借りている家の更新時期が迫って来た。例によって2年更新だが、私は本当はすぐにも今の所を出たい。と言うのは家賃が高過ぎるからだ。私の周囲に言わせれば、自分の倍じゃないか、とほとんどの人が言う。中には自分の3倍も払っているよ、と言う人さえ居る。今までは何とか貯金を下ろして支払って来たが、それも底を突いた。だから一刻も早く引っ越したい。だが、一緒に住んでいる息子の都合もある。そこで最大限6ヶ月だけ延長して欲しいと頼んだ。
その頼みは聞き入れられ、更新料も6ヶ月分になった。ところが、契約書は2年のままである。それに6ヶ月後に契約解除をするとの解除申込書を添えて出すのだと言う。そうなると、強制的に掛けさせられている保険も2年契約の2万4千円になる。これはおかしい。
だから、そう言った。だが、更新事務を担当している女性は保険は別会社だからそうはならない、と言う。そんなはずは無い。保険会社も同じ三井リハウスが代理店になっているのだ。
実は賃貸借を担当していた部署から契約更新や解約の事務が別の専門の部署に近年になって移った。私はその知らせを受け取った時、いやーな予感があった。直接に交渉をしたその相手ではなく、全く無関係の部署が担当するのだ。多分、杓子定規の事務的な扱いになるんだろうなあ、と思った。そうした無慈悲な事をするためにも、無関係の部署の方がずっとやり易い事は目に見えている。
そして保険を担当する女性から電話が入った。彼女は途中解約なら、解約返戻金が出ます、といとも簡単に言う。しかし保険の申込書には「途中解約の場合には未経過期間に応じて解約返戻金が出る場合もあります」と明確に書かれている。これは「返戻金が出ます」との意思表示にはならない。「出る場合もある」は「出ない場合の方が多い」と言う事である。それは常識だ。
しかし彼女はそうではない、と言い張る。それなら、その旨、きちんと契約書に一筆書いてくれますか、と言うと、文章に書いてあるのだから必要が無い,と言う。あなた、日本語分かってますか、と私は言った。彼女は文章をきちんと読み取る能力が無い。それなのに、堂々と契約者に不利になる事をさもそんな事は無いかのように言う。
結局は更新事務の部署から保険の部署に私が6ヶ月後に退去すると言う正しい情報が何も伝わっていなかった事が判明した。それにしても、6ヶ月の契約を結ぶ人間に平気で2年間の契約書を書かせ、2年分の保険料を支払わせるそのいい加減な魂胆にはあきれ果ててしまう。
そうか、これで不動産も保険業者もやって行けるんだ。一体、陰でどれほどの人間が悔しい思いをして涙を流しているのだろうか。
その頼みは聞き入れられ、更新料も6ヶ月分になった。ところが、契約書は2年のままである。それに6ヶ月後に契約解除をするとの解除申込書を添えて出すのだと言う。そうなると、強制的に掛けさせられている保険も2年契約の2万4千円になる。これはおかしい。
だから、そう言った。だが、更新事務を担当している女性は保険は別会社だからそうはならない、と言う。そんなはずは無い。保険会社も同じ三井リハウスが代理店になっているのだ。
実は賃貸借を担当していた部署から契約更新や解約の事務が別の専門の部署に近年になって移った。私はその知らせを受け取った時、いやーな予感があった。直接に交渉をしたその相手ではなく、全く無関係の部署が担当するのだ。多分、杓子定規の事務的な扱いになるんだろうなあ、と思った。そうした無慈悲な事をするためにも、無関係の部署の方がずっとやり易い事は目に見えている。
そして保険を担当する女性から電話が入った。彼女は途中解約なら、解約返戻金が出ます、といとも簡単に言う。しかし保険の申込書には「途中解約の場合には未経過期間に応じて解約返戻金が出る場合もあります」と明確に書かれている。これは「返戻金が出ます」との意思表示にはならない。「出る場合もある」は「出ない場合の方が多い」と言う事である。それは常識だ。
しかし彼女はそうではない、と言い張る。それなら、その旨、きちんと契約書に一筆書いてくれますか、と言うと、文章に書いてあるのだから必要が無い,と言う。あなた、日本語分かってますか、と私は言った。彼女は文章をきちんと読み取る能力が無い。それなのに、堂々と契約者に不利になる事をさもそんな事は無いかのように言う。
結局は更新事務の部署から保険の部署に私が6ヶ月後に退去すると言う正しい情報が何も伝わっていなかった事が判明した。それにしても、6ヶ月の契約を結ぶ人間に平気で2年間の契約書を書かせ、2年分の保険料を支払わせるそのいい加減な魂胆にはあきれ果ててしまう。
そうか、これで不動産も保険業者もやって行けるんだ。一体、陰でどれほどの人間が悔しい思いをして涙を流しているのだろうか。