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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

春の鴨

2017年04月04日 11時30分32秒 | 春の俳句

   瀬田川沿いのふくらむ蕾     

さくらの蕾がふくらみ、川辺に山茱萸の花がこぼれ、土手にはいぬふぐりが咲きのぼりました。そして、群遊していた瀬田洗堰の鴨は僅かな番が残こる春の鴨となりました。春らしくなった画像を求めて朝の散歩。歳時記から好きな俳句を探してみました。

山茱萸に明るき言葉こぼし合ふ   鍵和田袖子 

   

  いぬふぐり星のまたたく如くなり  高浜虚子 

 

  連翹の黄に触れ胎の子が動く  樟 豊

  たんぽぽや日はいつまでも大空に  中村汀女

  水仙を剣のごとくに活けし庵   山口青頓

  白い星のような草の花  

  釣鐘のまわりに紫の小花を沢山つけた草の花

  木蓮が頭上にありて胸開く  坪内捻典

 残りしか残されゐしか春の鴨  岡本 瞳

 

  鴨や鳰が見られなくなり、寂しくなった瀬田川洗堰の水辺   

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雛の間1992

2017年03月03日 20時00分03秒 | 春の俳句

 アルバムに見つけた娘の貴重な一枚。前歯が4本が生え替り掛けている。今は0歳と3歳児の母になりました。入園グッズつくりに来週帰ってきます。

  雛の間の前歯なき子の笑顔かな   惟之

  桃の花活けて子達を迎えをり

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八月の詩(退蔵院三句)

2016年07月30日 14時53分59秒 | 春の俳句

 

      室町時代の画聖狩野元信の枯山水の庭園(京都・退蔵院)

 瓢鮎図騒ぐ問答椿落つ  惟之

 椿咲く枯山水の不変の美

 陽の庭陰の庭あり桜二分

 泥水にのの字のの字の蝌蚪の紐

 春動く幼の描くクレパス画

 父の日に合わせて家族写真撮る 幸子

 父の日や今年は父の五十回忌  テル

 父の日の親子と犬と夕散歩  洋子

 謡本出して父の日なりしかな  初枝

 父の日や戦後語らず逝きし父  秀子

 父の日や今の暦のふと淋し   アイ子

 父の日や父は背中でものを言う  捨弘

 父の日の遠き日の文抽斗に   惟之

 父の日の酒一合に酔いにけり  美枝

    俳誌嵯峨野 八月号(通巻541号)より

 

 

 

 

 

 

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春の雨

2016年06月27日 18時51分51秒 | 春の俳句

    朝日に照らされた草の花房。紫いろの鯉が群れて泳いでいるよう。大戸川川原にて。

  山襞を昇る法螺の音春の雨  惟之

  屋根替や路地に捨てらる鬼瓦

  春の日に初めて乗りぬ三輪車

  啓蟄やつはりの母を気遣ふ児

  点滴を待つ間の雛コンサート

  水槽が晴れ舞台なり熱帯魚  捨弘

  熱帯魚患者迎へる医師の棚  美枝

  熱帯魚恋するごとく向かひ合ひ 惟之

  水槽を堂々巡り熱帯魚    幸子

  待合室しずかに恋の熱帯魚  アイ子

  水槽の中は穏やか熱帯魚   テル

  大海を知る術もなく熱帯魚   洋子

  遠き日の吾子の瞳や熱帯魚  初子

  熱帯魚夢見は未だ外つ国   秀子

      俳誌 嵯峨野 七月号 45周年記念特集号(第540号)

 

  

 

 

 

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三大神社の藤の花

2016年05月06日 07時37分24秒 | 春の俳句

 

      藤の花の蜜を吸う虻(草津市志那町 三大神社)

 草津市の指定天然記念物に指定されている三大神社の藤を見て来ました。この藤は樹齢400年(推定)の古木、穂が2m近くにもなり「砂ずりのふじ」とも呼ばれ、地元の人に親しまれています。古老の言い伝えでは、天武天皇(673年~686年)のゆかりの樹木であるが、織田信長の兵火(推定1571年)で焼失。その後、株元が芽生え、次第に繁茂して今日にいたっているといわれる。

   くたびれて宿かるころや藤の花  芭蕉

   藤の花長うして雨ふらんとす   子規

   藤垂れて病室まぎれなくにほふ  龍太 

   焼打ちに逢ふも芽生えし藤の花  惟之

   朝の日を零して垂るる藤の花

   ぶんぶん飛ぶ花より太き藤の虻  

   砂ずりの藤の古木や400年

    

 

  

  

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九月の詩(山藤)

2015年09月01日 11時19分31秒 | 春の俳句

  「保永堂版」 歌川広重 近江八景の瀬田夕照

 松の木の高きに添うて山の藤   惟之

 畔の泥くはへ燕の宙返り

 リフト下著莪の広がる賤ヶ岳

 初夏や湖水を汲みて比良描く

 次々と魚道を跳ぬる小鮎かな

 畦道の子の掌に雨蛙

 照る坊主揺れて軒端の雨蛙   洋子

 何せんとぢつと吾見む雨蛙   秀子

 整ひし狭庭に囃す雨蛙      美枝

 かしましやなんと小さな雨蛙   初枝

 葉かくれに雨を待ちたる雨蛙  テル

 雨を呼び雨に遊べる雨蛙    捨弘

         俳誌 嵯峨野九月号(通巻530号)より

 

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八月の詩(今城塚古墳)

2015年08月01日 18時50分16秒 | 春の俳句

                  京都洛北 鷹ヶ峯 茶花園          

 諸手揚ぐ巫女の埴輪や髢草(かもじぐさ)   惟之

 千木き家形埴輪風光る

 朱き沓履きて大王眼る春

 墳丘のテラスへのぼるしゃが著莪の花

 本堂は明け放たれて花の寺

 夏めくや牧のサイロの屋根光り

 夏めきて窓辺の木遇も目覚めけり     洋子

 夏めくや隣家の雨戸開ける音        秀子

 新緑やさゆらぐ影を窓に見て        美枝

 朝早く見る新緑の生き生きと        幸子

 病院を出て新緑の風の中          テル

     俳誌 嵯峨野八月号(通巻第529号)より

 

 

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七月の詩(連翹)

2015年07月01日 10時16分06秒 | 春の俳句

               新緑の掘割(伏見)

 並び立つ艇庫に春日耀うて    惟之

 春光や艇は緩りと湖をゆく

 連翹の黄にも現れなむヴァンゴッホ

 公魚の余呉の賑わひ朝日差す

 屋根裏の梯子の架かる祇園茶屋

 春の山銃一声の轟けり

 煙りつつ解る音見ゆ春の山    洋子

 もことして春嶺どこまで投票日  秀子

 眠りから醒めたる木々の春の山  美枝

 春の山疎水を通る舟静か     テル

 雲走る今日の春山目の前に    幸子

               俳誌 嵯峨野七月号(通巻第528号)より

 

 

 

 

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六月の詩(豆撒き)

2015年06月01日 12時04分54秒 | 春の俳句

 新緑の祇王寺

  豆撒きの児は鬼を見て逃げ回る   惟之

  ランナーの春の息吹きや樟並木

  松の芯雨滴をまとひ一尺余

  城跡へ抜ける山道すみれ草

  朝市やリュックにひとつ春キャベツ

  静寂や糺の森の藪椿

  藪椿舌切雀出て御出で    よう子

  藪椿茶室に一枝格を上げ   テル

  ほとばしる水の流れに落椿  美枝

  暮れ泥む音なき風に椿落   初枝

  椿咲く木登り上手の女の子  秀子

            俳誌 嵯峨野六月号(通巻第527号)より転載

  

  

 

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京都の春

2015年04月06日 14時23分49秒 | 春の俳句

                山科疎水の桜

大津ー山科ー蹴上のインクライん復活の通船試行が4月4日(土)から開始されました。第一便が9:50、サーチライトを照らし乗船場にきました。

  満開の疎水をめぐる花の舟   惟之

  サーチライト照らし入舟花の下  

  桜咲く校庭駆ける子等の声

  外つ国の花嫁もゐて花の下    

  本堂は開け放たれし花の寺

  青空へ溶け込むよふに紅枝垂    

  銀閣へ流れゆくなり花筏

  三椏も石楠花も咲く花の道    

  蹴上インクライン。花の頃が一番の人出。中国、台湾の観光客が多い。

ウエディングの風景も見られたインクライんン。

  水路閣の疎水路よりの京都市街。愛宕山、平安神宮の大鳥居を望む。

   南禅寺山門。秋の紅葉もきれいが桜も見事。

  南禅寺本堂。朱い沓を履いて読経しながら堂内をめぐる。

 賽銭箱に椿。思わずパチリ。

 南禅寺本堂前の境内

  南禅寺界隈の別荘街。青空に溶け込むような枝垂れ。BSで紹介されたらしい。

 大豊神社近くの哲学の道。石楠花も咲いていた。

 平安神宮の外拝殿(大極殿)を望む

 

神苑の枝垂れ桜

 

神苑の馬酔木。花が大きい。

京都市美術館内の桜と平安神宮の大鳥居

岡崎公園の疎水。往年の桜の勢いが少なくなり、寂しくなりました。

 

 

  

 

 

 

 

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