大学部門で印象に残っているのが、わずか9名で歌って銀賞を得た東京純心女子大学音楽部の演奏である。参加条件は8名以上ではあるが、コンクール全国大会で8703が聴く最小人数団体であった。
さすがに東京都代表であるだけに、、誠に立派な演奏であった。一人ひとりが自覚と責任を持って表現しているので、員数の少なさを感じさせない見事な合唱であった。
近年、北海道の大学合唱団の多くが団員不足で悩んでいる。運営面等を考えると一人でも多いほうが良いことであろう。しかし、演奏の面では、少人数でも良い合唱は出来るということを実証してくれるものであった。