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ゲーマーが科学の難問を解決

2011-09-23 | つぶやき

科学者たちを10年もの間悩ませてきたヒト免疫不全ウイルス(HIV)様ウイルスの酵素のタンパク質の構造解析で「Foldit(フォールドイット)」というオンラインゲームの参加者が手柄を立てたそうだ。このビデオゲームは2008年に米ワシントン大の研究者が開発したもので、ゲーマーはグループに分かれ、タンパク質の構成要素であるアミノ酸の鎖の効率の良いたたみ方を競い合うものだそうだ。同大の教授らが同酵素を出題したところ、世界中の参加チームが次々と改良を重ね、正確な三次元モデルを僅か3週間で作り上げたという。同大によれば、「自動化による手法で解けなかった問題を、人間の直感が解決できるかを確かめたかった」そうで、「ゲームプレーヤーの創意工夫の能力は恐るべきもので、適切に指導されれば、幅広い科学的問題の解決に用いることができるだろう」という。今回の成果は科学専門誌の電子版で発表され、貢献したゲーム参加者2チームも共同執筆者として掲載されたそうだ。初めての事例らしい。 ⇒ 9/23読売新聞、http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437

囲碁や将棋のゲームと同様で、全て場合を虱潰しで調べることができれば、コンピュータでも解は見つかるのだが、場合の数が多過ぎて現在の(将来的にも)計算能力では実用時間で解けないということだろう。このような問題に対する人間の直感(?)能力はどのように実現されているのだろう?これが解明できれば、真の人工知能への道も拓かれるのだろうが。


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