先日ご紹介した2015-9-5のセッションでは、二元性の統合、ソウルの進化と学びが極めて大きなテーマでした。闇を役割として捉え、自由意志と自己責任のもとで、学びの過程にある存在として見ること。
アセンションを目前に控えたこの時期に、人類が集合意識の傷を癒して、光の存在としての本来の姿を思い出してほしい、そう願うプレアデス人、そして創造主とAAマイケルが、クライアントさんを通して、愛と励ましのメッセージを送ってくれました。(この録音をまだ聞いていない方は、ぜひ聞かれることをお勧めします。全体に、”彼ら”から送られた癒しのエネルギーが満ちています。)
その大きな流れを引き継いだのでしょう。2015-9-21、二元性の統合への理解をさらに深めてほしいと言わんばかりに、闇としての役割を演じた過去世を持つクライアントが、私のセッションを訪れました。
下に綴られていますが、この過去世においてこの方が果たした役割は、一般的に言えば、糾弾されるべきでしょう。彼は、闇の所業に深く加担しました。
しかしね、彼は、闇の存在でも何でもなかった。私たちと何ら変わらない光の存在でした。ただ、本当の愛とか、本当の勇気を、見誤ってしまったのです。終生、愛を与えたいともがき、愛を得たいともがき、しかし、落ちてしまった闇の罠から抜けられずに、失意のうちに生涯を閉じています。
私たちは、「闇の勢力だ、カバルだ、イルミナティだ、悪人だ」と、騒ぎ立てて裁きますが、彼らの中で、強さを持って闇の役割を選択している者たちはトップのほんの一握りに過ぎない。他の大勢は、弱さゆえに、暗闇に足を踏み入れてしまい、その後、出口を見つけられずに迷ってしまった人たちなのです。おそらくは、自分が最初に何を「選択した」かも、わかっていなかった。。
この方の状況を見てみましょう。
3回目に降り立った過去世では、愛する父のために闇として生きることを選び、秘密基地にて、一瞬でたくさんの人の命を奪う攻撃兵器の研究者としての人生を経験しました。
父は化学者で、いつも1対1で勉強を教えてくれる優しい父でした。自分が出世すれば、経済的に両親を助け幸せにすることが出来る。。
父が大好きで、父のために引き受けました。
でも父は喜びませんでした。それどころか、そのことが原因で父は自死しました。後を追うように母も自死し、結局両親を幸せにすることは出来ませんでした。
大切なのはお金ではなく、心に寄り添うことだったのだと過ちに気付きました。
お父さんに喜んでもらいたかったのに、失望させてしまった...
私のやった仕事が2人には重かった...
自分も何度も命を絶とうとしました。
でもそれも許されず、逃げようとすると拷問を受け、虚しさから精神も病んで結婚も出来ず、最後はお払い箱となって心虚しく一生を終えた過去。
私たちが闇と呼ぶ人たちだって、本当は闇ではないのかも知れません。本当は美しく純粋な光なのかも知れません。
誰にでも、人には言えないいろんな事情がある。表面しか見ずに、事情を知ろうともせずに決めつけてはいないだろうか。
人との繋がりの中でも、同じことが言えるのかも知れません。そう思えば、苦手だと思う人の中にも純粋で美しい光を見つけることが出来るのではないでしょうか。
補足説明をしましょう。
ここでは、クライアントは、おそらくアメリカ人男性でした。ユダヤ系でしょうか。非常に教育熱心な父親の姿が浮かびました。近代です。クライアントが描写してくれた住まいの光景は、典型的なアメリカの住宅地でした。直近の前世だったのではないかと思われます。
父親に、深い愛情をもって育てられたクライアントは、大学で優秀な成績を収め、化学者になります。そして、軍に附属する研究所に勤め始めるんですね。基地の中にある閉鎖的な研究所です。(まさに、Corey Goodeのインサイダー・リークに出てくるブラック・オプス、人類支配のためには手段を選ばずに悪事を重ねてきた軍産複合体の秘密の研究所ですね。カバル側の研究者になったわけです。)
ここで、彼は、出世と高額なサラリーを約束され、兵器の開発を担当するようになります。それが、経済的に父を助け、喜ばせることになると信じたのです。父の誇りになるような、立派な化学者になるのが、彼の夢でした。
そして、彼が開発したものは、大量殺りく兵器でした。
ところが、そのことが、愛する父をたいへん苦しめることになりました。たとえ、経済的に困窮していたとしても、父は、そこまでして息子に出世してほしいとは望んでいなかった。彼は、父の本当の人間性を見誤っていたのです。
彼は、何とかその研究から離れようとします。しかし、優秀であったがゆえに彼に代わる者はおらず、兵器の開発をどこまでも強要されます。嫌だと言えば、拷問されました。(退行で、この過去世において、クライアントが最初に降り立ったのは、砂漠のような人里離れた場所でした。たった一人で粗末な施設に留め置かれ、ひたすら兵器の設計図を書かされていました。時折、看守がやってきては、食べ物を置いていくだけでした。)
やがて、父は自殺してしまいます。後を追って、愛する母も自殺してしまいます。2人とも尊い良心を持った人たちだったのでしょう。人類に対して、息子が恐ろしい罪を犯してしまった、その事実の重みに耐えられなくなったのです。
その後、彼自身も精神を病み、自殺未遂を繰り返します。
やがて、能力を失い用済みとなった彼は故郷へ戻されますが、もはや誰も待つ人はおらず、そこは空っぽの場所でした。そのまま孤独に、罪悪感だけをまとって世捨て人のように過ごして、彼は年老いて亡くなります。
ふう~~。。なかなか重い人生でしたね。
しかし、私が、この過去世から顕著に感じたものは、カバル側の、闇側の研究者がどうのこうのというよりも、むしろ、家族の問題でした。
・息子をエリートに育てるべく、厳しい躾とともに教育を重んじた父親
・その価値観のもと、出世と高サラリーこそが成功の証、父に”認めて”もらう手段だと信じた息子
・そのためになら、何をしてもいいという視野の狭さ
おそらくは、親子はお互いの深いところでの会話はなかったのでしょう。心はすれ違ったまま、悲劇へと突き進んでいきます。
息子は、健全な自尊心をはぐくんでいなかったんですね。父から下される”評価”だけが、彼にとってのすべてだった。父を”喜ばせる”ためなら、何をしてもいいと考えた。経済的に父を助けて、感謝されたかった。
それゆえ、父が、彼の努力をまったく評価しなかった、むしろその逆に、人としての失敗だと受け止めた、自分の育て方の失敗だと受け止めたと知って、彼の中ではすべてが崩壊したのです。
いかがでしょうか。ここにあるのは、典型的な親子の問題、今、現代の私たちが普通に抱える教育問題、子育て問題に過ぎません。たまたま背景として、闇側の研究所が出てきただけです。
彼が開発した大量殺りく兵器、それはきっと結果的に、カバルの目的に適って多くの人の命を奪うのに使われたでしょう。
でも、彼の中に最初にあったもの、最初の意図は、家族への愛、それに他なりませんでした。
ここから見えてくるのは、やはりこの第3密度の複雑さ、クリアでない3次元を生きることの難しさです。
私たちはみな同じ愛の種子です。それが、どの土壌に落ちるかで、育つか育たないか、どのように育つのかが違ってくる。。
また、結果的に闇の役割を果たすことになる人が、「そもそもそれを体験することを目的として来ていた」のか、それとも、「その逆境を克服することを課題として決めてきたのに、それに負けてしまった」のか、それによっても、カルマの重みが違ってきます。そして、その自分の真実を、それぞれの人は、ソウルレベルで知っている。
第3密度、二元性の社会を一定のルールをもって運営していくためには、当然、法に基づいた責任の取り方、取らせ方というのも必要でしょう。
しかし、個人対個人として裁き合うことは無意味であり、無益であることがわかります。私たちは、その道を進まざるを得なかった現世の事情、また、そのような転生を選んだソウルの事情を知らないからです。
今回のセッションで、闇の世界で生きざるを得なかった人、一くくりにすれば、カバルと呼ばれる範疇に入るであろう人の悲しみ・苦しみを見せてもらいました。他人がなぜそのような行動を取るのか、なぜそのような人生を歩むのか、表面からはうかがい知れなくても、その中には、同じ光の存在が息づいていることを、教えてもらいました。
繰り返しますが、私たちはみんな同じ愛の種なのです。落ちてしまった場所が違うだけ。きっとカバルと呼ばれる者、そのほとんどの中に、たとえどんなに微かでも、小さな光が良心として灯っている。そのランプの覆いが取れて、光が輝き出すとき、彼らは自分の光の強さに、自ら身も心も焼かれることになるのです。
良くも悪くも、行為の報いは、同じ波動のものがその本人に帰っていきます。そのことも、まざまざと見せてくれた今回のセッションでした。
創造主、そして、このクライアントのハイアーセルフが、なぜ今、このタイミングで、この方をセッションに送ってきたか、私、そして私を通じて読者の皆さんに何を伝えようとしているか、もう、おわかりですよね。
大周期を終え、収穫を通って第4密度のニューアースへ進むためには、社会としても個人としても、「二極の統合」、「赦し合うこと」、そのためには「相手の立場に共感して理解し合うこと」が、今、本当に必要なのだと感じます。
その思いを深くしたセッションでした。セッションのシェアを快諾してくれたクライアントさん、また、学びのために、今、この大きな流れを私たちに向けてくれている創造主に深謝します。
アセンションを目前に控えたこの時期に、人類が集合意識の傷を癒して、光の存在としての本来の姿を思い出してほしい、そう願うプレアデス人、そして創造主とAAマイケルが、クライアントさんを通して、愛と励ましのメッセージを送ってくれました。(この録音をまだ聞いていない方は、ぜひ聞かれることをお勧めします。全体に、”彼ら”から送られた癒しのエネルギーが満ちています。)
その大きな流れを引き継いだのでしょう。2015-9-21、二元性の統合への理解をさらに深めてほしいと言わんばかりに、闇としての役割を演じた過去世を持つクライアントが、私のセッションを訪れました。
下に綴られていますが、この過去世においてこの方が果たした役割は、一般的に言えば、糾弾されるべきでしょう。彼は、闇の所業に深く加担しました。
しかしね、彼は、闇の存在でも何でもなかった。私たちと何ら変わらない光の存在でした。ただ、本当の愛とか、本当の勇気を、見誤ってしまったのです。終生、愛を与えたいともがき、愛を得たいともがき、しかし、落ちてしまった闇の罠から抜けられずに、失意のうちに生涯を閉じています。
私たちは、「闇の勢力だ、カバルだ、イルミナティだ、悪人だ」と、騒ぎ立てて裁きますが、彼らの中で、強さを持って闇の役割を選択している者たちはトップのほんの一握りに過ぎない。他の大勢は、弱さゆえに、暗闇に足を踏み入れてしまい、その後、出口を見つけられずに迷ってしまった人たちなのです。おそらくは、自分が最初に何を「選択した」かも、わかっていなかった。。
この方の状況を見てみましょう。
3回目に降り立った過去世では、愛する父のために闇として生きることを選び、秘密基地にて、一瞬でたくさんの人の命を奪う攻撃兵器の研究者としての人生を経験しました。
父は化学者で、いつも1対1で勉強を教えてくれる優しい父でした。自分が出世すれば、経済的に両親を助け幸せにすることが出来る。。
父が大好きで、父のために引き受けました。
でも父は喜びませんでした。それどころか、そのことが原因で父は自死しました。後を追うように母も自死し、結局両親を幸せにすることは出来ませんでした。
大切なのはお金ではなく、心に寄り添うことだったのだと過ちに気付きました。
お父さんに喜んでもらいたかったのに、失望させてしまった...
私のやった仕事が2人には重かった...
自分も何度も命を絶とうとしました。
でもそれも許されず、逃げようとすると拷問を受け、虚しさから精神も病んで結婚も出来ず、最後はお払い箱となって心虚しく一生を終えた過去。
私たちが闇と呼ぶ人たちだって、本当は闇ではないのかも知れません。本当は美しく純粋な光なのかも知れません。
誰にでも、人には言えないいろんな事情がある。表面しか見ずに、事情を知ろうともせずに決めつけてはいないだろうか。
人との繋がりの中でも、同じことが言えるのかも知れません。そう思えば、苦手だと思う人の中にも純粋で美しい光を見つけることが出来るのではないでしょうか。
補足説明をしましょう。
ここでは、クライアントは、おそらくアメリカ人男性でした。ユダヤ系でしょうか。非常に教育熱心な父親の姿が浮かびました。近代です。クライアントが描写してくれた住まいの光景は、典型的なアメリカの住宅地でした。直近の前世だったのではないかと思われます。
父親に、深い愛情をもって育てられたクライアントは、大学で優秀な成績を収め、化学者になります。そして、軍に附属する研究所に勤め始めるんですね。基地の中にある閉鎖的な研究所です。(まさに、Corey Goodeのインサイダー・リークに出てくるブラック・オプス、人類支配のためには手段を選ばずに悪事を重ねてきた軍産複合体の秘密の研究所ですね。カバル側の研究者になったわけです。)
ここで、彼は、出世と高額なサラリーを約束され、兵器の開発を担当するようになります。それが、経済的に父を助け、喜ばせることになると信じたのです。父の誇りになるような、立派な化学者になるのが、彼の夢でした。
そして、彼が開発したものは、大量殺りく兵器でした。
ところが、そのことが、愛する父をたいへん苦しめることになりました。たとえ、経済的に困窮していたとしても、父は、そこまでして息子に出世してほしいとは望んでいなかった。彼は、父の本当の人間性を見誤っていたのです。
彼は、何とかその研究から離れようとします。しかし、優秀であったがゆえに彼に代わる者はおらず、兵器の開発をどこまでも強要されます。嫌だと言えば、拷問されました。(退行で、この過去世において、クライアントが最初に降り立ったのは、砂漠のような人里離れた場所でした。たった一人で粗末な施設に留め置かれ、ひたすら兵器の設計図を書かされていました。時折、看守がやってきては、食べ物を置いていくだけでした。)
やがて、父は自殺してしまいます。後を追って、愛する母も自殺してしまいます。2人とも尊い良心を持った人たちだったのでしょう。人類に対して、息子が恐ろしい罪を犯してしまった、その事実の重みに耐えられなくなったのです。
その後、彼自身も精神を病み、自殺未遂を繰り返します。
やがて、能力を失い用済みとなった彼は故郷へ戻されますが、もはや誰も待つ人はおらず、そこは空っぽの場所でした。そのまま孤独に、罪悪感だけをまとって世捨て人のように過ごして、彼は年老いて亡くなります。
ふう~~。。なかなか重い人生でしたね。
しかし、私が、この過去世から顕著に感じたものは、カバル側の、闇側の研究者がどうのこうのというよりも、むしろ、家族の問題でした。
・息子をエリートに育てるべく、厳しい躾とともに教育を重んじた父親
・その価値観のもと、出世と高サラリーこそが成功の証、父に”認めて”もらう手段だと信じた息子
・そのためになら、何をしてもいいという視野の狭さ
おそらくは、親子はお互いの深いところでの会話はなかったのでしょう。心はすれ違ったまま、悲劇へと突き進んでいきます。
息子は、健全な自尊心をはぐくんでいなかったんですね。父から下される”評価”だけが、彼にとってのすべてだった。父を”喜ばせる”ためなら、何をしてもいいと考えた。経済的に父を助けて、感謝されたかった。
それゆえ、父が、彼の努力をまったく評価しなかった、むしろその逆に、人としての失敗だと受け止めた、自分の育て方の失敗だと受け止めたと知って、彼の中ではすべてが崩壊したのです。
いかがでしょうか。ここにあるのは、典型的な親子の問題、今、現代の私たちが普通に抱える教育問題、子育て問題に過ぎません。たまたま背景として、闇側の研究所が出てきただけです。
彼が開発した大量殺りく兵器、それはきっと結果的に、カバルの目的に適って多くの人の命を奪うのに使われたでしょう。
でも、彼の中に最初にあったもの、最初の意図は、家族への愛、それに他なりませんでした。
ここから見えてくるのは、やはりこの第3密度の複雑さ、クリアでない3次元を生きることの難しさです。
私たちはみな同じ愛の種子です。それが、どの土壌に落ちるかで、育つか育たないか、どのように育つのかが違ってくる。。
また、結果的に闇の役割を果たすことになる人が、「そもそもそれを体験することを目的として来ていた」のか、それとも、「その逆境を克服することを課題として決めてきたのに、それに負けてしまった」のか、それによっても、カルマの重みが違ってきます。そして、その自分の真実を、それぞれの人は、ソウルレベルで知っている。
第3密度、二元性の社会を一定のルールをもって運営していくためには、当然、法に基づいた責任の取り方、取らせ方というのも必要でしょう。
しかし、個人対個人として裁き合うことは無意味であり、無益であることがわかります。私たちは、その道を進まざるを得なかった現世の事情、また、そのような転生を選んだソウルの事情を知らないからです。
今回のセッションで、闇の世界で生きざるを得なかった人、一くくりにすれば、カバルと呼ばれる範疇に入るであろう人の悲しみ・苦しみを見せてもらいました。他人がなぜそのような行動を取るのか、なぜそのような人生を歩むのか、表面からはうかがい知れなくても、その中には、同じ光の存在が息づいていることを、教えてもらいました。
繰り返しますが、私たちはみんな同じ愛の種なのです。落ちてしまった場所が違うだけ。きっとカバルと呼ばれる者、そのほとんどの中に、たとえどんなに微かでも、小さな光が良心として灯っている。そのランプの覆いが取れて、光が輝き出すとき、彼らは自分の光の強さに、自ら身も心も焼かれることになるのです。
良くも悪くも、行為の報いは、同じ波動のものがその本人に帰っていきます。そのことも、まざまざと見せてくれた今回のセッションでした。
創造主、そして、このクライアントのハイアーセルフが、なぜ今、このタイミングで、この方をセッションに送ってきたか、私、そして私を通じて読者の皆さんに何を伝えようとしているか、もう、おわかりですよね。
大周期を終え、収穫を通って第4密度のニューアースへ進むためには、社会としても個人としても、「二極の統合」、「赦し合うこと」、そのためには「相手の立場に共感して理解し合うこと」が、今、本当に必要なのだと感じます。
その思いを深くしたセッションでした。セッションのシェアを快諾してくれたクライアントさん、また、学びのために、今、この大きな流れを私たちに向けてくれている創造主に深謝します。