音楽を戦にたとえることには、いささかの抵抗は覚えるのだが、昨日のNコン北海道ブロック大会中学校の部は、上位数校の実力伯仲、文字通り激戦と言うのが相応しく、「自分が審査席にいなくて良かった!」が実感である。結果、金賞(札幌市立真栄中学校)、銀賞(札幌市立手稲東中学校、札幌市立陵北中学校、札幌市立北陽中学校)に関しては一応納得ではあるが、むしろ、金賞を1校にしか与えられないことの切なさを感じるほどであった。
しかし、銅賞4校(札幌市立北野台中学校、函館市立深堀中学校、釧路市立景雲中学校、帯広市立第一中学校)については、おそらく審査室では、どこに線を引くかで苦心されたであろうことがうかがえる。8703は、北海道教育大学付属旭川中学校が奨励賞に終わったのは意外に感じた。同校の演奏は、銅賞以内に入るべきと聞いたのだが・・・(いちいちそれを言っていては区切りが無くなるのがコンクールである)。
表彰式のステージ上で、あるいは客席で涙する生徒たちの悲喜こもごもの光景には、いつもながら胸が熱くなる思いを感じるのだが、全ての生徒に言いたい。「これが音楽(合唱)の全てではありません。もちろん終わりでもありません。むしろ、その真髄(合唱の奥深さ)を知るのはこれからです。嬉しさや、悔しさを胸にして、また明日に向かって前進しましょう!」。