政府の地震調査委員会は、千島海溝沿いで巨大津波を伴うM8.8以上の巨大地震が30年以内に7~40%の確立で発生すると発表した。過去の津波による堆積物の調査結果に基づくと、巨大津波の平均間隔は340~380年で、直近の発生から約400年が経過しており、「切迫している可能性が高い」という。直近の地震では、北海道東部の沿岸に高さ10~15mの津波が押し寄せたとみられるという。●また、「中央構造線断層帯」については、西端を大分県まで延長して、全長を444kmとし、地域内で30年以内にM6.8以上の地震が起きる確率を9~15%と見積もったそうだ。内、最も確率が高い区間は、石鎚山脈北縁西部(愛媛県)で、M7.5程度の発生確率が11%という。四国電力伊方原発(愛媛県)に近い伊予灘では、M8程度以上の発生確率は「ほぼ0~0.4%」という。 ⇒ 12/20読売新聞