ストロンチウム原子を用いた「光格子」時計の精度を従来の約3倍に高めることに成功したそうだ。宇宙の年齢(137億年)よりも長い、150億年で1秒の誤差も生じないという。この精度は、時計を地面から2cm持ち上げるだけで、重力による時間の進み方の変化(アインシュタインが約100年前に言及していた)を測定できる程だそうだ。今回の研究で使われた時計は、米国立標準・技術研究所(NIST)と米コロラド大学ボルダー校が開発したそうだ。室温での運用が可能になることも、最大の利点の1つという。●現在、世界共通の標準時間である「協定世界時(UTC)」の設定には、セシウム原子泉方式の原子時計が使用されており、この時計の精度は1億年に1秒以内の誤差という。今回の成果は、世界の時間計測に転換をもたらす可能性があるそうだ。 ⇒ http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150422032648a
(関連:2012/11/2マイブログ)