夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

交通ルール違反の車が多過ぎる

2012年08月01日 | 社会問題
 子供の安全誘導のために私達が立っている交差点に、自転車の若い巡査が通り掛った。交差点内に2台の車が駐停車しているのを見て、制服姿の私に「がらが悪いなあ」と言葉を掛けて来た。
 その交差点は変則五叉路で、特に角にコンビニのある部分が広いから、普通車なら3台は停まれる。普段はそこに3本の警視庁名入りのポールを立てて、車が入れないようにしているが、夏休みで登下校の子供達が少ないので、ボールは出していない。
 普段、出している時でも、時間はわずか20分程度で、そこに停まるのは主に客待ちのタクシーで、それもほとんど常連だから事情は飲み込んでいる。だからトラブルにはならない。もちろん、駐停車禁止の交差点内だから、文句は言わないし、言わせない。

 その巡査は、別に駐禁をとる訳でもなく、何か本部と話していて、「絶対にとる」と言っていた。そして10分程周囲を観察して、「本部会に掛ける」と言うような発言をして移動して行った。
 私は半分期待した。きちんと駐停車禁止にして欲しいのは言うまでもない。だが、そうはならないだろう、とも思っている。
 大体が、今までずっと警察は無視し続けていたのである。我々は困ったなあ、とは思いながらも、どうせ言っても駄目だろうし、と諦めていた。
 それをその交差点内にある工務店の社長と我々の仲間がお祭りで意気投合して、その工務店のポールを5本借りて、必要な時間帯に出す事に決めたのである。工務店も自分の所の荷物の積み降ろしがその時間帯は出来なくなるのを承知の上で協力してくれている。当然と言えば当然ではあるのだが。

 そして私がその事で警察署に文句を付けに行ったのである。我々のしている事を説明して、本来、それは我々のやる仕事ではないと、強調して来た。検討すると約束した警察署は1週間くらい経って、警視庁名のはいった3本のポールを置いて行ってくれた。看板も出してくれた。ただ、その看板は、「ここは子供達の通学路です。駐停車は禁止」なので、私は大きな不満がある。通学路だから駄目なのではなく、交通法規違反だから駄目なのである。
 そんな程度だから、私はその若い巡査に期待はしたいが、諦めてもいる。

 もっと交通の取り締まりをやるべきである。その交差点では、歩行者用の信号が青になって2秒も経っていると言うのに、平気な顔をして全速力で走り抜ける車が後を絶たない。私は車の信号がオレンジになって旗を上げ、赤になって、車を遮断するような形で前方に突き出す。それは警察署の指導でもある。
 赤で突っ切る車はオレンジになっても止まらず、挙げ句には赤になってから堂々と突っ込んで来るのである。
 だが、片側3車線もあるから、旗の先をすり抜ける事など簡単に出来る。
 そうした車が通り抜けるのを見てから子供達を渡らせるが、時には青になったと同時に鋭く笛を吹き、車に注意を与えるが、どこ吹く風である。冷暖房完備で窓も閉めたままだから、多分、聞こえもしないのだろうが。
 警察は、そんなに危険だとは思っていないのだろうが、普段からの事が肝腎なのである。運転者に交通ルールを守る事を徹底させても、それでも事故は無くならないのだから、ルール厳守を徹底的にやり抜くべきである。