アメリカの高官によると、原爆投下が「何百万もの命を救った」んだとさ。
ふざけんな
「何百万もの命救った」 原爆投下で米特使
(中国新聞 '07/7/4)
米国のロバート・ジョゼフ核不拡散問題担当特使(前国務次官)は三日のワシントンでの記者会見で、第二次大戦末期の広島と長崎への原爆投下について「文字通り何百万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせたということに、ほとんどの歴史家は同意すると思う」と、原爆投下を正当化する米国側の認識をあらためて示した。
当然、このようなふざけた発言には様々な波紋が出てきているが…
首相「原爆投下は許さず」・米特使の正当性発言で
(nikkei net)
安倍晋三首相は4日、米国のジョゼフ核不拡散担当特使が広島、長崎への原爆投下の正当性を主張した発言に関連し「原爆投下は許すことができない。この気持ちに変わりはない」と強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
ここまでは多少勇ましいのだが結局は…
原爆正当化に政府抗議せず 米特使発言は「個人的」
(中国新聞 '07/7/5)
塩崎恭久官房長官は五日夜の記者会見で、米国のロバート・ジョゼフ核不拡散問題担当特使が原爆投下を正当化する認識を示した問題について「発言は個人的な考えと聞いている」と述べた上で、日本政府として抗議しない考えを示した。
てな具合で、うやむやにされていくのだろう。
なぜ日本に原爆が落とされなければならなかったのか?
その理由については、以下に紹介するエントリーにある説明にほぼ尽きるのではないだろうか。
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↑ ついったー
Re:24730 原爆が落とされた理由
http://juku.rui.jp/ruijnet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=26825
匿名希望 (17 M)さんの24730の投稿を読みました。
>原爆を人体実験に使ったといわれるのです。実際に市街地に落として何十万人の人を使って。
>1つは、ウランからなる広島型原爆「リトルボーイ」と、プルトニウムからなる長崎型原爆「ファットマン」の差を調べる実験
アメリカはナチスドイツを対象に原爆を開発していました。そこで実験する予定だったのが、完成を待たずにドイツが降伏してしまったので、黄色いサルで実験することにしたのです。
振り上げたこぶしの行き所がなくなったので、日本に落としたということです。
ソ連の参戦は、理由としては確かにあると思いますが、第二次大戦後の世界のイニシアティブをとるために、世界中に最新兵器の威力を見せ付ける…という政治的な目的がメインだったでしょう。
>原因がどうこう、責任がどうこう言って過去をとがめるより、その過去があるからこれからどうするかを考えようということです。
>唯一の被爆国の国民として、ね。
確かに既に起こってしまったことはどうしようもないとはいえ、威力の実験・調査や政治的な理由で何十万人を一瞬で虐殺した挙句、さらに被害者をモルモットとして実験するなんて…
しかも彼らは、原爆投下を正当化しており、この大虐殺と人体実験について謝罪したことが一度たりともありません。
これからどうするか…を考え議論するためには、「過去の事だから言ってもしょうがない…」ではすまないのでは?
まずは歴史的事実を見極めて白日の元に晒し、無差別大量虐殺や人体実験などが、世界の人々に対して二度と行われないよう非難し封印していくしかないと思いますがどうでしょうか(まるで反省していないアメリカは、今もなお世界中で虐殺・大量殺戮を繰り返しているわけですから…)。
まったくもって同感である。
さて原爆は、共産圏への威嚇と、物理的な威力の実験・検証と、人体に及ぼす影響の検証のため(日本人をモルモットにした人体実験)、とほぼこの3つの理由で落とされたわけだが(しかも当初から計画されていて、日本に落とすことは決まっていた)、それについては、昨日紹介したページから抜き出すのであらためて見て欲しい。
http://blog.goo.ne.jp/akyoon/e/5a4b6f7e6b4cdeff283815d002eed820
米国の言う「戦争を早く終わらせるため原爆投下を行った」等全くのウソ、デマである。
米国は、核兵器の威力の実験のため広島、長崎の市民を人体実験にかけ、虐殺した。
これは、米国の「プルデンシャル一般大衆爆撃」と呼ばれる作戦の一部であり、「兵士ではない一般市民を、どの位大量虐殺すれば敵が戦意喪失するか」を、プルデンシャル生命保険の研究員達を現地にスパイとして潜入させ、東京大空襲、広島、長崎への原爆投下の後の社会心理調査を行うという人体実験であった。
担当したのは、米国大統領直属の「心理戦争局」と呼ばれる部署であり、局長はエイブリル・ハリマン=ブッシュ大統領一族が経営するハリマン銀行の社長である。(後略)
◎『原爆犯罪――被爆者はなぜ放置されたか』
(椎名麻紗枝著、大月書店刊、日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞)目次より一部
http://homepage3.nifty.com/shiina-lawoffice/genbakmokuji.htm
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六 アメカは被爆者の救援をしたか
アメリカの相矛盾する態度--その真意は?/広島へ入るのが恐か
ったアメリカ調査団/医薬口叩を運んだのは一回きり/医療既の派遣
/病院は建設されたか--ABCCは病院ではない/血がもったい
ない/被爆者から病院をとりあげたアメリカ
七 救援の妨害をしたアメリカ
プレスコード――禁止された原爆報道/原爆手記に添付された出版
許可要請書/没収された原爆フィルム/ジュノー博士の救援活動に
たいする妨害/「魔法のとき方を知らずに魔法をかけられた」/原爆
資料をとりあげたアメリカ/医学研究・公表の禁止/いまも地下に
眠る日本人科学者の医学論文/中止させられた国際医師会議
五 なぜはアメリカは真相を報道されるのを嫌ったか
真実を隠しつづけたアメリカ/不必要な苦痛を与える兵器
六 アメリカは誰の目から真実を隠そうとしたのか
世論対策としてのアメリカの被爆者隠し政策/アメリカは対日原爆
投下にたいずる日本人の反米感情を懸念していたか/原爆をどのよ
うに落とすか――それだけが問題であった/原爆の無警告爆撃に反
対した科学者たち/日本人を見くびっていたアメリカ/国際法を備
視した無差別爆撃
七 アメリカの原爆開発と世論操作・・・
原爆開発はアメリカの国家機密/民主主義を否定して生まれてきた
原爆/一口でも先んぜよ/アメリカの原爆「国際管理」提唱のねら
い/原爆の「国際管理」をめぐるアメリカとソ達の対立/原爆の
「国際管理」の失敗とその要因/なぜアメリカから原爆をとりあげ
られなかったのか/原爆投下の正当性の主張/アメリカ国内の世論
の変化
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助産婦としての被爆後 岡村ヒサ (1990年 86歳)
私は昭和20年当時、尾長町で産院を開業していました。41歳でした。その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆産院に吸収されました。何も記録は持っていませんが、奇形がたくさん出ました。当時はABCCへ、みな報告しなくてはいけないシステムになっていました。奇形が出ましても、報告するのを嫌う人もございましたので、しなかったこともあります。一番多かったのは兎唇でございました。それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。お乳も飲めないような...それから肢指過剰ですね。多指です。それから鎖肛(正常な位置に肛門がなく、直腸が盲端になっており、5千人に1人の確率で発病する)。肛門のないのも多うございました。兎唇や多指は数が多うございました。分娩で頭の先がでましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、やはりそうで、そのたんびに憂いたことを覚えています。あーどうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思いました。すぐ近所でございましたが、二軒に同じように耳のない子が生まれました。その1人の赤ちゃんのおばあさんは、産婦人科の看護部長をしておられました。奇形が生まれたということで、すぐに病院に電話をされたれしいですが、先生が来られたあくる朝、赤ちゃんは逝きましたからね。もう一軒は可愛い女の子でございましたが、おばあちゃんは「火葬場に持って行くまでは、泣きだしはしませんから。」と言っておられました。これは薬を使ったんだなと私は思いました。もちろん、家族は何も言いませんし、私も聞きもしませんでした。元気な子でしたがね。そのおばあちゃんは生涯悩まれたそうです。可愛い子だったですからね。髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば判りはしませんのにね。耳がないんです。ツルッとしておりました、片方だけ。それから、内蔵露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったんですね。大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。まだそれから、鎖肛、これはたくさんありました。それから無脳症ですね。終戦直後ではないから、2~3年後だと思います。母親は30代でした。どうしても頭の位置がわかりませんのよ。上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部に触れませんのよ。おかしいなと、みよりましたら、無脳症でございました。氷を氷袋の中にいれて下げたらザラザラしますように、頭蓋骨がぜんぜん固まっていない子でした。だからそんな子が生まれたら、極秘にしてもらいたくてね。こんな事は当時はとても言われませんでした。広島医療生協原爆被害者の会発行「被爆体験記・ピカに灼かれて」13集より引用===========================================================こんなエゲつない事をしておきながら、謝罪をしてないだけでなく、反省の意識も謝罪の意識もまるっきり無いことは、あの政府高官の言葉を聞けば明白だろう。そんな連中は、また残虐行為を平気で繰り返す可能性がある(実際に今でもアフガンやイラクでやってるけどな)。
現実に核兵器を人間に対して使った唯一の国はアメリカである。あんな連中に核を持たせておくのは、北朝鮮に核を持たせるより何千倍も危険なのに、なぜ人々はそれを問題にしないでどうでもいい国を問題にしているのか、私にはさっぱし分からない(アメリカによる情報操作によってそのように仕向けられている、と考えるべきだろう。そんな身でありながら、「傘で守ってもらっている」「感謝しよう」って?ホンマにオメデタすぎますね)。
ヒトラーやらスターリン、ひどい場合には旧日本軍が人類の敵であるが如くさんざんな言われようをしているが、アメリカがどれだけ非道なことをしたか、そして何の謝罪もないどころか感謝しろ、原爆投下を誇らしいと発言する・・・
ヒトラーを崇拝するネオナチと変わらない、おぞましい思想だ。
知れば知るほど、その加害力、攻撃性に
嫌悪を抱く。マクナマラやルメイも
負けていれば戦争犯罪だった、と後に言っていた。
ソ連が日本との中立条約を破棄したのは広島に原爆が落とされた二日後なんです。
原爆が落とされたことによって好期とみてソ連が参戦した、つまり原爆が落とされなければソ連の参戦もなく北方四島も取られずに済んだかもしれないということじゃないですか。
私も大学生中ごろまでは、ほとんど反米感情なんて抱いたことがなかったし。
アメリカの情報操作には舌を巻くばかりですね。(舌を巻いてばっかりもいられないですけどね、当然ながら)
最近は年次改革要望書の話などもそこそこ知られるようになってきたので、やっとみんな気づき始めたところ、なのかなー?
(カメレスすみません)
あんなに大量虐殺して平気な顔して謝罪をする気も無いなんて、どうも同じ人間とは思えないというのが正直なところです。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=158670
↑
同感…
自由とは、何ものにも拘束されない状態のこと。自由と平等の平等とは、機会の平等のことだと思います。つまり差別のない状態と言えると思います。他人の存在を肯定するところにこそ、真の自由があると思います。
よって差別は、自由の敵ということになりますか。
殺人、暴力など、他人の存在を否定する行為は、差別と言い換えられると思います。
憲法の前文を見てみると、自由と言う文言が顔を出します。ですから法律は、自由に基づいて作られていると解釈できると思います。
自由を求める私たちは、自由を守るためにも法律を犯してはならないという理屈に、誰しもが気付くことでしょう。
わが国の憲法の前文には、「・・・自由のもたらす恵沢・・・これらに反する一切の憲法、法律、詔勅などは排除する。」と記されています。
憲法でさえも、自由に反していたら認めないよといっているように、私には解釈できます。
アメリカでは、「自由は、命を掛けて守る価値がある。」と教えているそうです。
それほどに、「機会の平等」つまり自由が大切だと言えるでしょう。
終戦当時の日本人には、どうやらこの道理が理解できなかったようです。その証拠に、日本人に対するアメリカ側の評価の言葉(表題)が現在にまで残っています。
アメリカの自由は、銃器によって偶然に守られていると思います。
キチガイに刃物で、終戦当時の日本人には、鉄砲など危なくて持たせて置けなかったでしょう。
当のアメリカでは、いまだに差別がなくならない由。ワシントンDCにあっては、自由の砦でもある銃の所持が、規制されて久しいと聞きます。
アメリカの差別世界化は、自由の後退、ひいてはアメリカの弱体化をも意味すると思います。
ドイツで実験する気等有りませんでしたよ。
欧米の「白人の世界」の価値欄は、どこかで繋がって居り、第三世界(アフリカ、中東、アジア)は、彼等に取って『世界』では無いのです。
外地で暮らしていないとこの空気は理解出来ないかもしれません。
日本で実験する意外に、人体実験する可能性は無かった。