民主党の政権になって初めての死刑執行が物議をかもしている。
その主な理由は、
1 千葉法務大臣は参院選で落選して民間人の法務大臣である。
2 任期満了直前である。
3 千葉氏は死刑廃止論者である。
4 死刑に立ち会った事、今後刑場を公開する方針である事。
しかし、死刑は確定したら6ヶ月以内に執行しなければならない、と定められている。自民党政権時代、鳩山法務大臣が相次いで死刑執行に署名した事で、朝日新聞は同大臣を「死神」と誹謗して、世間から指弾された。今回も同じような流れに見える。
でもおかしいではないか。法律の定めを守って、なぜ非難されなければならないのか。
確かに、千葉法務大臣の発言にはおかしな部分もある。でも、法務大臣としての務めを果たしてなぜ非難されなければならないのか。
死刑は確かに一種の国家的殺人行為ではある。しかしそれを言うなら、まず第一に、裁判所が「被告人を死刑に処する」と判決を下した、その事自体を非難しなければおかしいではないか。更には法務大臣は6ヶ月以内に死刑を執行しなければならない、との決まりがおかしいではないか。
死刑執行に文句を付けるなら、裁判所が死刑の判決を下した時点で非難すべきではないのか。そして確定後6ヶ月以内に執行しなければならない、との決まりを非難すべきではないのか。
そうした事をしないで、法務大臣が決まりを守った事を非難する。人間が人間の命を奪う事は出来ないのだ、と言って非難する。
まずは、そうした根本的な事を議論すべきである。それをしないで、法律に則った事を実行した事を非難する。それはおかしいと、私は思う。
みなさん、すごい自分勝手である。面倒な事は考えたくない。でも簡単に非難出来る事なら、非難する。誰かが言い出せば、簡単に尻馬に乗る。
死刑はとても難しく、重い話である。人が人の命を奪う事が果たして合法的なのか、はとても重い問題だと思う。しかし、人を自分の利益のためだけに殺した事をそんなに簡単に許して良いのだろうか。
死刑は駄目だ、と言うのなら、終身刑や重労働の刑を科する事を絶対に考えるべきである。終身刑の制度も無く、あるのは無期懲役のみ。無期限に懲役刑に服するのかと思えばさにあらず。単に刑期が定められていないだけに過ぎない。だから、簡単に出所も出来る。無期懲役とは限らないが、出所した殺人犯が、自分を訴えた相手を殺した事件が実際にある。
ある殺人事件に何の関係も無い人間が、死刑は殺人行為だ、と言う事に、殺された人間の遺族は絶対に承服は出来ないと思う。理不尽にも人を殺した人間が守られ、殺された人間は無視される。そんな事があって良いものか。みなさん、自分が、自分の愛する人が殺された経験など無いから、勝手な正義を主張するのである。
確かに、人が人を殺すのが正当だとは思わない。でも、だからと言って、殺され損で良いのか。江戸時代のあだ討ちではないが、殺された側はどんな理由があるにせよ、殺した相手を憎み、その相手を殺そうとする。それでは切りが無くなる。憎しみの輪はどこかで断ち切らなければならない。
でも、死刑反対論者の言う通りなら、殺され損になるし、泣き寝入りになる。どうして、殺した人間の人格が重んじられて、殺された人間の人格は無視されるのか。そこには、死んだ人間はもう何も出来ないが、殺した人間にはまだ未来がある、との単純な考えしか私には見えない。
もしも、あなた自身が何の理由も無く殺されて、殺した相手が許されるのを見て、あなたは草葉の陰でそれを納得出来るだろうか。もしもそれが出来るのなら、あなたは仏様のような完全な人間である。それなら、今、生きている現在、今後、絶対に何事にも文句は言わない事です。
こうした考えは多分、絶対に反発を食らうだろう。それは覚悟の上。でもそうやって様々に論議を尽くす事が必要なのである。人の命と言う絶対的に重い物を、ほとんど関係の無い人間が自分の立場だけで簡単に考えるのはおかしいのである。
その主な理由は、
1 千葉法務大臣は参院選で落選して民間人の法務大臣である。
2 任期満了直前である。
3 千葉氏は死刑廃止論者である。
4 死刑に立ち会った事、今後刑場を公開する方針である事。
しかし、死刑は確定したら6ヶ月以内に執行しなければならない、と定められている。自民党政権時代、鳩山法務大臣が相次いで死刑執行に署名した事で、朝日新聞は同大臣を「死神」と誹謗して、世間から指弾された。今回も同じような流れに見える。
でもおかしいではないか。法律の定めを守って、なぜ非難されなければならないのか。
確かに、千葉法務大臣の発言にはおかしな部分もある。でも、法務大臣としての務めを果たしてなぜ非難されなければならないのか。
死刑は確かに一種の国家的殺人行為ではある。しかしそれを言うなら、まず第一に、裁判所が「被告人を死刑に処する」と判決を下した、その事自体を非難しなければおかしいではないか。更には法務大臣は6ヶ月以内に死刑を執行しなければならない、との決まりがおかしいではないか。
死刑執行に文句を付けるなら、裁判所が死刑の判決を下した時点で非難すべきではないのか。そして確定後6ヶ月以内に執行しなければならない、との決まりを非難すべきではないのか。
そうした事をしないで、法務大臣が決まりを守った事を非難する。人間が人間の命を奪う事は出来ないのだ、と言って非難する。
まずは、そうした根本的な事を議論すべきである。それをしないで、法律に則った事を実行した事を非難する。それはおかしいと、私は思う。
みなさん、すごい自分勝手である。面倒な事は考えたくない。でも簡単に非難出来る事なら、非難する。誰かが言い出せば、簡単に尻馬に乗る。
死刑はとても難しく、重い話である。人が人の命を奪う事が果たして合法的なのか、はとても重い問題だと思う。しかし、人を自分の利益のためだけに殺した事をそんなに簡単に許して良いのだろうか。
死刑は駄目だ、と言うのなら、終身刑や重労働の刑を科する事を絶対に考えるべきである。終身刑の制度も無く、あるのは無期懲役のみ。無期限に懲役刑に服するのかと思えばさにあらず。単に刑期が定められていないだけに過ぎない。だから、簡単に出所も出来る。無期懲役とは限らないが、出所した殺人犯が、自分を訴えた相手を殺した事件が実際にある。
ある殺人事件に何の関係も無い人間が、死刑は殺人行為だ、と言う事に、殺された人間の遺族は絶対に承服は出来ないと思う。理不尽にも人を殺した人間が守られ、殺された人間は無視される。そんな事があって良いものか。みなさん、自分が、自分の愛する人が殺された経験など無いから、勝手な正義を主張するのである。
確かに、人が人を殺すのが正当だとは思わない。でも、だからと言って、殺され損で良いのか。江戸時代のあだ討ちではないが、殺された側はどんな理由があるにせよ、殺した相手を憎み、その相手を殺そうとする。それでは切りが無くなる。憎しみの輪はどこかで断ち切らなければならない。
でも、死刑反対論者の言う通りなら、殺され損になるし、泣き寝入りになる。どうして、殺した人間の人格が重んじられて、殺された人間の人格は無視されるのか。そこには、死んだ人間はもう何も出来ないが、殺した人間にはまだ未来がある、との単純な考えしか私には見えない。
もしも、あなた自身が何の理由も無く殺されて、殺した相手が許されるのを見て、あなたは草葉の陰でそれを納得出来るだろうか。もしもそれが出来るのなら、あなたは仏様のような完全な人間である。それなら、今、生きている現在、今後、絶対に何事にも文句は言わない事です。
こうした考えは多分、絶対に反発を食らうだろう。それは覚悟の上。でもそうやって様々に論議を尽くす事が必要なのである。人の命と言う絶対的に重い物を、ほとんど関係の無い人間が自分の立場だけで簡単に考えるのはおかしいのである。