※グラフはhttp://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/folder/1530830.html より
先日、このエントリーで、安易に向精神薬を処方する医療について疑問を呈した。
「“うつ病”は身体の病気」と断じる専門家…実は薬売りたいだけなのでは?
それってどうなんかなぁ~ と思っていたら、2013年3月24日の朝日新聞にこんな記事が載っていて、またもや目が点になった…
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↑ ついったー
腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む
特に、この記事の図解を見てほしい。(転載はアカンらしいので跳んでみて!)
http://www.asahi.com/tech_science/gallery_e/view_photo.html?tech_science-pg/0323/TKY201303230285.jpg
「推奨」というところに、「抗うつ薬」
そして、「強く推奨」の右に、「抗不安薬」
の文字が見えるだろうか。
腰痛人口が2800万人。その8割以上が「原因不明の腰痛」。
まあこれ自体驚きではあるが、記事の中にはこうある。
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指針では、こうした腰痛には、抗炎症薬や鎮痛剤などの「薬物療法」が強く勧められた。
〈中略〉
また、腰痛にはストレスがよくないと判断された。
〈中略〉
慢性腰痛では抗不安薬、抗うつ薬も有効な治療法に挙げられた。
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ちょっとどうなんでしょうか?
確かに、気分的に落ち込んでたら身体の痛みはより感じやすくなるだろう。
でも、だからって、「腰痛なんです~」って医者に行ったら、「原因不明→ストレスが原因だからコレ飲んで」って抗不安薬、抗うつ薬を渡されて、それが常習化して薬漬けになっていく…、なんてことにならないとも限らない。とっても恐ろしくなった。
上のグラフは、抗うつ薬の市場規模である。
1998年まで横ばいだった市場規模が、2000年あたりからうなぎのぼり。そして2007年あたりに頭打ちになっている。
「売れまくるんでどんどん作ってたら作りすぎてあまっちゃったな」「精神科だけじゃ限界があるから、もっと大規模な市場を開拓しないとなぁ~」、「腰痛人口は2800万人だ。次はコレだ!」なんてことになっているのではないんだろうか?
これを一面でやってしまう朝日新聞もこの流れに加担しようということだろうか。
数ヶ月前にはNHKもスペシャルを組んでいた。
http://blog.livedoor.jp/nandeya_umeda/archives/50315433.html
このブログ記事や
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=282539
これなんかを、ぜひじ~っくり見てほしい。
抗不安薬や抗うつ薬なんかを常習することが身体にとっても精神にとっても社会にとってもイイわけはない。
実際、こんな話もあるし
↓
様々な問題が噴出してきている。(もちろんいたしかたない個別のケースも存在するだろうが、それも一時的な処方に限定すべきだろう)
慢性の腰痛…なんていうちょっとした(?)きっかけで精神病に祭り上げられ、抗不安薬や抗うつ薬なんかを処方され、それ無しでは暮らせなくなったりしたらどうするんだろうか。ネットで購入して薬漬けになってる人も多くいるって問題になってなかったっけ?
こんな薬物が売れまくって巨大市場になる…なんてバカげたことだけにはならないようにしたいものである。(人間としての良心のあるお医者様たちは、ぜひ、こういう薬の売り上げに貢献するマネだけはしないでほしい)
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