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平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番 変ホ短調(BWV853)

2020-02-08 | つぶやき

変ホ短調というキーはバロックでは殆ど聞かれない珍しいキーであるが、バッハのこのプロジェクトでは勿論含める必要があった。前奏曲は美しい装飾がついた非常に堂々とした作品で、演奏者のBart Jacobsは「トンボーのような葬送行進曲」と呼んでいるそうだ。この前奏曲はバッハが長男ヴィルヘルム・フリーデマンのためにまとめた教育的キーボードブックの以前のバージョンに既に存在していたそうだ。フーガとの関係はあまり明確でないという。Bart Jacobsを含む一部の人々は、バッハが単に既存の二調のフーガを持ってきて、それを変ホ短調と同じように聞こえる嬰ニ短調にするために必要な#を追加したと疑っているそうだ。この三声のフーガは曲集全体のなかで最も精巧で厳密に構成された作品の一つであるという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-853/

Bach - WTC I Prelude and fugue in E-flat minor BWV 853 - Jacobs | Netherlands Bach Society