自民党と民主党の勢力は、まさに選挙前の裏返しになった。
それが変だ、と言うのはどの選挙でもそうだが、得票数と当選数がまるで合わないからだ。
小選挙区では今回の民主党の獲得票数は47.41%。定員300に対するその割合は142。同じく自民党は38.68%で、116。
それが民主221、自民64。民主は79も多いし、自民は52も少ない。
そうした計算を全部の党と無所属に対してしてみる。きれいに表組にしたのだが、プレビューで見るとメチャクチャになっている。タブが使えないのだ。そこで/で区切った。
党名 得票数%/相当議席/獲得議席
民主 47.41% /142/ 221
自民 38.68%/116/ 64
公明 1.11%/ 3 /0
共産 4.22%/ 13/0
社民 1.94% / 6 /3
みんなの党 0.87% / 3 / 2
国民新党 1.03% / 3 / 3
日本新党 0.31% /1 /1
改革クラブ 0.05%/ 0/ 0
諸派 1.52% /5 / 0
無所属 2.81% / 8 / 6
合計 99.95% / 300 / 300
得票数は小数点第3位以下切り捨てなので、合計が100にはなっていない。相当議席は小数点第1位以下四捨五入している。
最も割を食っているのは自民党である。得票数の55%しか議席に結び付いていない。次いで共産党と諸派だ。ほとんどが損をしている。それに比べて民主党は棚からぼたもちになっている。得票の155%にもなっている。
小選挙区制は確か自民党の主導で出来たはずだ。小選挙区制にすれば、今回の民主党と同じく、棚ぼたになる。
結局、人を選ぶのではなく、政党を選んでいる。世の中は「政権交代」だと叫んでいるが、単に政党交代なのである。人ではなく党が政治をやっているから、自民党の政治が敗北したのである。今度はそれが単に民主党に代わったに過ぎない。これまた人ではなく党が政治をやる恐れがある。フレッシュな議員が多いが、果たしてそうした純真な議員が信念を貫けるか。政党が政治をするなら、今までの自民党と全く同じ結果になるのではないか。
庶民は民主党の政権奪取に不安も持っている。自民党は駄目だ、代わりは民主党しか無い。そうした選択肢が果たして民意なのだろうか。
それぞれの選挙区での候補者の得票数を政党別に全国水準で上から順に並べる。あるいは得票%でもいい。民主党は142人まで、自民党は116人までが当選者となる。そうすれば、本当に支持者の数に応じた当選者を決める事が出来るはずだ。
政党を無くす事が出来ないのなら、せめてそうやって公平な選挙を目指すべきではないだろうか。地元との結び付きが断たれる事も多いが、地元の利益を目標に掲げる事がそもそもは国政にはふさわしくない。そんな事をするから利権が発生するのだ。
もちろん、地元に目を向ける必要はある。だが、それは国家レベルで考えるべき事であって、鈴木宗男氏が地元で評判が良いのは分かるが、それをやっちゃあ、国政はメチャクチャになる。
一票の格差が問題になるが、それは人口密集地と過疎地だけの問題ではない。例えば東京16区では約12万8千人の人々の意見は通ったが、約11万4千人の意見は無視されたのである。そんな事は全国至る所で発生している。これが公明正大な選挙と言えるのだろうか。
それが変だ、と言うのはどの選挙でもそうだが、得票数と当選数がまるで合わないからだ。
小選挙区では今回の民主党の獲得票数は47.41%。定員300に対するその割合は142。同じく自民党は38.68%で、116。
それが民主221、自民64。民主は79も多いし、自民は52も少ない。
そうした計算を全部の党と無所属に対してしてみる。きれいに表組にしたのだが、プレビューで見るとメチャクチャになっている。タブが使えないのだ。そこで/で区切った。
党名 得票数%/相当議席/獲得議席
民主 47.41% /142/ 221
自民 38.68%/116/ 64
公明 1.11%/ 3 /0
共産 4.22%/ 13/0
社民 1.94% / 6 /3
みんなの党 0.87% / 3 / 2
国民新党 1.03% / 3 / 3
日本新党 0.31% /1 /1
改革クラブ 0.05%/ 0/ 0
諸派 1.52% /5 / 0
無所属 2.81% / 8 / 6
合計 99.95% / 300 / 300
得票数は小数点第3位以下切り捨てなので、合計が100にはなっていない。相当議席は小数点第1位以下四捨五入している。
最も割を食っているのは自民党である。得票数の55%しか議席に結び付いていない。次いで共産党と諸派だ。ほとんどが損をしている。それに比べて民主党は棚からぼたもちになっている。得票の155%にもなっている。
小選挙区制は確か自民党の主導で出来たはずだ。小選挙区制にすれば、今回の民主党と同じく、棚ぼたになる。
結局、人を選ぶのではなく、政党を選んでいる。世の中は「政権交代」だと叫んでいるが、単に政党交代なのである。人ではなく党が政治をやっているから、自民党の政治が敗北したのである。今度はそれが単に民主党に代わったに過ぎない。これまた人ではなく党が政治をやる恐れがある。フレッシュな議員が多いが、果たしてそうした純真な議員が信念を貫けるか。政党が政治をするなら、今までの自民党と全く同じ結果になるのではないか。
庶民は民主党の政権奪取に不安も持っている。自民党は駄目だ、代わりは民主党しか無い。そうした選択肢が果たして民意なのだろうか。
それぞれの選挙区での候補者の得票数を政党別に全国水準で上から順に並べる。あるいは得票%でもいい。民主党は142人まで、自民党は116人までが当選者となる。そうすれば、本当に支持者の数に応じた当選者を決める事が出来るはずだ。
政党を無くす事が出来ないのなら、せめてそうやって公平な選挙を目指すべきではないだろうか。地元との結び付きが断たれる事も多いが、地元の利益を目標に掲げる事がそもそもは国政にはふさわしくない。そんな事をするから利権が発生するのだ。
もちろん、地元に目を向ける必要はある。だが、それは国家レベルで考えるべき事であって、鈴木宗男氏が地元で評判が良いのは分かるが、それをやっちゃあ、国政はメチャクチャになる。
一票の格差が問題になるが、それは人口密集地と過疎地だけの問題ではない。例えば東京16区では約12万8千人の人々の意見は通ったが、約11万4千人の意見は無視されたのである。そんな事は全国至る所で発生している。これが公明正大な選挙と言えるのだろうか。