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温度差発電の新材料

2011-10-01 | つぶやき

産業技術総合研究所の研究チームがフィルムに印刷して発電する新材料を開発したそうだ。直径数ナノメートル(1mの10億分の1)のカーボンナノチューブ(CNT)とポリスチレンをすりつぶし、溶液に混ぜてインキ状に加工し、印刷技術を使って厚さ0.02mmのプラスチック製フィルム上に幅0.5mm、長さ0.8mm、厚さ0.3mmの小さな塊を10cm四方に1000個並べたそうだ。両端に電極を付けると表と裏の温度差で発電するという。温度差が高いほど電圧も高くなるそうだ。実験では10℃に冷やした台の上にこのフィルムを置き、上から手のひらを当てると、体温(約36℃)との温度差で108mVの電圧が発生したという。柔らかく曲げられることから、工場などで配管全体に巻き、廃熱を電気として有効に活用するなどの幅広い応用が見込めるという。また、レアメタルを使う従来の発電材料と異なり、製造コストが安い事もメリットという。共同研究する企業を募って実用化を目指すそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20111001k0000e040036000c.html


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