この作品はバッハが1723年の春にライプツィヒに着任後に作曲した最初の大合唱作品で、1723年のクリスマスに初演されたそうだ。古風だが楽しい5声作品で、バッハの作品の中で他の希少な作品であるミサ曲ロ短調と同様にラテン語を使用しており、テキストは『ルカによる福音書』の聖母マリアの祈り(ルカ1:46-55)からのものであるそうだ。バッハは10年後にこの作品を改訂し、調性を変ホ長調からニ長調に移調した他、クリスマスに関連する曲を省いたそうだ。それによりこの作品は他の機会にも相応しいものとなったという。この改訂版(BWV243)の方が一般的だそうだ。(初版はBWV243a) ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-243/
Bach - Magnificat BWV 243 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society