にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

ハクジンによる徹底した収奪の歴史。現在も続く「プランテーションモデル」

2014年01月03日 | 雅無乱日記

世銀(IMFやIDAも含む)は世界から貧困を無くすためではなく、全く逆に第三世界を破壊してそこに住む人々から(さらには先進国の国民から)、多国籍企業が収奪し尽くすためのインフラ整備を担っている機関である。

http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/1596edf364314c808d433bbb596c39e0 

でこう断言したが、今回はこのことについてもう少しつっこんでみたい。

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まずはこのマンガを読んでみてほしい。

  
トランスコミック 第1部『セカイノカラクリ』

これは、柄谷行人氏の大著「トランスクリティーク」をベースにしながら、そのエッセンスを数ページに凝縮した信太正閏氏の作品である。

これを、とあるSNSで紹介したらえらく批判されたことがあった。

「こんなのは一昔前の世界の捉え方で、もう古い」「金儲けが悪いことみたいな価値観は、思春期の中学生レベルだ」「こんな偏った価値観を誘導するような作品を紹介しないでほしい」

私以外に2人とネット上で延々と議論を繰り広げたが、結局不毛に終わった。以来、ネット上ではなるべく「議論」はしないことにしている。

このマンガにある世界の捉え方は「古い」か?

決してそんなことはないだろう(第2部に関しては、正直言って「そんな事(フェアトレード)くらいでこの問題は解決しないだろう…」という感想を持ったが、そのへんは実際にマンガ読んで読者が夫々で判断してほしい)。

前回のエントリーを紹介してくださった、ブログ:“飯大蔵の言いたい事”にはこんなふうに書いてある(ありがとうございます)。

ここで行われている事は、基本としては昔の植民地政策と似ているのだが、現代は別の衣装をまとっている。

植民地では総督が置かれ、軍事的、政治的に現地人を支配した。第2次大戦後民族自立の原則により、各国は独立をした。しかし、そこに新たな手法の支配の手が伸びた。それを新植民地政策といおう。


欧米(特にアメリカ)による途上国からの搾取構造の原型は、帝国主義時代のプランテーションにある。かなり単純化してプロセスを見てみよう。

①宣教師を送り込み、未開地域の伝統や価値観、ひいては共同体そのものを洗脳によって破壊する。

②抵抗する基盤となる集団(組織)がガタガタになったところへ、当時の先端兵器を携帯した軍隊と、商人を送り込む。

③先住民を居住地から追い出し、土地の所有を宣言(先住民には「土地を私有する」という概念そのものが無いためひとたまりもない)。

④生産手段を奪われた先住民は、皆殺しにされるまで抵抗するか、服従し奴隷になるかの2つのみ選択肢を与えられる。

⑤先住民奴隷(あるいはアフリカから強制的に連れてきた奴隷)を使って商品になる単一作物を作らせる(あるいは天然資源を開発させる)。強制労働によって作られる作物は、天然ゴム、タバコ、コーヒー、パーム油、サトウキビ、大麻、茶葉、綿花など、趣向品が多く、もっぱら食糧にならない。無料同然の労働力で作られた生産物(換金作物・工業製品、採掘資源など)を本国に持ち帰って高く売る。

⑥工業製品、食糧などは、宗主国で過剰生産になったものを植民地に輸出する。

⑥奴隷は、決して団結させないように管理されたが(伝統的な祭や芸能まで禁止し、ひどい場合は言語も絶やされる)、あまりの不当な収奪と強制により叛乱が多発。初期は、軍隊によって鎮圧していたが、徐々に鎮圧しきれなくなってくる。

⑦植民地総督は同じ肌の色をした地元の有力者を傀儡を立てたり、奴隷にもそれなりの報酬を支給するなどして、彼らに「支配されている」「強制されている」という感覚をなるべく抱かせないような体制に徐々に移行していった(当然、教育による洗脳を施しながら)。


非常に単純化したが、概ねこのようなプロセスを経て植民地は維持されていた。

※この具体事例としてぜひこのページを読んでほしい(もっともこれは信じがたいことに1世紀前の話ではなくごく最近の話なのだが…)。
 残酷な ”ハクジンの作り方”、
 猫ならぬ新生児を壁にぶつけて殺す国、先住民の告白

  http://www.asyura2.com/0601/social3/msg/428.html
投稿者 東京音頭 日時 2006 年 9 月 30 日 22:31:29:lg2/OnhcbNSWg

 先日、アボリジニー女性と長く話をする機会があった。
彼女は推定40歳弱のアボリジニー女性。明日、生まれて以来一度もあったことのない姉に会うのに、とても緊張している、と言う。
私は、家庭の事情か、とちょっと思ったけれど(馬鹿な私)、よく聞いてみると、まだ一度もあっていない弟もいて、母親とは、3年ほど前、生まれて初めて会えた。という。
ベルギーに住んでいる弟もいるのよ。と写真を見せてくれた。

 ヨーロッパ政府の先住民政策のことを少しでも知っている人ならすぐにわかると思うが、そう、これは、イギリス政府 (後にはオーストラリア政府)の先住民同化政策のひとつで、アボリジニー女性から生まれた赤ちゃんを出産後 母乳をやるのも許さず、すぐ取り上げ、ハクジン夫婦のもとで育てさせる。というもの。こうすることにより、アボリジニーのこども達は、親から文化を継承せず、イギリス人化する…と考えたのだ。

 私は知識としては知っていたけれど、まさか、こんな若い人がまだ、その政策の当事者として存在していることが、驚きだった。
私の勉強不足のせい、なのですが、ただ、この事実を豪州政府は公にはしない。
事実をしるためには、アボリジニーから聞いた話をドキュメンタリーにした本やビデオしかないのだ。

 彼女曰く、この政策は、1980年まで続いた。だから今26歳以上のアボリジニ-は、みんな親を知らないで育った。「そんな最近まで!!」私には衝撃だった。
自分のこどもが、政府によって取り上げられ、2度と会えないのだ。親は子供の写真を見ることも、消息を知らされることも この制度が廃止されるまではなかったという。
たとえ、海外に行っても、死亡しても、知らされなかったのだ、と言う。

 これだけでも、悲しいのに、彼女の話は終らない。

 この制度は、ただアボリジニーを先祖から引き離し、イギリス人文化に馴染ませるためだけのものではなく、アボリジニーを抹殺するかわりに、彼らの肌を白くする政策でもあったのだ。
アボリジニーをひきとる親のほとんどは、女児を好む。
女児なら大きくなれば強姦し放題だからだ。そして妊娠させる。そしてその赤ちゃんの肌は母親より少し白くなる。だから、政府はそれをよしとしたのだ。
強姦したいハクジンの父親は、早ければ8歳くらいには、強姦すると言う。
彼女の周りでも、たくさんのアボリジニー女性がまだ幼い頃に強姦され、12、13歳で妊娠した人がいっぱいいたはずだ、と言う。もちろん 強姦された挙句生んだ赤ちゃんは、すぐ政府によって取り上げられるのだ。そしてその子も女児なら、運が良くなければ、強姦される運命だ。

 男児はどうなるのか。地方や役人によっては、男児は、何の役にも立たないので、(アボリジニー女性は、ハクジン男性の性の遊びの役に立つが、アボリジニー男性がハクジン女性とセックスするのは、許されないし、アボリジニー女性と性交渉をすると、二人の赤ちゃんの肌の色は白くならない)不必要として、生まれた直後 近くの壁にたたきつけて殺したのだ と言う。
私には、言葉も出なかった。(後略:続きはリンクを参照のこと)


さてこれと似たようなことを、列強諸国は植民地で行なってきた。しかし大手を振って堂々と有色人種たちを痛めつけ収奪することができたのは第二次世界大戦くらいまでで、その後は国際世論としても表向きは「人種差別」や「奴隷酷使」は否定され、「民族自決」が叫ばれ、「人権」が重視されるようになる(あくまで「表向き」だけの話だが)。そうなってからは、さすがにあからさまな搾取と強制はできなくなった(実は、「人権」「民族自決」などの欺瞞概念を使ってプロパガンダをしたのは、植民地争奪戦で欧州に出遅れた後進国のアメリカなどの諸国であった。もちろん真の目的は、先住民を形だけ独立させて自分達の支配の枠の中に押し込めることだったのだが…)。

そこで、支配と搾取の意志をオブラートにくるんで、次のような手法が採られるようになった。

①「開発援助」と称して世銀が途上国に融資する。そのカラクリは「アメリカが世界から収奪する仕掛けはこうして構築された」に書いたが、この融資は、ありとあらゆる手段を使って途上国に強制的にでも承諾させる。

融資の目的は、「途上国を豊かにするため」とか「インフラ整備のため」などと正当化されているが、実際のところは、安い労働力を求めて生産工場をつくりたい多国籍企業や、宝石・貴金属・原油などの資源開発を目的とするグローバル企業が途上国へ進出する足がかりと基盤をつくることである。

②安い労働力の供給基盤を形成する。土地を買い占めたり、本国の食糧や商品を流通させることにより、自給自足的な地域共同体を壊し、カネが無くては生きていけない状況に人々を追いやる。

③土地を追い出され、カネが無くては生きていけなくなった地元民を低賃金で雇って、本国で売れる単一作物を作らせる(あるいは、天然資源を開発させる。低賃金で工場労働者として酷使する)。作らせる作物は、天然ゴム、タバコ、コーヒー、パーム油、サトウキビ、茶葉、綿花など、趣向品が多く、もっぱら食糧にならないものが多い。換金作物や資源や工業生産品は不当な安値で買いたたかれ、本国に持ち帰って高い値で売りさばかれる。

④逆に、生活必需品などは、グローバル企業が安価に大量生産したものを提供する(途上国の人々は、金を出してそれを買うしかない)。食糧についても、本国の余剰生産物を売りつけることによって、途上国の農業生産基盤を根底から破壊する。近年では、水さえもグローバル企業から買わなくてはならなくなった…。よく善人面して行なわる「食糧援助」というものも、実は地元の農業の生産基盤を破壊するのに一役買っている。

④学校、教育機関などを整備して、「自由」「個人主義」などの思想を洗脳し、地域共同体の破壊をさらに決定的にする。グローバルスタンダードの社会的ルール(「法律・時間・規則などは守るべき」など)を叩き込み、従順な労働者としての従順なメンタリティー(奴隷根性)を植えつけ、労働市場の基盤整備をする(共同体を基盤として生きていた人間は、市場ルールにうまく適応できないため、先進国の人々は「労働意欲もなく時間も規則も守らない、人のものと自分のものの区別もつかない下等な未開人」とレッテルを貼って強制することを正当化している。DNAの発見者は、「アフリカの黒人は遺伝的に劣っている」と発言して物議を醸し出したが…)。

⑤道路・流通網、ダムなどのインフラを整備する。当然、土木事業は多国籍企業のゼネコン等が受注し、地元の低賃金労働者をこき遣う。途上国の政府が借りた金は、まるごとこれらグローバル企業に転がり込む。これらのインフラ整備は、実はグローバル企業がより参入し儲けやすい基盤を整備し、「市場化」を加速するのが真の目的である。



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※画像はアボリジニの少女↓より
 http://worldnet.kbs.co.kr/bbs/ezboard.cgi?db=w_australia_travel_7&action=read&dbf=61&page=3&depth=2