のコート探し出し  祐枝女

 舞ひ散りて踏むもためらふ山桜  静風

 今しがた西行をりし山桜  研二

 のぼり来て思はぬ出会ひ山桜  靖子

 午後の日を浴びて鳴禽山桜  秀穂

 ほっこりと馬酔木咲く庭雨模様  佳子

 旅先の朝の散歩や山桜  美枝

 記念樹の疎水に添ひし山桜  惟之

 山桜根は通学の路へ伸び  恵子

 山桜よりの風受け菩薩像  咲久子

    やまびこ(五月号作品から)感動・共鳴ー私の好きな一句

 折れさうなこころ立てをり春隣  道子

 月白く残る山の田初氷  東音

 風花や児童の像は空を向く  志津

 人日の水のやうなる家居かな  梅子

 月凍てて一生といふ一刹那  由美

 遺影にも湯気ほのぼのとなづな粥  美枝

 隙間風我が家の仔細知り尽くす  素岳

 湖尻より風を濡らして鴨翔てり  素岳

 四方のまだ闇をはなさぬ初詣  素岳

 煩悩と共に暮らして去年今年  久子

 一村へ山野へ隔てなき初日  篤子

 文楽に泣きに行くなり女正月  幸江

 切干を黙して作る元教師  安恵

 悴む手君の上着のポケットへ  朋子

 富士晴れて一湾凪ぐや初景色  龍策

 梅の香を聞きつつ一枝活けにけり  惠弘

 大晦日いつものやうに第九聞く  和子

    俳誌 嵯峨野 七月号(通巻576号)より

 

 

 

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六月の詩(節分草)

2019年06月01日 19時32分41秒 | 春の俳句

 

                                          祇園先斗町 水彩F6 町田源二

       節分草

  阿寒湖に揺らぐ気嵐鶴の声   惟之

  湖に入り正拳突きぬ寒稽古

  新装のドローンショップや春立ちぬ

  雪解けて次次のぞく節分草

  本堂のヨーガ体験春兆す

       誌上句会 兼題「春休」または「海(無季語)」

  稽古海女しぶきを残し潜りけり  三枝子

  春休み大きくなりし孫の靴  初枝

  末つ子の笑顔の多き春休み  よう子

  果てもなき俳句の海や春霞  まこと

  海を見に行く約束の春休  洋子

  春浅し知覧の青春海に消え  朱実

  峰よりの新しき景春休  秀子

  涅槃西風海の細波撫でながら  稔

  華やぎの季節移ろふ春休  静風

  パンダ見る駆ける子供ら春休  美智子

  琴の音は練習曲や春休  みどり

  夢中なる子供のゲーム春休  奈緒世

  足腰の耐へれば見たき春の海  喜志子

  パステルのブルーや春の海の色  研二

  ひと回り靴も成長はる休み  美枝

  智恵熱のさがりて遊ぶ春休  博女

  解放も拘束もなし春の海  克彦

  海の町今も見下ろす花菜端  祐枝女

  海一望香り千里の梅の丘  靖子

  一筋の潮目しろじろ春の海  紀久子

  春休み着飾りし子はデートかも  はかすけ

  海越えて来ても休まぬ燕かな  仙命

  春休み子らと石投げした中洲  惟之

  春休み老いも若きもうきうきと  テル

  春休み沖ゆく船のほんやりと  捨弘

  プードルのリードは子供春休み  佳子

  埋め立ての海はかなたや花曇り  啓子

           やまびこ(四月号作品から)感銘・共鳴ーー私の好きな一句

  仕舞湯の柚子胸元に集まりて  昌子

  亥の年を八度重ねて初勤行  惠弘

  仏足石に命引継ぎ冬の蜂  素岳

  年の瀬や遺影を掛ける場所を決め  一陽

  追伸に本音の覗く寒さかな  方城

  すき焼や男仕立の目分量  龍策

  健康に勝る富なき年湯かな  龍策

  浜風にふはりとのりし冬の蝶  志津

  行く先は未知の世界や初暦  杏花

  幸せをつつむがごとく着ぶくれし  惠弘

  既に無き社名のタオル冬至風呂  爽見

  年ふりし地球儀十二月八日  洋子

  白菜の色して虫の太りけり  千代

  牧場の霧の中より牛の声  たまき

  目に枯野溢れて熱きレモンティ  恵

    俳誌 嵯峨野 六月号(通巻575号)より

  

  

  

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ます釣りと湖岸のキャンプ

2019年05月08日 17時09分01秒 | 春の俳句

 

            「ます釣理をしました」  いそべけいすけ(5歳)

  10連休の初めには帰郷した子等と南郷水産センターで鱒吊りを楽しみました。次々に釣り上げた鱒は7匹。この絵は保育園の描いたとのことです。太陽も雲の笑っています。水面には吊り落とした鱒が飛沫を挙げています。二日目は沖島を遠見の湖岸でバーべキュー。おいしい焼肉をいただき、浜辺では石投げやバドミントンも楽しみにしました。    

    春が来て橋に巣作り親燕    こはる

    孫の汲む心尽くしの新茶かな  惟之

           次々と鱒吊り上げて歓喜の児            

    沖島や水上スキーの波寄せる

    石投げて童に還る春の湖

    沖島や白砂青松春の雲

    牛タンに骨付ラムの春キャンプ

    信楽や陶の兜に絵付けの児

    綺羅の名のボール活き活き春の宵

    春の宵令和前夜の誕生会

 

  鯉に餌やり 

 

  餌ばかりとられてなかなか吊れない

 

  歓声あげて

 

   吊り上げた鱒を塩焼きに

 

   もうすぐ焼き上げりよ

 

 網の中の鱒は吊れた7匹でした。シャツの虫はクワガタかな。

 あっという間に描いてくれました。とても素敵です。

 

   沖島と津田山の真向いのキャンプ場 

 

 

   石投げ

 

 

 

 

 

 大津港

 

 

 

 

    

              

    

  

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石山寺の梅園

2019年03月16日 15時34分20秒 | 春の俳句

 

                                       御影堂前の盆梅

   白梅の枝先のびて月見亭   惟之

   逞しく土突き抜けて牡丹の芽

   光堂の反りし庇や牡丹の芽

   本堂の鈴の音頻り梅の園

   本堂に沓の音響き梅ひらく

   白梅の狭間は蒼き瀬田の川

   枝先の青空揺らす辛夷の芽

   紅梅や式部の像に重ね散る   

 

  梅林と月見亭

 

  水仙と梅林

 

   光堂と白梅

 

  牡丹の芽

 

  本堂前の盆梅展

 

  本堂の舞台を見上げる。巨大な硅灰石の上に立ち、参拝人の靴音や鈴音がこぼれる。  

 

  芭蕉の句碑

 

 

   

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田上郷土史料館

2019年02月01日 07時36分07秒 | 春の俳句

           田上郷土史料館収蔵庫の大八車の車輪  

   高度成長期の時代の変化の中で、郷土の文化を担ってた道具類が廃棄物として消えてゆくことに地元の二人が危機感を持ちます。そして二人は、これらを何とか後世に残せないかと活動を始めます。はじめは奇異に見ていた地域の人々も、共感し活動を応援しようと動きだします。ことことがきっかけとなり「田上郷土史料館」が開設されました(昭和42年)。懇切にご説明いただきました真光寺の東郷正文氏に感謝申し上げます。大津歴史博物館 企画展「田上でぬぐい」-暮らしと文化ー参照。  

  春日背に二輪で訪る史料館  惟之

  大八の車輪五つ六つ春の塵

  菜種打つ床几台吊る蔵の内  

  五つ玉の大津そろばん春はじく

  ネズミ捕り形いろいろ春の窓

  春塵の鞍に積もりて牛の声

  田上の拾六勝や冴え返る

  樵歌聞こふ春山六個山

  黒津橋わたる耕牛画と詩に

  大日湾の五言絶句や蛍の火

  不動寺の晩鐘ひびく秋の夕

  驟雨して天神川を子ら帰る

  歯車のハンドル廻し田水汲む

  吊るし柿馳走になりて太鼓楼

  境内に西鶴の碑や春隣

  担ぎたる消防ポンプ火の用心   

 

 田上郷土資料館収蔵所

 菜種取りの床几 床几の下に布を敷き、木槌で叩き、菜種を落とす

  井戸水汲みの滑車と肩担ぎが付いた消防ポンプ

  積み上げられた風呂

 

  民具一式

   足踏み式の脱穀機 踏み込むとカラカラ回りました。

  牛の鞍と藁の合羽  牛の声が聞こえてきそう

 牛の背に吊り下げた藁袋

  餅つきの木臼  石臼は移動が大変だが、木臼はし易い。

  柿渋の絞り機  渋柿の実から採取した液は木や麻・紙などに塗り防水・防腐用とします。

  台所の大かまど一式

  ずらりと並ぶ田草とり

  真光寺境内の別館へ

 井原西鶴 武家物語の碑  

   田上郷土史料館の建築概要

  田水汲み取り機 川から田水を汲み取る際に使われた機器

  糸ノべ車  綿に撚り(ねじり)をかけて、糸を紡ぐための道具

 分銅。秤などで量るものの基準となるおもり。天秤に使用した。鉄や真鍮などの金属製

  ねずみ取り

  五玉の大津算盤

 蠅とり機 蜂蜜を塗った木製の回転板に止まった蠅が手前の金網に捕集される。

 山本粟斎詩・梅田鉄城画の田上拾六勝  明治29年(1896年)

 狛坂摩崖仏の40年程前写真。現在ではシミや苔での汚れがあり、貴重な写真と思える。
  

 

 

 

 

 

 

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七月の詩(冴返る)

2018年06月27日 13時45分53秒 | 春の俳句

 

               朝の瀬田川(大津市稲津)      

   冴返る

 ゴッホ展に茂吉のサイン冴返る  惟之

 冴返る牢で綴らる紙縒り文字

 ようお参りと白梅ふふむ弁財天

 梅香る上七軒の芸舞妓

 馬酔木咲く石塀小路に沓の音

    誌上句会 兼題「春深し」

 木木の香の深き里山春深し  仙命 

 古墳まで一本道や春深し   三枝子

 千体の千の仏心春深し    一江

 春深し昭和の匂ふ喫茶店   翠 

 石垣にシーサー阿吽春深む  よう子

 佐保川の水面の光春深し   清彦

 船頭の声の嗄れをり春深し  京子

 葬列に渡る鉦の音春深し   詔義

 虚子百句繙く灯り春深し   咲久子

 春深し多摩の遠峯のうす日和 清次

 転宅を告げ来る友や春深し  初枝

 春深し一茶の生活しかと読み 克水

 ふんはりと海に入日や春深し 靖子

 瀬田川に行き交う櫓音春深し 惟之

 試歩いまだ上達遠し春深し  佳子

 バス旅の土産選びや春深し  純代

 阿弥陀さまの深き眼差し春深し 信儀

 草履編む匠の里や春深し   万智子

 建つと言う空地そのまま春深し 洋子

 源平の歴史ひもとき春深し  ひさ子

 何事も決まらぬ齢春深し   捨弘

 色濃き山川草木春深し    秀穂

 礎石のみ残る城址や春深し  基雲

 とりどりに壁の彩り春深し  梟

    やまびこ(五月号作品から)感銘・共鳴ーー私の好きな一句

 悔いのなき日日すごしたき初日記  恵弘

 赤き実を残せる庭の初景色   貴志子

 水もまた動かざるもの寒の鯉  爽見  

 冬日向猫の欠伸は背中から   邦弘

 初雪の音なき音や猫眠る    百合香

 枇杷の花村の放送聞きとれず  志津

 治まらぬ奥歯の痛み冬の夜   志津

 万象に影の生まるる初明かり  素岳

 風神も加はりどんと囃しけり  素岳

 一月の水に重さのありにけり  清次

 母の年越えてつくづく初鏡   敏子

 我卒寿吾子還暦や千代の春   節子

 初春や青年すつと席ゆづる   陽子

    俳誌 嵯峨野 七月号(通巻第564号)より

 

 

 

 

 

       

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立春寒波の薄氷(その2)

2018年02月09日 17時48分35秒 | 春の俳句

               偶然にこんな自然のアートに出合う

  波波波寒寒寒の薄氷   惟之

  薄氷波の形に朝日差す

  川青き鳰それぞれの朝となり

 

 

 

 

 

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立春寒波の薄氷

2018年02月06日 14時03分49秒 | 春の俳句

                    立春寒波の朝、大戸川の浅瀬に見られた薄氷・大津市黒津(2018.2.6)

     薄氷を潜りて流るさざれなみ   惟之

   日を浴びて切子のごとき薄氷 

   朝の日の川面に映えて薄氷     

 

    

 

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八月の詩(下萌)

2017年07月29日 15時20分58秒 | 春の俳句

 金勝アルプス天狗岩山頂より(2017.7.24)

       下萌

 笑ふ児の歯はうすうすと下萌ゆる   惟之

 橋下に数多隠れし燕の巣

 サーチライト照らし舟ゆく花の下

 山越えの桜蕊ふる通学路

 幼子の諸手に溢る花の屑

      誌上句会 兼題「螢」

 父母や飯盛山の夕蛍    惟之

 束の間の命の乱舞蛍の夜  洋子

 かりそめにこの世に生まれて螢かな 秀子

 せせらぎの涼しき宿や螢飛ぶ    テル

 荒物店むかし懐かし螢かご     幸子

 ほうたるを蚊帳に放ちし幼き日   捨弘

 湧水の川をよぎりし初螢      美枝

     やまびこ(六月号の作品から) 感銘・共鳴ー私の好きな一句)

 しばらくは春の海見て空を見て   志津

 多羅葉にようこそ古希をと春便り  啓子

 足袋を履く背骨一本軋ませて    素岳

 土筆出てみな仲良しに過ごしをり  志津

 春立つと聞きて伸びたる背筋かな  玲子

 春耕の眠りし土の鼓動かな     きぬ

 庭のもの眺めて春と思ひをり    海尾

 春の雨丹波木綿にある重み     洋子

 凍星の剥がれて沖の漁火に     ひさ子

 明日はまた明日を頼りに冬籠    隆を

 励まして励まされつつ春を待つ   トモ

 一村の鬼打ち揃ふ追儺寺      正弘

 虎杖を折ればパ行の音したる    節

 花屋の荷解かれ息吹く猫柳     一宇

 ポストまで少し歩いて少し春    喜美恵

    俳誌 嵯峨野 八月号(通巻553号より)

 

  

 

 

 

 

 

 

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七月の詩(花菜畑)

2017年06月30日 11時28分57秒 | 春の俳句

        蒲生郡安土町の田園(2017.6.26)

 

      花菜畑

 若冲の野菜尽くしの涅槃の絵   惟之

 比良からの風と戯る花菜畑

 花馬酔木水琴窟へ耳澄ます

 ひろびろと七堂伽藍松の芯

 泣き止めばもう指しやぶり初節句

 

   誌上句会 兼題「若葉

 人の靴履き間違へて若葉寒    惟之

 向き会うて輝き見ゆる庭若葉   洋子

 目にやさし木木の若葉の中にゐて 幸子

 鳥啼いて疎水豊かに若葉晴    初枝

 若葉風谿の水面を光らせて    秀子

 知らぬ間に狭庭の木木は若葉なり テル

 柿若葉フランス文字の喫茶店   美枝

 

   やまびこ 感銘・共鳴ー私の好きな一句

 なづな粥吹きて命をふくらます  杏花

 白髪の光りとなれり初鏡     勝彦

 光りより鳥の声降る初山河    東音

 ふくよかな日日を送らむ鏡餅   勝彦

 亡き人のカルテ見直す年の暮   博女

 去年今年残る命をいとおしむ   一雄

 福豆や子らの気配の残る部屋   龍作

 いつまでの心老けまじ初鏡    治子

 人の世は片道切符絵すごろく   素岳

 絵本また読んで読んでと春隣   久子

 父遠し母なほ遠し夕焚火     篤子

 冬すみれ寂光院へ畔伝ひ     憲勝

 つくづくと二人きりなり晦日蕎麦 宙

 振り向けば犬もふりむく枯野道  真弓

 毛糸編む手の語りつぐものがたり 朋子

 谷底へ谺を放つ鍬始       耕

 薄氷仏足石につちふまず     憲勝

 胎動も微かに聞こゆ雪見かな   文香

 

    俳誌 嵯峨野7月号(通巻第552号)より

  

 

 

 

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