今日の新聞の一面広告で日立が冷蔵庫の虚偽記載についてお詫びをしている。インターネットでも同じだ。現在、徹底的な社内調査による原因の究明を進めていると言うが、もう一週間も前の事件である。それがまだ分かっていないらしい。そして原因の究明と言うが、何の原因を突き止めようと言うのだろうか。なぜ虚偽の広告をしたのか、についてなのか、真剣に仕事をしていたのだが、結果的に虚偽になってしまった事についてなのか。私にはこの二つしか無いと思えるのだが、そうだとして、そうした事の原因解明が出来るのだろうか。
もしも虚偽と分かってしていたのなら、原因は究明するまでも無い。正しいと思っていたのが、結果的に虚偽になっていた原因は、色々な部署にいい加減な思い込みがあったからである。それ以外に何があるのか。いい加減な思い込みは自己に対する慢心からである。これって、究明してどうにかなるような事だろうか。
その結果にしても、公正取引委員会が調べて分かったらしいから、普通なら分かりっこない事だったとしか思えない。公取委はなぜ調べようと思ったのか。第三者がおかしいぞ、と思うような事を社内で分からないはずが無いではないか。それこそ、一流の技術陣が居るではないか。
まあ、世界にも名の通った一流企業がみっともない謝り方は出来ないから、こうしたもっともらしい、対面を保った謝罪になるのだろうが、これで真摯な謝罪の気持が伝わると思ったら、あまりにも消費者を馬鹿にしていると私は思う。
大体、社名が日立アプライアンス株式会社とは何だ。無学な私は今の今まで「アプライアンス」などと言う英語を知らなかった。一生懸命に辞書を引いてやっと、「機械、装置、特に家庭用電気器具」との説明に出会えた。一般家庭を対象にしているにも拘らず、訳の分からない社名を付けていると言うそれだけで、私はうさん臭さを感じてしまう。なんで「日立家電株式会社」じゃいけないのか。日本人のくせに日本語で考えていない性格がもろに出ている。つまり、考えが地に着いてなどいないのである。だから、いい加減な思い込みで突っ走ってしまうのである。もちろん、これはあくまでも、単純なミスだったとしての話である。
日立と言えば、「Inspire the NEXT」である。またまた英語の辞書を引かなくてはならないのだが、引いてもまだ私にはその意味が分からない。どうも「次の事に向かって奮い立て」と言っているらしいのだが、それにしても、命令形の英語であり、実に無礼である。もしも社員に対して言っているのなら、何も広告で言うべきではない。社内標語として社内のそこらじゅうに貼っておけば良いだけの話である。あるいは年がら年中社内放送で流せば良いだけの話である。少なくとも消費者に向かって言うべき言葉とは思えない。
言うまでもなく、我々は常に日本語で物事を考えている。感じている事だって、日本語でなのである。「ああ疲れた」と思う時に絶対に「オー、アイム、タイアド」なんて思わない。しかしこの「日立アプライアンス株式会社」では社長から社員に至る全員が常に英語で物を考え、英語で感じているらしい。だから地に足が着いていないよ、と言っているのである。
そのような会社がどのように「徹底的な社内調査による原因の究明並びに、再発防止に向けた包括的な取り組みを進めております」と言ったって、ちっとも我々の心には届かないし、響かない。カッコいいと思って英語などを使っていると、こんな時に馬脚を現してしまう事になる。カタカナ語が大好きな人も、この際、反省した方が良いと思いますよ。
因みに、「馬脚」とは芝居で馬の脚を演じる役者の事で、つまりは「化けの皮が剥がれる」の意味です。別に馬を軽蔑しているのではありません。
もしも虚偽と分かってしていたのなら、原因は究明するまでも無い。正しいと思っていたのが、結果的に虚偽になっていた原因は、色々な部署にいい加減な思い込みがあったからである。それ以外に何があるのか。いい加減な思い込みは自己に対する慢心からである。これって、究明してどうにかなるような事だろうか。
その結果にしても、公正取引委員会が調べて分かったらしいから、普通なら分かりっこない事だったとしか思えない。公取委はなぜ調べようと思ったのか。第三者がおかしいぞ、と思うような事を社内で分からないはずが無いではないか。それこそ、一流の技術陣が居るではないか。
まあ、世界にも名の通った一流企業がみっともない謝り方は出来ないから、こうしたもっともらしい、対面を保った謝罪になるのだろうが、これで真摯な謝罪の気持が伝わると思ったら、あまりにも消費者を馬鹿にしていると私は思う。
大体、社名が日立アプライアンス株式会社とは何だ。無学な私は今の今まで「アプライアンス」などと言う英語を知らなかった。一生懸命に辞書を引いてやっと、「機械、装置、特に家庭用電気器具」との説明に出会えた。一般家庭を対象にしているにも拘らず、訳の分からない社名を付けていると言うそれだけで、私はうさん臭さを感じてしまう。なんで「日立家電株式会社」じゃいけないのか。日本人のくせに日本語で考えていない性格がもろに出ている。つまり、考えが地に着いてなどいないのである。だから、いい加減な思い込みで突っ走ってしまうのである。もちろん、これはあくまでも、単純なミスだったとしての話である。
日立と言えば、「Inspire the NEXT」である。またまた英語の辞書を引かなくてはならないのだが、引いてもまだ私にはその意味が分からない。どうも「次の事に向かって奮い立て」と言っているらしいのだが、それにしても、命令形の英語であり、実に無礼である。もしも社員に対して言っているのなら、何も広告で言うべきではない。社内標語として社内のそこらじゅうに貼っておけば良いだけの話である。あるいは年がら年中社内放送で流せば良いだけの話である。少なくとも消費者に向かって言うべき言葉とは思えない。
言うまでもなく、我々は常に日本語で物事を考えている。感じている事だって、日本語でなのである。「ああ疲れた」と思う時に絶対に「オー、アイム、タイアド」なんて思わない。しかしこの「日立アプライアンス株式会社」では社長から社員に至る全員が常に英語で物を考え、英語で感じているらしい。だから地に足が着いていないよ、と言っているのである。
そのような会社がどのように「徹底的な社内調査による原因の究明並びに、再発防止に向けた包括的な取り組みを進めております」と言ったって、ちっとも我々の心には届かないし、響かない。カッコいいと思って英語などを使っていると、こんな時に馬脚を現してしまう事になる。カタカナ語が大好きな人も、この際、反省した方が良いと思いますよ。
因みに、「馬脚」とは芝居で馬の脚を演じる役者の事で、つまりは「化けの皮が剥がれる」の意味です。別に馬を軽蔑しているのではありません。