いや~見ごたえあった!
これこそ宝塚がやるべき作品って感じで。
大がかりな舞台装置にこれだけの人数と衣装使えるからこその迫力。宝塚ならではだよな~
あと原田先生やはり演出うまいよな。照明の使い方も素敵だったけど、私がいいな!と思ったのが光緒帝とにわさんが理想に燃えて政治を行っていくときにセリが上がっていき、その下で文秀たち官吏が混乱している場面。セリが上がっていくことによって現実を顧みずに理想に突っ走ったからこそ混乱してしまったのがよくわかる。
ラストの紫禁城の赤い壁の奥から春児が出てくるのもいい。遠近法で紫禁城の広大さがわかる。その壁がそのまま船になったのも驚きだけど。
順桂が銀橋渡りながら決意の歌歌うシーンで背景が一面の空だったのもよかったな~ただの空なんだけど、あれでこれが満州族の由緒ある貴族出身なのがわかる。
あの空のした、ヌルハチに従っていた祖先こそ彼のアイデンティティーなんだろうな。
二幕は確かに駆け足だったかもしれないけど。詳しくはないけど、一応歴史を知っているから、そういえばそういう事件もあったかもって理解することは出来たけど。西太后を悪女に描いてないから、みんな国のため民のため思って行動したはずなのにどうしてすれ違ってしまうの…?って思ってしまうけど。
明治維新をモデルにして改革を目指した一派があったことも知ってたけど、明治行だって比較的マシなだけで血も流れたし、混乱もあったし、不平等条約とか矛盾も大きく抱えてたよ。
そして、日本と比べてやはり中国は大きすぎる…
みんなすごいよかったし、専科の人たちはさすがだったけど、ヒロさんの西太后がすごすぎる。むしろ歌舞伎のようなミエと迫力だった。
そして、歌もみんなよかったんだけどやはりそら君は群を抜いてうまいな。
春児と玲玲が終始可愛かった。
そういえば、夢白ちゃんのミセスチャンは西太后の孫なの?
あと、順桂がテロの前に阿片窟に行くのはなんで?爆弾手にいれるためかな?
フィナーレもよかった。
長衣での群舞カッコいいけど裾踏みそうと思ってたら、大階段上がっていくときに誰かが何度か躓いてたよね。大丈夫かな?
デュエダンも振付も衣装も素敵だった~
カチャ様が群舞にもいるし、歌あり階段降りで嬉しかった~
原作の人物紹介見ただけでもそうだったのか!って発見が。
わざと曖昧にしてる部分もありそうだが。
すわっち玲玲と許婚までなってるじゃん。
満州貴族って聞こえたけど満州旗人って言ってた?
そら君の家はハ旗のひとつなのかな~と想像してたから。
タカニュの人物相関図ありがたい~やはり旗人だな。
李鴻章、漢人だったなそういえば。