午前中は指揮法をやった。叩き、平均運動、しやくい、先入、はねあげ等々、基本的な動きを確認しつつ、ビデをも用いて約2時間実施した。さすがは音楽科3年生、飲み込みも早く、動きもスムーズである。中には、指揮法の授業を受講した学生もいる。
午後からはポリフォニー合唱曲に挑戦した。パレストリーナの名曲「Sicut cervus」を歌った。最初に各パートのメロディーをさらい、続いて約30分のパート練習の時間をとった。最初の合わせ練習では、途中で一部分抜けるパートがあったりはしたが、止まることなく最後まで歌いきった。
しかし、それぞれが自分のパートを歌いきるのに必死なので、何となく雑然としたポリフォニーになったが、2回、3回と合わせて行くうちにお互いのメロディーを聞きあう余裕が出てきて、妙なる調和が生まれてくる。
明日は「Super fulumina Babilonis」に挑戦する予定である。「芸術教育演習Ⅰ」は明日で終了するが、3月2日から三日間は「Ⅱ」が予定されている。Ⅱでは、日本の合唱曲を歌い、平行して指揮法の実践練習をやり、最後には、全員が一曲指揮をして採点~評価へとつなげる予定である。