中隆の山遊記

登山、山スキー、沢、食べ物(特に日本ワイン、麺類、ご当地料理)等の趣味を随時更新

戸隠山

2009-10-12 22:01:32 | 長野の山

★2009年10月11日(日)

◆目的地:戸隠山
◆メンバー:単独
◆コースタイム:8:25奥社入口駐車場発~8:55戸隠奥社~11:25八方睨~11:37戸隠山~12:43一不動避難小屋~13:40牧場管理事務所~14:25奥社入口駐車場着
◆天気:晴れ

戸隠連峰では、高妻山(夏)と乙妻山(山スキー)には行ったことがあるが、本体の戸隠山には行ったことがなかった。
ついに念願がかなったが、紅葉と三連休とETC1,000円が重なり、岩場で大渋滞発生、さあ大変!!

3連休の中日、朝起きると予想通り天気が良かったので、朝7時に朝食を食べ、戸隠へ向かい出発。
車の車外温度計によると10度。
手袋を忘れたので、戸隠村内の何とか百貨店で軍手を購入。
店のおっちゃんが、「今日はいつもより寒いね。昨日は白馬連峰は雪が降ったよ。」と教えてくれた。
確かにここに向かうまでに白い頂が見えた。

さて、戸隠山、最初は奥社の山道を歩く。真ん中から奥は杉並木が素晴らしい。
戸隠神社奥社で今日の登山の無事を祈る。
さて、登山道入口に看板がある。非常に情報量が豊かなので載せておく。


(看板)

登山道は最初から急登だ。
急登を過ぎると、五十間長屋、百間長屋と続く。
岩がえぐれていて、大勢が住める長屋のようだからこの名前が付いたのか?


(百間長屋)

その後は鎖場が続く。それもある程度の難度があるやつが。
団体さんが前にいるので、その後は大渋滞。
ここでこれでは蟻の戸渡はどうなるのだろう。

さて問題の「蟻の戸渡」と「剣の刃渡」。やはり渋滞。
ナイフリッジをまたいでズリズリ進んでいる人や、途中で動けなくなり、先に行った人が戻ってきて助けている団体もあった。


(手前意が蟻の戸渡、続いて剣の刃渡、奥が八方睨)


(手前が蟻の戸渡、奥が剣の刃渡)


(途中から振り返る)


(蟻の戸渡上で待っている時に撮った西岳、左奥に一夜山)

待っている人が「人が怖そうに渡っているのを見て待っていると、必要以上に怖くなるな。」と言っていたが、本当にそうだと思った。
慎重にかつリズムで渡ればそれほど怖くはないだろう。
個人的にはこういうルートは好きである。ワクワクする。

待ち時間がかなりあり、40分くらいロスして八方睨(1,900m)に到着。
終わってみて感じたが、
一般登山道で一番難しいと言われている「奥穂高~西穂高ルート」と比較しても、
このルートは遜色がないと思う。
また、今年行った小川山は登山道は破線であったが、ここは実線。逆だと思う。

さて八方睨は人が多く、先に行かれると追い抜くのが大変なので、すぐ出発。
戸隠山山頂に向かう途中で先ほどの蟻の戸渡が見える。


(渋滞の蟻の戸渡)

すぐに戸隠山山頂(1,904m)に到着。記念写真を撮りここもすぐに出発。



戸隠山は奇岩が多く、途中で高妻山、黒姫山もよく見え、歩くのが楽しい。


(左の崖っぷちに登山道)


(高妻山)


(右奥は黒姫山)

今日は登山者が多く、稜線上でも何十人もパスした。
いったい何人が登っていたのか。この時期は避けたほうが賢明ですね。

「一不動避難小屋」までノンストップ。
この小屋はゴミやし尿の関係で、本当に緊急の場合以外は宿泊は禁止とのこと。
さて、ここも団体やらで混雑していたので、水分補給をして出発。

「氷清水」先では一部沢が登山道になっていた。
「滑滝」も滝の横に鎖があり、沢の一部が登山道である。
この滝を下りたところで、おにぎり休憩。


(滑滝)

その後も何度も沢を渡渉した。
戸隠は沢が多い。ブナの木が豊かな水を蓄えているのだろう。


(牧場からの戸隠連峰)

最後は戸隠牧場内を歩き、さかさ川歩道を通り、駐車場に到着。

せっかくこの時期に戸隠に来たのだか、蕎麦を食べて帰ろうとしたが、
山が渋滞では、蕎麦屋も混雑。
一軒目は20組待ち、2軒目は10組待ち。今回は撤収。
食いしん坊、残念。

お風呂は長野市に戻り、「うるおい館」でさっぱり。

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小川山

2009-06-21 22:38:09 | 長野の山

★2009.6.19(金)

◆目的地:小川山(2418.3m、山梨百名山、山梨県と長野県との県境)
◆メンバー:M松さん、中隆
◆コースタイム:5:40瑞牆山荘駐車場~6:10富士見平小屋~7:10八丁平~8:20展望良好岩峰~9:00小川山頂上~10:30八丁平~(11:15-11:35)大日岩~(11:50-12:30)大日小屋~12:55富士見小屋~13:20駐車場
◆天気:晴れ時々曇り

瑞牆山と金峰山の影に隠れたちょっとマイナーな(フリークライミングで有名ではあるらしい)小川山に、廻目平周辺からではなく、山梨県側から登ってきた。

一週間前から天気予報を気にしていた。木曜日が一番天気が良さそうだったが1日ずれ、今日は梅雨の一休み、絶好の登山日和であった。
スタートはちょっと肌寒く感じるが、空気は凛としていて気持ちいい。

富士見平小屋の前で金峰山への道と分かれて、左へ行く。20分ほど歩くと小川山への分岐点に到着。標識もあり分かりやすい。右に入る。

途中で木々の間から瑞牆山の雄姿が見える。がぜんモチベーションが上がる。


天鳥川を2度渡渉する。2回目の渡渉は伐採小屋跡のところだが少し分かりにくい。

八丁平で大日岩から小川山への登山道と合流。ペースは良好。

八丁平からの登山道は基本的には樹林帯を進むが、途中シャクナゲが咲き乱れていたり、何ヶ所かは見晴らしの良いところがあり、アクセントを与えてくれる。

もう少し時間がかかると思っていたが、案外あっさりと頂上に到着。
頂上は見晴らしが利かない。


写真を撮ったので、見晴らしの良い岩峰まで戻り休むことにした。


(東には甲武信岳(甲州、武州、信州の境界)が見える。)


(南には金峰山、ちょこっと飛び出しているのが五丈岩)

さて、ここまでペースは好調なので、帰りはちょっと時間がかかるが、八丁平から大日岩を経由することにした。

大日岩からの登山道にもシャクナゲが咲いていた。


去年の6月に西沢渓谷の鶏冠山に登ったが、そこもシャクナゲがきれいだった。地図を見ると、小川山と西沢渓谷が案外近いのには驚いた。

大日岩のてっぺんからはからは瑞牆山や小川山が見え絶景だ。

(後は瑞牆山)


(両岩の間の奥にあるのが小川山)

大日岩からの下りは、かなりの急登である。
さらに少し下ると大日小屋がある。素泊まりの小屋でかなり広い小屋であるが、ちょっと古い。

富士見小屋で瑞牆山、小川山への道と合流、あとは駐車場まで来た道を帰った。

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某所、某沢、某山

2009-05-31 14:10:39 | 長野の山

★2009年5月23日(土)~24日(日)

◆目的地:某所、某沢、某山
◆メンバー:I顧問、Y隊長、Komaさん、U-chef、Buttiさん、Muraさん、Teraさん、Hitoshiさん、中隆
◆コースタイム:【1日目】のんびり山菜を採りながらキャンプ地を探す
     【2日目】6:40キャンプ地発~10:20某山頂上~11:55キャンプ地着~12:45キャンプ地発~15:00頃駐車場
◆天気:【1日目】晴れ時々曇り、【2日目】曇り

今回は、山菜&岩魚での宴会がメインの山行でした。
いやー、癒されましたー。

【1日目】
朝8時頃に目的の駐車場に到着。
この駐車場にも途中にも車が結構あった。この時期だからみなさん山菜ですかね!?

さて、重い荷物を背負い、心は軽く出発。
ところどころ雪が残っている山道を、山菜を探しながら進む。
私は「たらのめ」以外ほとんど山菜については分からないので、諸先輩方に教えてもらいながら山菜を集めた。勉強になりました。


雪の多い山域、沢もまだ雪で覆われたいて、なんとか渡れた。落ちやしないかとドキドキしたが。


テントを張るのに手ごろな場所が見つかり、お宿は決定。
まずはビールで乾杯、美味い!!
テントを設営したら、釣り組みと宴会準備組みに分かれ行動開始。


私は宴会準備班。
しかし、最初は釣りも見たいので、Buttiさんにお供した。
雪解け水の冷たく水量の多い沢、はたして釣れるのかと思ったが、あっという間に岩魚2匹を吊り上げた(最終的には4匹)。さすがButtiさん。


さて、宴会準備に入る前に、今日の山菜を並べて写真撮影。

(左から、「うど」「行者にんにく」「うとぶき」「こしあぶら」「雪ざさ」)

他の釣り班もまずまずの釣果。特にKomaさんは尺岩魚をゲット。
ペットボトルと比べると大きさが分かった。これは刺身用だとか。


宴会班のリーダーはU-chef。山菜の下ごしらえ等全部一人でやってしまう。すごい人である。感謝です。

さて、岩魚の刺身、山菜のおひたし、うどのキンピラ、豆腐、お酒の準備が完了。
まずはビールで乾杯!!うまいです。
「なぜ山に登るのか?」「それはおいしいビールを飲むためです」

(真ん中が岩魚の刺身、その隣のコッヘルが「うど」のキンピラ、その上に「行者ニンニク」「雪ざさ」「うど」のおひたし)

美味い酒(ワイン、日本酒、ウイスキー、ビール)にうまい料理、天国です。

(雪のテーブルがいいですね)

途中から山菜の天ぷらが登場。揚げたては最高!!
「こしあぶら」「うど」特に最高!!

宴はさらに盛り上がる。


さてさて、岩魚の塩焼きもいい色になってきましたよ。


この後、岩魚を食べ、岩魚の骨酒まで飲み、もうたまりませんです。幸せ過ぎます。

最後は山菜天ぷら丼、U-chefにはまいりました。感謝感謝。


日が暮れるまで料理とお酒を楽しみ、最後は焚き火の周りでまったり。

【2日目】
今日の天気は曇り、山登りのモチベーションはあまりあがらない。
そこで、山菜班と登山班に分かれて行動開始。
私はこの山は初めてなので登山班に志願。

I顧問を先頭に、雪渓の上をアイゼンを付け登って行った。


上に行くと視界が悪くなるが何とか頂上に到着。結構寒い。
山頂付近にはなんと雷鳥がいた。記念撮影をしてとっとと退散。


帰りは登山靴を上手く使い滑り下りる。しかし、この斜面、山スキーで滑ったら最高の斜面である。

12時前にテントに戻ってくると、U-chefが、山菜蜂の子炊き込みご飯を作ってくれていた。最後までまいりました。完璧ですね。

楽しいときはあっという間、無事駐車場に着き、解散。
いやー、癒されました。




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一夜山

2008-10-18 15:45:48 | 長野の山

★2008年10月18日(土)

◆目的地:一夜山(長野県長野市(旧鬼無里村)) 1,562.2m
◆メンバー:Mr.村国、中隆
◆タイム:9:50林道終点駐車場出発~10:35頂上着~11:20頂上発~12:00駐車場着

昨日は長野で仕事があり、夜は長野市の「たぬき」で一杯。
最後は「みそや」でラーメンを食べて明日の一夜山に備えた(?)。
ラーメン満足後は、某所に泊まった。

朝起きると素晴らしい天気。
国道406号と県道36号を進み、財又から林道に入る。長野市から1時間半で駐車場に到着。
紅葉も素晴らしく、青い空とのコントラストが最高。頂上に期待しちゃうな。

なだらかな登山道を登っていく。

今日は天気がよく、日向を歩いていると汗がにじんでくる。その反面、日陰は涼しくすがすがしい。
あと500mの標識から少し急になるが、頂上まであと少しということで頑張れる。

頂上は360度の大パノラマだ。ちょっと雲があるが、北には、戸隠連峰、雨飾山、焼山、火打山、
西に目を向ければ、白馬三山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、東には飯縄山、南には虫倉山があり最高の景色だ。
   

朝8時からいたというおじさんによると、9時ころまでは雲ひとつなくどこまでも見渡せてとのこと。少し残念。
頂上で記念撮影。


おにぎりと糟漬けとお茶で早軽昼食。うめ~!!やっぱ山での食事は三ツ星に匹敵するなと三ツ星レストランに行ったこともないけどそう思う。
(美味しいラーメン屋は知っているよ。)

下りはも戸隠連峰を堪能しながら、サクサクっと歩いていき、あっという間に駐車場。

お疲れ様でした。


帰りは戸隠経由で帰ろうということになり、大望峠経由で戸隠に向かった。
峠にある「アルプス展望台」に寄ったが、ここがヒット。
戸隠が前面にそびえ圧巻。その戸隠連峰の端にさっき登った一夜山。かっこいい山だ。
  

最後は「うるおい館」で汗を流してふー、終了。

ところで、一夜山の名前の由来について小話。
天武天皇がこの地に遷都しようとしたとき、この地の鬼がそれを阻止しようと一夜にして山を築いたことからきているとのこと。
さらに、天武天皇がその鬼たちを退治して鬼がいなくなったから、この地は鬼無里になったとさ。ロマンチックだ。

その次の日、信濃町のそば屋「よこ亭」に行き、新そばを食した。
信濃町1号という地粉を使った新そばだった。満足。
    
 
景色も最高、木島方面がよく見渡せた。
    

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