夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

平和祈念式典に、野田総理は「ノーだ」ノダ

2012年08月07日 | 社会問題
 あんなに白々しいと言うか、ぬすっとたけだけしい、と言うか、胸糞の悪くなる挨拶を聞いた事が無かった。本当は今までだって同じだったのだ。ただ、実際に日本で原発の被害に遭っていなかったから、分からなかっただけなのだ。
 原発を稼働して、更には国外にも輸出しようとしている国の総理が、核兵器廃絶を訴える事が出来るのか。核兵器と原子力の利用とが表裏一体だと言う事を我々は知らなかった。知らされなかった。
 ガスより色々な面で安全だから、オール電化にしましょう、なんて言う程度のような事で、原子力発電を利用して来たと言える。

 日本国民の大多数が原発反対、と言っているのに、その声を聞こうとはしない総理が、核兵器廃絶を訴える事は出来ないし、何の説得力も持たない。
 主催者は広島市だろうが、日本の最も大事な記念式典の一つだから、総理が出席するのは当たり前なのだろうが、こんな違和感のある出席者を私は見た事がなかった。

 いつもの事だが、平和を訴える小学生の、原稿を読むのではなく、自分達の言葉としての挨拶に比べて、市長の挨拶は見劣りするし、総理の挨拶に至っては、言う言葉も無い。
 これはもう、ブラックユーモアだと思う。