にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

医療制度改悪 “洗練された帝国主義がしみ渡ってきましたよ”

2007年08月18日 | 雅無乱日記
医療制度「改悪」について、先の参議院議員選挙で国民新党公認で比例代表枠で出馬、当選した自見庄三郎氏(医師)も警鐘を鳴らしている。

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『月刊/保険診療』07年1月号 特集「医療制度改革の真相」

http://www.jimisun.com/sinsou.htmより

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■国民皆保険を崩壊させる医療制度改革

──アメリカでもクリントン政権のときに国民皆保険制度を導入しようとした経緯があります。つまり,アメリカは日本の国民皆保険制度を見習おうとしているのに,日本のほうでは逆にそれを崩壊させようとしています。

【自見】 信じられないくらい愚かなことです。日本の今の医療制度改革を進める人々は,国民の健康や命を考えてやっているのではなく,ビジネスチャンスを作ろうと思ってやっているのです。かつて,知り合いの大蔵官僚が言っていました,「どうして医療の混合診療に賛成しないんですか? ものすごくビジネスチャンスが広がりますよ。今30兆の医療費がたちまち50兆くらいになりますよ」と。
 
 また,厚労省の局長たちに話を聞いたときは,「今30兆の公的医療を20兆に縮小して,あとの30兆は金持ちだけでどうぞやってくださいということ。そこにものすごい落とし穴がありますよ」と言っていました。混合診療とは要するに公的責任を放棄するということであり,その穴を民間保険がビジネスチャンスとして利用するということなのです。

 そろばん勘定だけで医療を律しようとするから歪んでしまうんです。私は今も医者をしてますが,例えば交通事故などで子供が救急車で運ばれてきて,「10万円しかお金ありませんから,10万円まで治療してください。10万円を超えたら殺して結構です」──そんな親は一人もいませんよ。ところが,財務省や厚労省はそんな医療をしようとしている。

──混合診療的が拡大して患者負担が増えると,民間医療保険に頼らざるを得なくなりますね。

【自見】 そこがアメリカの狙いだから。94年に日米包括経済協議によって、外資系のみに保険の第三分野,すなわち医療保険や障害保険の販売が認められることになり,自国市場でありながら,2001年まで国内の保険会社は参入が認められていなかったのです。そして今,この医療保険が一番儲かるんです。 

 アメリカにとっては,自分たちが儲かるなら,日本人がのたれ死のうとどうでもいい。自分たちが儲けるには,公的医療保険を崩さないといけない。日本の公的医療保険があまりにもうまくいきすぎているから。それが,一連の医療制度改革の隠れた動機です。そのアメリカの意を受けて小泉以下,経済財政諮問会議や規制改革・民間開放推進会議が公的医療保険を崩壊させるべく厚労省に圧力をかけ,マスコミを誘導しているのです。

(中略)

■日本のマスメディアの問題

──本来そのような問題を提起すべきマスメディアがその役割を果たしていませんね。

【自見】 マスメディア,特にテレビは1%視聴率が上がれば100億円儲かる世界ですから,もう完全に商業主義で,どんどん愚劣になっています。また日本の新聞も官庁や業界団体に記者クラブを作って,役人の「かわら版」みたいなものですからね。だからほとんどの日本の大新聞は70%は同じ内容です。中身を検証する能力もなければ忙しくて時間も人手も不足しており,批判精神もない。フェアでさえない。政治信念に基づいて政治生命をかけて郵政民営化に反対した我々に「守旧派」とか「造反議員」というネガティブなレッテルを貼って,小泉に一方的に肩入れしていましたから。

──郵政民営化や医療制度改革でも,マスメディアは官邸寄りの偏った報道をしましたね。規制緩和はとにかく善,規制はすべて悪だという姿勢です。

【自見】 規制緩和は役人に対する反感を利用していますが,本当は規制緩和したら大企業が儲かるわけで,役人が生け贄なんです。そして世界一の大企業はほとんど米国、ヨーロッパにあるのです。日本医師会も同じです。大新聞はこぞって日本医師会が悪いと。ある厚労省の役人が言っていました,「医療改革をしなくても日本医師会を悪人にしておけば,医者の奥さんがミンクを買ってダイヤモンドを買ってけしからんと,その反感さえ煽っておけばいい。本当の医療改革をしなくていいから助かります」と。

──郵政民営化がアメリカの年次改革要望書に沿ったものだと指摘した論説も黙殺されています。

【自見】 新聞は,アメリカに都合の悪いことを書くと,アメリカのホワイトハウスと国務省の記者クラブから追放されるからアメリカの言うとおりに書くしかないのです。だから日本の朝日新聞がワシントンの記者クラブを追放されたじゃないですか。そういう構造があるから,私が郵政大臣のときにワシントンでやった日米電気通信交渉でも,日本の新聞はアメリカが言ったとおりに書きました。向こうの言ったとおりでこちらの言ったことは何も書かない。

日本の新聞を一番真面目に読んでいるのはどこか,それはアメリカ大使館ですよ。隅から隅まで読んでいますよ。そしていちいち文句をつけるんです。テレビも同様ですよ。

──マスメディアも政治も経済も,社会の隅々までアメリカの支配構造が行き渡っている感じですね。

【自見】 だんだんね,洗練された帝国主義がしみ渡ってきましたよ。
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日本の政府そのものが、国民が搾取されるお膳立てをしていて、マスコミまでグルっていうんだから、まったくもって救いようが無い。


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