を読んだ。著者は脳神経外科のドクターで、北京五輪の日本代表水泳チームはこの先生のアドバイスを取り入れて良い成果を収めたそうだ。脳に悪いとは脳が能力を発揮できないことを意味している。脳の仕組みに立脚して悪い(良い)習慣を説明しているので説得力がある。脳には「自己保存」と「統一・一貫性」という2つの習性があり、これが前面に出ないようにすることがポイントのようだ。指摘している習慣自体は従来から良い/悪いと言われてきたことを再認する事項が大半で特に違和感はないが、実際には分っているけどできてない事も多い。コツコツ型より集中型が良いとか、だいたい終わったと安心してはいけないなどの指摘は興味深い。脳に悪い習慣を意識して減らしていきたいものだ。