２月２５日以来、面会謝絶状態が続いているA病院へ、今日、所用があり行ってきました。主治医と面談し事務的処理が済んだ後、看護師さんが「折角ですから、お顔を見てゆきませんか？」と言ってくださったので、病室へ行き面会してきました。顔色もよく、元気な様子に安心しました。常日頃、Y子のことを気にかけてくださる方々へ報告させていただきます。まだまだ、面会許可が下される見通しは立ちませんが、引き続きよろしくお願い申し上げます。
本来は合宿練習の予定であった１４日、１５日、強化練習ということになったが、大変充実したものになった。１４日（土）はサンプラザホールで、１５日（日）はクリスチャンセンターのチャペルでの練習を行った。２日間とも、客演指揮者の横山琢哉氏を迎えて熱のこもった指導を受けた。コロナウイルス騒動で、稀にみる暇な時間を過ごしている琢哉氏は「久しぶりの練習で疲れる」と言いながらも、ストレス解消になる４時間でもあったようだ。
混声合唱団「樹」は３月１４日（土）、１５日（日）と１泊２日の合宿練習を計画していたが、一連の新型コロナ・ウイルス騒動のために中止せざるを得なくなった。せっかくの初合宿が没になり、大いに落ち込んでいたのだが、合宿担当者の熱意と努力で、思わぬ幸運を招くことが出来た。一部、遠方からの参加者以外は、自宅からの通い練習となるが、何と、初日にはホール練習が可能になった。そして、２日目にはクリスチャンセンターのチャペル練習となる。時期が時期だけに、コロナ感染対策には万全を期すのは当然ながら、高い参加率で練習できる貴重な２日間になりそうである。企画、実行力に優れたスタッフに大いに感謝したい！
Y子と知り合ってから、間もなく６０年になろうとしている。その終盤が、このような状態になろうとは、もちろん予想できることではなかったが、今、改めて、これまでの自分を振り返ってみると、反省、後悔、の数々が浮かんでくる。そして、感謝の思いが募る。３年前の病を乗り越えて家に戻ってきたY子に、これから、少しづつでも恩返しをしようと思っていたのだが、わずか２年足らずで病の追い打ちがあり、Y子は病院のベッドに寝た切りの状態になってしまった。今はただ、病室へ行き顔を見せることしかできない（現在は、新型コロナウイルス禍のため、それさえも出来ない）。会話が出来ず、喜怒哀楽もほとんど表現できないY子であるが、何がしかの思いは伝わっていることを信じたい。
２０１８年９月から約２０か月、話すこと、記憶をすること等に苦労することはあったが、身体的には重大な障害が無く過ごすことが出来たので、色々と出かけることもあった。特に、以前のようには出来ないながら、コールアイリスの記念演奏会に向けて、少しづつ練習に参加できたことが収穫であった。そして、２０１９年９月の「６０周年記念演奏会」において、最終ステージの指揮をやり遂げ、多くのみなさんに喜んでいただいた。一時は演奏会で指揮をすることはできないであろうと考えていただけに、大変うれしいことであった。その他、東京、仙台、釧路などへ出かけて栗友会、木声会、コロ・フェスタなどの演奏を聞いたことも良き思い出である。
