福山自動車時計博物館

アメリカでは、名も知れない田舎町でも、
私設博物館が数多くあり
ネットに情報が載って居ない物を含めると
かなりの数になると思います。
その多くが、生活に密着した「懐かしい物博物館」になっています。



残念ながら日本だと、江戸時代の古民家的な物が多く、
戦前戦後の消費文化類を展示する場所は、そう多くありません。
これは第二次世界大戦の被害により、大都市では
古い物があまり残っていないという事もあるのでしょう。



そこに目を付けたのは、地元の名士「能宗孝」氏。
なんと昭和４０年代初めに、僕と同じカンザス州に留学され
その時の体験が、この博物館に生かされているのだそうです。
残念ながら、能宗館長は不在でしたので、
詳しくお聞き出来ませんでしたが、
K-State・カンザス州立大学（マンハッタン校）
又は、KU・カンザス大学（同じく州立大・ローレンス市）
のどちらかに私費留学されていたようです。
（※著書から読み取るにK-Stateの可能性が高い模様）



現在この施設は、公益財団法人・能宗文化財団として
私設運営されています。博物館内には50台、屋外に約50台。
倉庫には約200台が保管されているそうです。
彼らのレストア技術は大変高レベルだと、
事情通から聞いた覚えがあります。



「のれ！みれ！写真撮れ！」がキャッチコピーの体験型施設。
国内でもトップレベルな博物館と言えるでしょう。



突然の訪問でも、快く対応して下さった
宮本副館長、そして学芸員の方、
ありがとうございました。

＜博物館内＞
ドアの開く車は、勝手に乗って写真が撮れる。
こんな太っ腹な博物館は、海外にはあっても日本では稀です。
高級スポーツカーより、使い捨てにされてしまう、
商用車をテーマにしていますので、昔見たのに現存しないレア車が
保存されています。
時計は約400年前からの物が各種、動態保存されています。
全部見るのには、半日掛かるでしょう。
また、学芸員さんの説明が、詳しいだけでなく分かり易いです。

















































































＜屋外展示＞














福山自動車時計博物館
Fukuyama Auto & Clock Museum.
〒720-0073 広島県福山市北吉津町3-1-22
TEL:　084-922-8188