某ビール会社が明治・大正期の復刻版ビールを季節限定で売り出すとの記事が東京新聞の11月27日に載った。記事に名を借りた商品の宣伝のようなコラム記事だから、文句を言うのもどうかと思うが、でも、この商品は確か去年かおととしにも季節限定発売になっている。私も買って飲んだ。缶を取っておこうと思いながら捨ててしまって、しまった、と思った覚えもある。
だからこれはニュースでも何でもない。単に定例の季節行事の一つとさえ言えるのではないか。まさしく記事に名を借りた宣伝である。メーカーからの強烈な売り込みでもあったか。何しろ、この某社は某外国ビールの販売権をサッポロビールからもぎとった会社なのである。もぎとったとは聞こえが悪いが、ニュースではこの某外国ビール会社がサッポロの業績低迷を嫌ったのだろうと伝えている。
確かにサッポロは商売が上手いとは言えない。スーパーでも同社のビールだけが横一線からはみ出して高い。取り立てて個性のある商品とは言えないビールであれば、何も高い物を買わなくても済む。私は同社のビールが好きなので、他社と同じくらいの値段に出来ないものかと、いつも思っている。
新聞では記事広告と言う手は昔からある。ただ、新聞の場合は欄外の上部に「広告」と明記してあるし、全体の体裁からも広告だと分かる。そのテレビ版がある。私が見ているのは、と言ってもほとんど見てはいないが、時々、そのまま次の番組を見ようと思って、付けっぱなしにしていて、耳に入って来る事がある。
まさしくCMなのだが、体裁は「情報」となっている。私の見ているのはテレビ朝日の「ちい散歩」で、そのまま続きの「情報」へとごく自然に導くような仕掛けになっている。文字通り「ちい散歩」と一体化しており、長い時には25分くらいも延々と続く。
役に立つ情報ではあろうが、何回も同じような内容を見せられているから、役に立つなどと言うのもおかしい。そんなに視聴者は馬鹿じゃない。一度見せられたら、その内容はほとんど覚えている。
CMなら1時間に何分と限度が決められているだろうから出来ないのだが、「情報」との名前を借りれば、まさにCMと寸分違わぬ内容を20分とか25分とかも流す事が出来るのである。これが正当だと言えるだろうか。
さて、その続きの番組だが、これがまた時代劇の再放送なのである。それもまた再放送のそのまた再放送、あるいは、再放送のそのまた再放送のまたまた再放送もあるはずだ。私はこの再放送で、短い期間に二度も同じ番組を見ている。そしてそこにまた新たにCMが入る。元手を掛けずにCM料金を手に入れる事が出来る。こんな「濡れ手で粟」のような商売が可能になる。テレビ放送と言う商売が面白いはずである。
ね、元手要らずに金儲けが出来るんだから、先日書いたように、CMの入らないドラマを放送したって罰は当たらないのですよ。
文句言うんなら、見なきゃいいじゃないか、と我ながら思うが、下手な現代ドラマよりもよっぽど面白いのである。もちろん、「じって(十手)」を「じゅって」などと馬鹿な科白もあるが、そんな事気にしていたら、時代劇など見られない。これは江戸時代を舞台にした娯楽番組だと割り切って見ている。
世の中、汚い事ばかりだから、せめて架空の世界でもいいから、勧善懲悪の世界を見たいじゃありませんか。
だからこれはニュースでも何でもない。単に定例の季節行事の一つとさえ言えるのではないか。まさしく記事に名を借りた宣伝である。メーカーからの強烈な売り込みでもあったか。何しろ、この某社は某外国ビールの販売権をサッポロビールからもぎとった会社なのである。もぎとったとは聞こえが悪いが、ニュースではこの某外国ビール会社がサッポロの業績低迷を嫌ったのだろうと伝えている。
確かにサッポロは商売が上手いとは言えない。スーパーでも同社のビールだけが横一線からはみ出して高い。取り立てて個性のある商品とは言えないビールであれば、何も高い物を買わなくても済む。私は同社のビールが好きなので、他社と同じくらいの値段に出来ないものかと、いつも思っている。
新聞では記事広告と言う手は昔からある。ただ、新聞の場合は欄外の上部に「広告」と明記してあるし、全体の体裁からも広告だと分かる。そのテレビ版がある。私が見ているのは、と言ってもほとんど見てはいないが、時々、そのまま次の番組を見ようと思って、付けっぱなしにしていて、耳に入って来る事がある。
まさしくCMなのだが、体裁は「情報」となっている。私の見ているのはテレビ朝日の「ちい散歩」で、そのまま続きの「情報」へとごく自然に導くような仕掛けになっている。文字通り「ちい散歩」と一体化しており、長い時には25分くらいも延々と続く。
役に立つ情報ではあろうが、何回も同じような内容を見せられているから、役に立つなどと言うのもおかしい。そんなに視聴者は馬鹿じゃない。一度見せられたら、その内容はほとんど覚えている。
CMなら1時間に何分と限度が決められているだろうから出来ないのだが、「情報」との名前を借りれば、まさにCMと寸分違わぬ内容を20分とか25分とかも流す事が出来るのである。これが正当だと言えるだろうか。
さて、その続きの番組だが、これがまた時代劇の再放送なのである。それもまた再放送のそのまた再放送、あるいは、再放送のそのまた再放送のまたまた再放送もあるはずだ。私はこの再放送で、短い期間に二度も同じ番組を見ている。そしてそこにまた新たにCMが入る。元手を掛けずにCM料金を手に入れる事が出来る。こんな「濡れ手で粟」のような商売が可能になる。テレビ放送と言う商売が面白いはずである。
ね、元手要らずに金儲けが出来るんだから、先日書いたように、CMの入らないドラマを放送したって罰は当たらないのですよ。
文句言うんなら、見なきゃいいじゃないか、と我ながら思うが、下手な現代ドラマよりもよっぽど面白いのである。もちろん、「じって(十手)」を「じゅって」などと馬鹿な科白もあるが、そんな事気にしていたら、時代劇など見られない。これは江戸時代を舞台にした娯楽番組だと割り切って見ている。
世の中、汚い事ばかりだから、せめて架空の世界でもいいから、勧善懲悪の世界を見たいじゃありませんか。