16世紀のイタリアでのバロックの勃発に伴い、作曲家は器楽曲により興味を持つようになり、その主なジャンルはカンツォーナ(様々な拍子のソロあるいはアンサンブルの作品であり、様々なムードを呼び起こした)であったそうだ。バッハは原型に詳細に準拠したため、殆ど練習曲のようにみえる作品になったそうだ。尚、この作品は全ての鍵盤楽器で完全に演奏できるそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-588/
●ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典によれば、カンツォーナは「多声歌曲のシャンソンが母体となっており、鍵盤用カンツォーナはフーガへ進み、器楽合奏用カンツォーナは次第に多楽章のソナタへ向った。」そうだ。
Bach - Canzona in D minor BWV 588 - Schouten | Netherlands Bach Society