東日本大震災後、全国で少なくとも13の活火山の周辺で地震が活発になったという。日光白根山、焼岳、乗鞍岳、富士山、箱根山、伊豆大島、新島、神津島、阿蘇山、中之島などだ。多くは11日の巨大地震直後に周辺の地震が増え、現在は減少傾向にあるという。富士山の近くでは15日にM6.4の地震が起き、焼岳周辺では通常1カ月に数回の地震が1週間で約350回以上に増加、箱根山周辺では通常1日2回程度の地震が1週間で1050回あったそうだ。●巨大地震後に火山活動が活発化することは珍しくないという。過去には、東海、東南海、南海地震が連動した1707年の宝永地震(M8.4)の49日後に富士山が大噴火した。2004年のスマトラ沖地震(M9.1)後の数か月間に周辺の10以上の火山で地震が活発化、1年4カ月後にはインドネシア・ジャワ島のメラビ山が噴火した。火山学の専門家は火山活動が活発化しないか、1,2ヶ月は注意して見ていく必要があると指摘している。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0324/TKY201103240469_01.html