半回転

2020-09-18 01:11:49 | Weblog
3合炊きの炊飯器を買ってしばらく経つが、
順調に炊けている

毎日米を研いで釜を洗うという、
面倒な一連の作業にも慣れて、
そのルーティーンが軌道に乗っていた

そんな中、コントのような事件が起きた
俺の部屋にはテーブルがなく、
衣装ケースをテーブル代わりにして、
そこで飯を食ってるんだが、
炊飯器から少し離れたところにある

ご飯をお椀によそう時に、
炊飯器の位置でよそわないで、
衣装ケースまで窯を持ってきてよそっていた

俺はしゃもじを使ってないので、
衣装ケースの上で釜を傾けてよそったほうが、
最後の1粒までよそうのが楽なのである

ちなみにしゃもじを使わないのは、
使ったら洗わなきゃいけないからで、
少しでも洗い物を減らしたいからである
特にしゃもじは形状が特殊で洗いづらいので、
箸でよそってるわけだ

そしてその日も炊飯器から釜を取り出して、
衣装ケースまで運ぼうとした
その際、当然だが釜が熱いので、
指が当たらないように爪で持ち上げて運ぶようにしていた

しかし爪の位置が微妙に悪かったのか、
熱さが指に伝わり耐えきれず釜を手から離してしまった

もちろん釜は床に落下した
そのまま真っすぐ落ちてくれればよかったんだが、
半回転して着地した

その瞬間凍り付いたが炊いた直後だから、
ご飯が釜に張り付いてるかもという、
淡い期待を抱きながら釜を持ち上げると、
当然だがご飯が綺麗に落ちていた



これから飯を食おうという時にこれは本当にきつい
ただこれはこれで全滅ではない
床に付いてない部分は食えるわけだから、
箸で上の方をすくってそこそこの量は救出できた





そして納豆を食ったんだが、
それもズボンの上にこぼすというおまけが付いた
しかもコインランドリーで洗ったばかりである



俺はめったにズボンは洗わないんだが、
久しぶりに洗ったらこれである
俺は笑いながらティッシュで拭き取って、
雑巾を濡らしてズボンを拭いた

繰り返すが休みの日ならまだしも、
遅い帰宅で飯を食う直前にこの一連の作業をしてるわけだ
この時の俺の怒りはいかほどだったか想像がつくだろう

そして何とか床も綺麗に拭いて一段落と思ったが、
ご飯の量が少なくなったので空腹が満たされていない
そこでカップ麺を食うことにした
こういう時のためにカップ麺を、
安売りの時に狙って買っているのである

しかし精神状態がぐちゃぐちゃだったせいか、
七味を先に入れるという失態を犯した
こんなミスは普段起こさないが、
余程精神的にイライラしていたものと思われる



もちろん味的にはほとんど影響ないが、
グダグダの晩飯になってしまった

これ以降、ご飯をよそう際は、
炊飯器自体を衣装ケースの近くの椅子まで運んで、
そこから釜を取り出し衣装ケースに乗せている
これなら熱くても距離が短いから、
すぐに手から離せるわけである

しかし今思うと釜を離す際になぜしゃがんで、
離さなかったのかという悔いが残る
離す地点が低ければ、
そのまま真っすぐ落下する可能性が高く、
半回転することもなかったはずだ
せめて手を少し下げて離せばかなり違ったはずだが、
そんなことを考える余裕もないほどの熱さが、
急に襲ってきたということだろう

それと落下した際の音も相当なもんだったはずである
両サイドはもちろん下の階にも迷惑をかけてしまった
遅い時間だったし、これは申し訳なかったと思っている

まあ最初からしゃもじを使ってれば、
当然起きなかった事案である
それでも洗い物を増やしたくないので、
これからも箸でよそっていく所存である

少し前にうなぎについて書いたが、
早速売り場から消えていた
完全に消えてはいないがうなぎ専用コーナーが消えて、
よくある普通の売り場になっていた

そのスーパーはうなぎに力を入れていた感じだったが、
ごく普通のスーパーになったわけだ
値段も普通に高くなっていた

ここで触れた途端にこれである
あの比較的安い値段で買えないとなると、
今後は気軽には食えなくなる

ここで書くとダメになるというケースがたまにあるが、
俺のような奴が喜びながら書くと、
ろくなことはないということだろう
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