酒酒落落

~しゃしゃらくらく~
本、漫画、観劇などの記録
【注意!ネタバレあり】

アルカンシェル~パリに架かる虹~

2024年05月02日 | 舞台
SNSで色々言われていたからちょっと身構えて行ったところもあるけど、私的にはかなり満足な作品だった!
やはり小池先生うまいよな~って見ていた。
ディープなファンはわからないけど、れいちゃんの色んな種類のダンスが見られて、まどかちゃんの綺麗な歌声たくさん聴けて、退団公演として満足いく作品だった。
確かに占領下のパリの苦しみの描写とか浅いかもしれないけど、全く描かれてないわけではないし(ただあの描写から実際にあったことを想起するには知識と想像力が必要。でも演劇ってそういうものだし)
ナチスがかっこよく描かれていたシーンなんてあったっけ?まゆぽん中心に一瞬フォーメーションできたところは確かにかっこよかったけど。話の流れとしてはあくまでも悪だし。
しかし、まゆぽんは色悪っ感じでよかったな。ペイロール伯爵はちょっといまいちだったんだけど。星組にあんまり合わなかったような。
パリにそれなりに思い入れがある人間としては、作品からもパリに対する思い入れが感じられたのがよかった。まずテーマになっているのが、たゆたえども沈まず。パリの標語だしね。ヒロさんのペペの台詞、(パリの旗を降ろすのは)本当に沈まないために。とか、あすかちゃんのパリジャンがそんなに忍耐強いとは誰が思ったでしょうという台詞が響いた。
国のシンボルが雄鶏だったり、フランスはそういうところあるよね。
最後、あかさんがまゆぽん撃ったのは、パリが燃やされるのに耐えられたなかったって私は解釈したんだけど、どうだろう?
フィナーレ、群舞が明らかにKAORIalive先生でネバセイとか異ルネとか思い出したわ。
フィナーレの印象とも相まって、ネバセイとカジロワの中間くらいの印象で私的には退団公演としてかなりよかった。

退団公演はさ、そんなに詰め込まないでシンプルな方がいいと思うんだよな。今回は柚香光のダンス星風まどかの歌と見せたいものがシンプルに出ていてよかったと思う。
エタボもさ、役が少ないって文句聴くけど、そりゃあ組ファンには物足りないかもしれないけど、あれ以上役があったら一見にはついていけないよ…ただでさえ19世紀の社会情勢に16世紀の歴史が絡んでるんだし。

5/5追記。
それにしても、まゆぽんコンラさんは迂闊なところがあるのがかわいい悪役だよな~カトリーヌに爆破計画のこと全部話しちゃうし😅

ジョルジュは、まずコンラッドがカトリーヌに無体を働いたところで疑問を持って、パリをあくまで爆破しようとするところでやはり耐えられなくなったんだな~
今日は上手11列目でアングル的にも最高だったけど、2階で見たときステージが7色になったり、大階段に虹が架かったときそれがステージに反射するのがきれいだったな~
上からじゃないとわからない景色がある。

ポップアップタイム見てほってぃーの役作りに納得したし、あかさんやはり頭いい人だな~って思ったよ
コメント
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