8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

合唱と教育

2007-08-25 16:05:03 | 合唱
本日の午前中、某中学校合唱部の練習に行って来た。混声で、女声パートが25名、男声パートが9名という編成である。人数的には一応バランスが取れている。しかし、演奏を聞いてみると明らかに男声が悪い。詳しく聞いてみると、男声は1~2名を除いて、いわゆる助っ人軍団であり、しかもごく最近入った者も数名いるらしい。したがって、まだ音取りも不十分である。はたして、9月17日の北海道合唱コンクールに向けてどこまで辿り着けるか、興味深々であり心配でもある。

この団体が当面のコンクールにおける出来栄えを考えるならば、明らかに女声合唱で出場するのが良いと思われる。女声の水準はかなり高い。顧問の先生には「女声合唱にしたほうが良い」と言う声も聞こえるそうである。しかし、K先生は「男声部員が一人でもいる限りは、混声合唱で進む」とおっしゃっている。私はとても良い方針であると考える。男声パートが少ないから、男声パートがまずいから、と言って安易に女声合唱へ移行するならば、混声合唱団がどんどん減ってしまう。

男女共学が当然の現在、学校教育現場で編成される合唱団は混声であることが、ごくごく自然の姿であり、教育的にも望ましいことと言えよう。もちろん、女声合唱や男声合唱を否定するものではないが、世の中には男女それぞれが存在し、共存して行かねばならないのだから、混声合唱をベースにした合唱創りを大切にしたいものである。
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