横浜DeNAベイスターズは横浜スタジアム（ハマスタ）の運営会社に対するTOB（株式公開買い付け）が20日までに成立し、買収・子会社化して球団と球場を一体的に運営して財務状況の改善を狙うそうだ。ベイスターズの昨シーズンのハマスタでの観客動員数は約181万人で、DeNAが買収する前のシーズン（2011年）と比べて約65％増加したが、それでも球団運営は赤字が続いているそうだ。●球団はハマスタの改修を見据え、既に米国など70か所超の球団を視察、手始めに座席の色を現在のオレンジからチームカラーのブルーに一新して、球場の色を統一するそうだ。また、「そこで食べたい名物」を作るなど飲食販売も強化するそうだ。球場の本格改修は17年以降に実施する意向で、「日本大通り」に面した部分を大胆に取り外し、球場内からも街並みが見えるデザインが構想の一つとなっているそうだ。球団の池田社長は「球場と市民との距離を物理的、精神的に縮めていきたい」と語ったそうだ。株式の5％を所有する横浜市の林市長はTOB成立について、「市民やファンに一層親しまれる球場となり、さらなる賑わいの創出につながることを期待している」とコメントしたそうだ。 ⇒1/22読売新聞