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Belle(ベル)2実験開始

2018-04-26 | つぶやき

高エネルギー加速器研究機構は大型の円形加速器(1周約3km)を使って光速近くに加速した電子と陽電子を衝突させて宇宙誕生直後の世界を再現し、宇宙の成り立ちの解明を目指す「Belle(ベル)2実験」を開始したそうだ。宇宙誕生直後は粒子と反粒子が同量あったが、現在の宇宙は粒子(物質)だけが存在する。その理由は良く分かっておらず、Belle2実験では、電子と陽電子を衝突させて、別の粒子・反粒子ペアを発生させて、それぞれが崩壊する様子を測定して、粒子だけが残った謎の解明に挑むという。●前身のBelle実験では、2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林、益川博士の理論(CP対称性の破れ)を実証したが、この理論だけでは現在の宇宙の姿を説明できないそうだ。Bell2実験では、加速器と測定器を約340億円かけて大幅に改良し、従来の40倍の頻度での衝突を可能にした他、粒子の崩壊を観測する性能を高めたそうだ。 ⇒ 4/26読売新聞夕刊
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